テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

3時限目は数学。私の嫌いな教科のひとつ。

この授業に机やノートに落書きをするのはいつものこと。

紫『︎︎ヒソ…〇〇、!』

隣の席から小さな声で名前を呼ばれる。

「あ、紫耀か。どしたの?」

紫『いーや、何してるのかなって思って。』

私は彼に今描いてる絵を見せながら答える。

「いつもの落書き。今日は上手く描けそう。」

紫『上手いねー俺も書いてみようかな〜』

そう言うと彼はノートに熱心に落書きをする。

私は横からその様子を眺める。

そして5分後、彼はペンを置いて絵をこちらに見せてきた。

紫『どう〜?見てー!なんだと思う? 』

「んー…何描いてるかわかんない(笑)」

紫『それひどくない?笑 ドラ〇もん なんだけど笑笑』

と苦笑いを浮かべながら話す。

「いやそれ原型とどめてないから笑笑」

するといきなり先生に怒鳴られる。

「おいそこ!うるさいぞ。! 」

「すみません…。。」

思ったよりも声が大きかったらしい。

先生に注意され前を向き、板書してる風に見せかけて落書きの続き。

すると机の上に折りたたまれた付箋が置かれた。

ちらりと隣を見ると紫耀はニヤニヤしてこちらを見ている。

付箋を広げると 「怒られちゃったね笑」の一言が書かれてあった。

私はそのコメントの下に「誰のせいよ笑笑」と書く。

そして付箋を紫耀の机に置いた。

内容を見た彼は自分を指でさし先生にバレないように笑う。

また新たに付箋に書かれた文字。

紫「︎︎俺なんもしてないんだけどな笑笑」

確かにそうだけどあのドラ○もん見て笑わない人なんてきっといない。

そのくらい面白い絵を描いたのは紫耀なのだから、彼の責任。笑

付箋に書いて会話を続ける。

「後で友達にもそれ見せていい?笑」

紫「無理ー 絶対笑われるじゃんー」

「いーじゃん笑」

紫「○○だから見せたのー 」

「そーいうの気軽に言ったらみんな勘違いしちゃうから気をつけた方がいいよー笑笑」

紫「好きな人ならいいよね?」

「うん、笑 」

紫「なら問題ない。」

いつものようにニコニコ顔の彼。

もしかして自覚がない感じ?

「紫耀、ほんとに勘違いするって笑笑 」

紫「すればいいじゃん、勘違い。

好きな人ならいいんでしょ?」

言われた瞬間視線を逸らす。

きっと今もの凄く顔が赤くなってるから。


ねぇ紫耀、その言葉。

これ、私期待していいやつですか、?







loading

この作品はいかがでしたか?

16

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