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完結おめでとうございます🎉お疲れ様でした✨
このシリーズ完結しましたね✨ 主さんお疲れさまです!
『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
FINAL BLOOD 主様、俺の気持ちを受け取ってください。
〜ハウレス編〜
コンコンっ。
『主様。俺です。ハウレスです。』
『!』
私はドアを開ける。
ガチャ
『来てくれたんだね、ハウレス。』
『はい。メッセージありがとうございます。』
『ふふ、よくわかったね。』
『甘いお菓子が好きなのは俺ですから。それに……。この犬型のクッキー……俺の為に作ってくれたんですよね?』
『うん。ハウレス犬好きだし。』
『それですぐ分かりました。俺を選んでくれたんだって。』
ハウレスは私の目を真っ直ぐ見つめる。
『本当に俺でいいんですか?』
『ずるいよハウレス。分かってて聞いてるでしょ。ハウレスじゃなきゃ嫌。』
『主様…。分かりました。』
俺は燕尾服の羽織を脱いで床に落とした。
バサッ
『わっ!』
軽々と抱き上げられ、ハウレスにベットに押し倒される。
ドキン、ドキン…ッ。
『っ…。』
『俺も初めてですから…ゆっくりしましょう。』
『う、うん…。』
チュッ
ハウレスは私にキスをする。
『ん、ふ…っ。』
舌を絡めてキスは激しくなる。
『は…っ。顔が赤いですね…。ふふ、気持ちよかったですか?』
『う、うん…っ。』
シュル…っ。
ハウレスはネクタイを外した。
そして、シャツのボタンに手をかける。
プチプチ…っ。
白いシャツの中には洗練された肉体美がほのかな灯りに照らされ、私を更にドキドキさせた。
『っ…。』
『…主様。』
『ん…。』
私はこくんっと頷く。
シュル……。
ナイトドレスのリボンを解き、あらわになる白い肌にハウレスは牙を立てた。
カプッ
『んっ。』
ゴクッ…ッ。
『甘いですね…。もっと欲しいです…。』
『んぅ…ハウレス…っ。』
『可愛いですよ。主様。』
『ハウレス……っ。』
ギュッとハウレスの腕を掴む。
『もう、私、欲しい……っ。』
『っ……。ですが…主様は……。』
『大丈夫……。私も今すぐハウレスが欲しいの。』
『…。』
その言葉で理性を壊すのは充分。
『分かりました。』
グイッ
前髪をかきあげ、舌なめずりをする。
『主様が満足するまで愛してあげます。』
『ん、ふ…ぁ。』
『主様、俺の気持ちを受け取ってください。』
『っ、ん…っ。ァ、ダメ…ぁ。』
『可愛い…です。主様。』
チュッ
ハウレスはほっぺにキスをする。
『ん…ハウレス、手、握って…?』
『はい。』
ギュッと手を繋いでベットに押し付ける。
『大好きです。主様。』
『私も――。』
お互いにキスを交わしてそのまま眠りにつく。
『ふわぁ…あれ、ハウレスもう居ない。』
(いつも早起きだしな…。でも、もう少しだけ一緒に居たかったな。)
ガチャ
『す、すみません。起きてたんですね。』
『ハウレス?どうして…。』
『ロノに朝ごはんを作ってもらったので部屋に持ってきたんですよ。手軽に食べられるサンドウィッチです。昨日は…その、無理をさせたので。ベットから出られないんじゃないかと。』
『あ、えっ、それは…///』
『…と、とにかく。持ってきましたから。食べられますか?』
『ち、違うの。起きたらハウレスが居なかったから、もう少し居たかったな…なんて。』
『主様…。分かりました。食べ終わるまでここにいますよ。』
『ありがとう。 』
ハウレスは私の傍に寄り、私の食べてる姿を見て微笑んでいた。
~𝐄𝐍𝐃~