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エーミール愛されです。
※転生ものです。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
『無能と蔑まれ隣国に送られた私、実は現代知識の天才教授だった件 〜帝国の怪物たちが離してくれません〜』
ー第十章 女神の休息ー
エーミールは自室のデスクに向かい、いつも通りペンを握っていた。
em「…ん?」
エーミールは怪訝そうにペンを持つ自分の手を見つめる。
昨日、初めて銃を撃った反動で少し腕が疲れているだけだろうか。指先にどうにもうまく力が入らない気がした。
em「…気分転換、しますか……」
昨日工房に届けようとして残っていた書類を抱え、廊下を歩いていると、向こうから歩いてくる鬱先生の姿が見えた。
em「あ……お疲れ様です」
声をかけると、鬱先生は「エミさんおつかれー」といつもの調子で手を挙げかけたが、エーミールの顔を見た瞬間にその動きをピタリと止めた。
怪訝そうに眉をひそめ、至近距離まで歩み寄ると、じっとエーミールの顔を覗き込んでくる。
ut「……なぁ、エミさん」
em「……どうしましたか?」
鬱先生はエーミールの言葉を待つ間もなく、自身の額をエーミールの額へと、そっと優しくくっつけた。
em「ん……大先生…?」
エーミールは拒絶することもなく無抵抗のまま、至近距離にある鬱先生のどこか真剣な瞳を見つめた。
ut「……やっぱしな」
鬱先生が小さく呟き、名残惜しそうにゆっくりと額を離し優しく微笑んだ。
ut「……部屋戻ろっか、エミさん」
em「…え?……でもこれ……」
大事そうに書類を抱えるエーミールから、鬱先生はその束を事も無げにひょいと取り上げた。
ut「んなの、俺が行ったるから…な?」
鬱先生はエーミールの肩を優しく抱き寄せ、部屋へと進路を逆戻りさせる。
どこかふわふわと足元の頼りないエーミールを、鬱先生は横から倒れ込まないようしっかりと支えた。
部屋に戻ると、手際よく楽な服装へと着替えさせられ、そのままベッドへと誘導される。
em「……大先生?」
ut「ん? ええ子にしっとってな?」
ポンポン、と子供をあやすように頭を撫で、鬱先生は部屋を出ていった。
少しすると、静かな足音とともにしんぺい神が部屋に入ってきた。
sn「エミさん、お疲れ様」
em「……お疲れ様、です」
sn「……ちょっと見してや?」
しんぺい神がベッドの脇に腰掛け、優しく脈をとり、首筋や喉の様子を一通り丁寧に診察していく。
やがて、しんぺい神の緊張していた表情がふっと柔らかく和らいだ。
sn「うん……ただの発熱かな」
em「…ね、つ……?」
エーミールが微かな声で呟いた。
熱と言われて初めて自覚したのか、急激に身体のだるさが重く押しかかってくる気がした。
sn「これからもう少し上がるかもね」
「あとで薬持ってくる」としんぺい神は優しく微笑み、エーミールに布団を深く被せる。
そこへ、書類を無事に工房へ届け終えた鬱先生が戻ってきた。
ut「ただいまー、ちゃんと大人しくしとった?」
em「大先生……書類、ありがとう、ございます」
ut「気にせんでええって……で、どないやった?」
sn「疲れ熱かな?」
ut「そうか……ほら、エミさんゆっくり休みや?」
鬱先生に優しく頭を撫でられて、エーミールは重たくなった瞼を閉じた。
しばらくすると、部屋にはスースーと静かな寝息だけが聞こえてくる。
エーミールが完全に深い眠りに落ちたのを確認して、鬱先生がぽつりと呟いた。
ut「ほんまに……ただの熱やんな?」
sn「大丈夫、ただの熱だよ」
「毒でも聖教国の魔術でもない」としんぺい神が鬱先生を見て真っ直ぐ答える。
それを聞いた瞬間、鬱先生は「っはぁ〜……」と緊張の糸が切れたように息を深く吐き、椅子に腰を下ろした。
ut「よかったぁ……マジで焦ったわ……」
背もたれに深く体を預けると、 心底安心したような笑みを浮かべながらエーミールに視線を戻した。
ut「……あん時以来やな、熱出すの」
sn「せやね……あん時はよう生きとってくれた」
聖教国からボロボロになった身体で怯えきっていた頃を思い出しながら、しんぺい神は水で絞ったタオルを頭に乗せる。
sn「ずっと気張ってたんやろね……無意識かもしれんけど」
ut「……そりゃ急にこんな世界にきて、あんな目におうて…言葉も分からんくて……」
鬱先生は呟きながらエーミールの部屋を見渡す。
書き殴られた手帳、付箋の飛び出した本。
この国のために、自分たちのために尽くそうとしてきた愛おしい痕跡があちこちに残っている。
