テラーノベル
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その日は異常だった。
ちょっと離れた地域の全滅報告と出動指令が出た。
現場についた頃には彼女は居なかった。
そして異形の怪人の側には、
私の憧れた赭色の彼女が横たわっていた。
怪人は干渉を受けない遠距離から
魔法で攻撃し少しずつ削り、
なんとか時間をかけて倒すことができた。
誰も居ないときで良かった。
こんな完璧じゃない姿を見せられない。
彼女に声をかけても反応はない。
目は遠い何処かを見つめているようで焦点が合っていない。
たまにうわ言のように何かを呟くが、聞き取れない。
何をしてもただただ時間が過ぎていく。
どんどんと頭の中が焦りに支配される。
「ねぇ、起きて、おきてよ…」
我を忘れて強く彼女の肩を揺さぶると、
消化が終わっていないカップ麺らしき
モノがスケレイトの口から酸っぱい匂いとともに流れ出てきた。
何かが壊れる音がした。
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#挿絵
KEY-STU
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tumugi👼❤️🔥
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コメント
1件
うわ、第5話…すごく重かったです。憧れの赭色の彼女が、異形の怪人のそばに横たわってて、声かけても反応なくて、うわごとだけ…。必死に肩揺さぶったらカップ麺を吐き出して、何かが壊れる音。もう、その「何かが壊れる音」が読んでるこっちの心にも響きました。焦りと無力感がひしひし伝わってきて、胸がぎゅってなった…。続き、気になります。