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眠る時は何も考えない方がいいけど
やっぱり頭から離れない
彼はもう眠りに落ちているようだ
俺は彼を起こさないようにそっと布団から出る
現在時刻は深夜の2時
昔から早寝早起きを徹底していたから深夜に起きているのはまだ慣れないけど
とても儚くて、この世界には自分以外誰もいないような感じがする
kn「ちょっと借りるね…」
彼が読んでいた”人間失格”
自分ももう読んだから内容は知っているけど
もう一度目を通す
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一睡もせず次の人朝を迎えた
今日は彼に聞かなくちゃいけないことがある
kn「スマイルおはよう、よく寝れた?」
sm「はい、」
まだ昨日のことを覚えているみたい
別に緊張とかしなくてもいいのに、とか思う
kn「今日はどうする?家にいてもいいしまた出かけてもいいし」
sm「じゃあ今日は家にいときましょ」
彼はなにか察した顔をして答えた
もう言おうとしていたことがバレちゃったのかな
言葉には意味がたくさんあるものもある
似ている意味のものもあれば全然違う意味のある言葉もある
だから察してくれたのはとてもありがたい
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今日はずっとふたりで過した
初めて家に呼んだ時にやったゲーム
ちょっと前までは話したことなんて一度もなかったのに
すっかり仲良くなって
お互い好きで
とても嬉しかった
だからこそ、今日言わないといけない
今がいちばんのチャンスだから
彼は
「……人に言ったことないんですけど、20歳までには死にたいって思ってます」
そう言っていたけど、俺は彼を幸せにしたくない
……もし、それが彼の幸せならば、だけど
俺は緊張しながら彼に問う
kn「ねぇ、スマイルってさ、もう、」
sm「俺はもう大丈夫です」
と彼に言葉を遮られる
kn「……じゃあ言うね、スマイル、俺は…君のことが大好きです」
「…だから、俺と心中してください」
sm「…はい、喜んで」
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心中
意味②
ある物事や人物と運命を共にすること
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ここまで見てくださって本当にありがとうございました!
小説を考えるのはとても難しかったですが楽しいので続けようと思います
まだまだ下手なので練習していきます✨️
♡、コメントくださった方本当にありがとうございます‼️モチベになってました‼️