ut「……やっと俺らに甘やかされる覚悟出来たんかな」
sn「ふふ…せやかもしれんね」
ここは安心していい場所だと頭では分かっていながら、エーミールは無意識に心を張り詰めていた。
この熱は、ここが本当の意味で安全な居場所なのだと、彼の心が理解した証拠でもあった。
コンコン_
静かな、けれどどこか焦りの滲むノックが響き、扉がゆっくりと開いた。
kn「……エミさん、どないや?」
いつもの大声はどこへやら、ひそひそとした声でベッドを覗き込んでくる。
手には、氷の詰まった大きな袋と何枚もの綺麗なタオルが抱えられていた。
ut「大丈夫、ただの疲れ熱や。今はぐっすり眠っとる」
鬱先生が声をかけると、コネシマは「そうか……」と、胸のあたりで本当にホッとしたように大きな息を吐き出した。
kn「ただの熱でよかったわ……いや、よくはないんやけど、もっと悪いもんやったらどないしよかと……」
コネシマは手際よく氷嚢を作ると、エーミールの額のタオルとそっと取り替えた。
ひんやりとした刺激に、エーミールが眠ったまま「……ん……」と小さく吐息を漏らす。
kn「……はよ元気になってや」
コネシマは、エーミールの布団から少しはみ出ていた手をそっと中へと戻した。
やがて夕刻が訪れ、部屋の窓が茜色に染まり始める頃、しんぺい神の言葉通り、エーミールの体温はじわじわと上昇していった。
em「……ん……、あ、つ……」
エーミールは久しぶりに味わう本格的な熱の重さに、小さく身悶えする。
コネシマがそっと温まりきった氷嚢を外し、額に手を当てる。
kn「……あっついな」
コネシマが心配そうに呟くと、エーミールの長いまつ毛が揺れ、瞳がゆったりと持ち上がった。
熱に潤んだ焦点の合わない瞳が、至近距離で自分を覗き込むコネシマの姿をぼんやりと捉える。
em「コ…ネシマさん…」
コネシマが熱を逃がすように、そっとエーミールの真っ赤になった頬に大きな手を添えた。
kn「おう、俺やで。しんどいな…」
先程まで冷水で氷嚢を作り直していたコネシマの手は、驚くほどひんやりとしていた。
その冷たさが心地よかったのか、エーミールはコネシマの掌へ自分の頬をすり寄せた。
em「……つめたい…」
kn「っ!?」
不意打ちすぎる無防備な甘え方に、コネシマの全身が弾かれたように硬直した。
kn「……エ、エミさんが熱すぎるんや…で…」
コネシマはどうにか動揺を隠すように言葉を続けたものの、添えた手を動かせなくなってしまった。
ut「……おいシッマ、顔真っ赤やぞ。固まるなや」
kn「うるさいわ! お前、これ……っ、反則やろこんなん……」
そんな二人のやり取りを他所に、エーミールは添えられたコネシマの手の上に熱を持った自分の手でそっと重ねた。
久しぶりの熱に心細さを感じているのか、弱々しくも確かな甘えに、コネシマの胸が締め付けられる。
kn「……っ、分かった、分かった…ずっとこうしといたる……から」
コネシマは観念したように息を吐くと、固まっていた指先を和らげ、エーミールの熱い頬を包み込むように優しく撫でた。
その横で「ずるいわ……」と、鬱先生が本気で悔しそうに頭を抱える。
その光景を見守っていたしんぺい神が、クスクスと笑いながらエーミールと目線を合わせる。
sn「……エミさん、薬飲もうか」
しんぺい神は粉薬を甘い飲み物に溶かし、ストローを差すとエーミールの口元へ運んだ。
エーミールは朦朧とする意識のなかゆっくりと飲み干すと、細く長い息を吐き出した。
em「……みなさん……すみ、…ま…」
言いかけたエーミールのカサついた唇を、鬱先生の指が優しく制した。
ut「謝らんでええよ。しんどいときはしんどいでええんやで」
kn「せやで、他のみんなも美味いお粥作るって張り切っとる。みんなエミさんのこと大好きなんやから」
その二人の言葉がじんわりとエーミールの胸の奥まで染み渡り、上がっていく熱の痛みを優しく包み込んでいく。
sn「……ほら、お粥楽しみにしてもう少し寝ようか」
しんぺい神がそっと額の氷嚢を置き直す。
薬が効いてきたのか、エーミールの荒かった呼吸が少しずつ穏やかなものへと変わっていく。
sn「おやすみ、エミさん」
怪物たちの確かな体温と愛情に見守られ、エーミールは再び深く心地よい眠りの中へと落ちていった。
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続きを心待ちにしておりました! コネさんが不意打ちにやられてるのとても良いですね… これからも楽しみにしています!
布
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