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第5話｢前日｣
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ご飯も食べ終わりお昼休みもそろそろ終わる時間になった
教室に戻るかぁと思っていたら
ｺﾝｺﾝ
しに｢失礼します｣
しにがみがきた
『あれ？しにがみどうしたの？』
しに｢ぺいんとさん！元気になりました？｣｢迎えに来ましたよっ｣
『あぁ、ありがと、、』
しに｢元気ないですけどまだ体調治ってないですか？｣
『いや、体調は大丈夫なんだけど、、』
しに｢そうですか、話聞きますよ！｣
｢はやくかえりましょ！｣
そう言いながら俺のカバンを差し出してきた
俺は戸惑った
『え？午後の授業は？』
しに｢え？先生が朝言ってたじゃないですか｣
｢今日、午後の授業は無くなるよーって｣
『えっ！がち？』
しに｢ガチです！みんな帰り始めてますよ！｣
｢というかみんなもう帰っちゃってます｣
ぼけーとしながらしにがみの話を聞いていると
行きますよっ！って言われて無理やり引っ張られた
今日らっだぁ先生の授業してる姿見えなかったなぁ
帰り道
しに｢元気ないみたいですけど何かありました？｣
『いやぁ、さ、聞いてよっ』
しに｢はいっ！どうしましたか？｣
『昼休みらっだぁ先生と2人きりで話したの』
しに｢はいはい｣
『それでさ、昨日泣いてた理由聞かれたからめっちゃめっちゃ勇気出して昨日泣いてる理由ホントのこと言おうと思ったんだけど』
『勇気出して言おうとした瞬間、らっだぁ先生呼び出しくらっちゃってさ』
『結局言えなかった』
しに｢あらら、でも言おうとしたのがすごいんじゃないですか？｣
『そうかもだけど、もう言う勇気無ぇー』
しに｢いや、ぺいんとさんならいけますよっ！！｣
『いけるかなぁ』
しに｢あ、ぺいんとさん明日の休み予定何かありますか？｣
『特にないけど』
しに｢ともさんと遊ぶ日明日になりました！｣
『えっ、めっちゃ急じゃん』
しに｢ぺいんとさんダメでしたか？｣
『ダメじゃないけどともさんは大丈夫だって？』
しに｢ともさん忙しいみたいで丸一日遊べるの明日くらいしかないみたいなんです｣
『あー、なるほどね』
『どこで遊ぶの？』
しに｢沢山話し合った結果！｣
｢遊園地行くことになりました！｣
『おーー！3人で行くの結構楽しそう！』
しに｢ですよねっ！！！｣
｢ちなみに時間は朝の9時から夕方の5時までです！｣
『結構長っ』
しに｢えっ！？長いですかね？｣
『まぁ、みんな楽しく遊んでればすぐ過ぎるかもね』
しに｢ですよねっ！！｣
『てか、しにがみ結局ともさんに告るの？』
しに｢っえ、、ぺいんとさんがしたら、！｣
『もしかしてひよってる？』
しに｢でも、さすがに初めて遊びに行くのに告白は、、、｣
『確かに、まぁ焦らすだね』
しに｢そうですね！｣
しに｢僕こっちなんでまたあした！｣
『ん、ちなみに明日どこ集合？』
しに｢駅前です！｣
『了解、またねー』
しに｢寝坊しないでくださいね！またあした！｣
そう吐き捨ててしにがみは家に帰っていった
俺も好きな人と遊びたい
まぁ俺の場合はしにがみとは少し違うから叶わないけど
告白しなくて良かった
してたら絶対もう話せなくなる気がした
恋は焦らず
誰かが言ってたな歌だったけ？
とにかく焦らず慎重に頑張ろ
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次回｢楽しみ｣金曜日更新(たぶん)
コメント
6件
٩( ᐛ )وうへぇ
先生と生徒だからなぁ、続き楽しみ✨
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