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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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恋人が死んだ。付き合って一ヶ月も経たない関係だった。それでも愛し合っていた。告白は約一ヶ月前不思議な手紙が送られてきた。

「好きです。付き合ってください。

ランス」

これだけの事が書いてある紙。ただの紙切れ。でも、この紙切れをみた瞬間、俺はバカみたいにはしゃいで喜んだ。ここからアイツとの交際が始まった。付き合って一週間後。デートすることになった。キレイな橋がかかっている場所をアイツは選んだ。人気の無い。緑に包まれた空間を。そこで一緒にバカみたいな話しして、バカみたいに笑って。たまには甘い口づけをしたり。すごく楽しかった。今までの人生嘘かのように。価値のある時間だった。でも、先日、アイツが死んだ。元々居なかったかのように姿を消した。最初は信じられなかった。事故ったなんて。あんな用心深いヤツが事故ったなんて。ジョークだと思った。いや、思いたかったの間違いかもしれない。真っ黒なスーツを着て、死化粧でも似合ってしまうアイツをみて、信じれなくて、受け入れられなくて、涙なんて出てくる暇もなかった。葬式が終わり、やっと受け入れた。アイツは死んだって。もう、戻って来ないんだって。受け入れたと同時に涙が少し溢れた。

「なんで泣いてるんだよッ…」

なんで…なんでこうなったんだよ…誰が…こんな結末を用意したんだよ…そんな事を思い、感情の整理も付かず、がむしゃらに布団をかぶり、寝れぬ夜に飲み込まれていった。小さく小さく呟いた。

「………………、」

と、聞こえるはずのない声で。

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