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鏡に映る輝く金髪のロングヘアーで、海が透き通ったような目の小さい女の子…
そう、それが私…グラビアス・ア・フェルナ5歳。 非常にランクの高い貴族の娘だ。
そして私は今、前世の記憶を取り戻した。私は前世で二十歳に亡くなり、この世界に来た。
「神様が私にもう一度、命をくれたんだわ!」
私は大きくガッツポーズをする。
「お嬢様!起きてください!」
廊下から声と足音がする。足音がだんだん近づいてくる。
やばいこっちに来た。
焦る私は急いで扉の前に立った。行き良いよく扉が開けられる。
「お嬢様!早く起きて…て、えー!お嬢様⁉︎」
「おはようユナ」
笑顔で答える私。それに驚いたユナは腰を抜かして倒れる。「お嬢様。お嬢様が…」とブツブツ呟く。
やりすぎたかな?まあ昨日までユナが起こしに来ないと起きられなかったもの。それに私は挨拶もしなかったもの。
「大丈夫?」
私は腰を抜かしたユナに近づいて肩に手を置いて心配する。
「ごめんね」
ユナはハッとした顔で立ち上がり服についたゴミをはらって冷静になる。
「大丈夫ですよ。お嬢様」
私は少し安心した。
「お嬢様は今日は私が来る前に起きてられましたね。すごいですお嬢様、私感動しました」
ユナは涙を流しながら笑顔で言った。
「あ、ありがとう?とりあえずこれ…」
ハンカチを渡す。ユナはハンカチを取って涙を拭いた。
「ハンカチありがとうございます!洗って返しますね」
「ええ…」
「お嬢様、嬉しいことなどありましたか?」
私は頷く。
「私のことを泣いて喜んでくれる事が嬉しい」
私の言葉を聞いてまた涙が流れている。
「お嬢様〜私はすごく嬉しい限りです!」
私は笑顔で返した。ユナはハンカチで涙を拭いてポケットにしまった。