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episode1〔始まりの朝〕




如月side

涼花「あーぁ、ホームルーム出ないの?

ベンチで寝っ転がってる私に話しかけてくる

『………めんどくせぇ。』

涼花「なんか去年もこんなこと、あったような 気がする〜。」



私に話しかけてくるのは、柊 涼花ひいらぎ りょうか

私の親友。

私のことを理解してくれているのは涼花しかいない。


涼花「ねえ〜、新しいクラスになる新学期だよ〜?先生も変わるし〜?」

涼花「高校生活最後なんだから行こうよー?ホームルームくらい。」

『だから、行くのがめんどくせぇつーの。』

『どうせ、私が教室入ったら不良だが何だか言ってうるさくなんだろーがよ。』

涼花「てか、今回も私と𓏸𓏸同じクラスだよ?

そう、こいつとはずっとクラスが同じ。

これこそ運命共同体なのかもな。

『先行っとけ』

涼花「おけ〜!さすがに始業式は来てね?ばいばーい!」

そうして、涼花は私のいる場所から離れていった

空を見ると、快晴。

快晴な空は嫌いだ、

“汚い”私にずっと光を見せてくる

そんな所が嫌いだ。

自分は明るそうな面しといて、落ち込む時は落ち込むくせに。


『……始業式始まる。』

そう思い、私は寝転んでいた体制を起こした

𝙉𝙚𝙭𝙩 .

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