其の三
つかさ、、なんで俺をここに、、
いや、今はそれどころじゃ無い。
この世界にヤシロを……
「閉じ込めておかないと。」
俺は教室に戻ろうとした。
その時―
?「あまねっ!!」
普「…?!つ、つかさ、?!」
つかさ「やっほー!!また会えた!!」
普「…あっ、つ、つかさ、?」
つかさ「んー??」
普「な、なんでここに俺を…?」
つかさがしばらく無言でこちらを見てくる。
俺はやばい事を言ったんじゃないかと不安になり、手汗が止まらない。
普「つ、つかさ…?」
つかさ 「ん、あ、ごめんごめん」
つかさ「理由かーーんー、特にないかな!!」
普「…は、?」
つかさ「まあ、でもさ!ネネ?この世界に居ないともうすぐ死んじゃうんでしょー??」
つかさ「じゃあいいじゃん!!あまねも嬉しいーでしょ!!」
普「嬉しい…けど…」
(きっとヤシロはこんな事望まない。分かってるそんな事。分かってる。)
つかさ「あっ、ホームルーム?始まるからまたねっ!!」
普「あ、!ちょ、!」
(結局つかさは理由を教えてくれないまま自分の教室へと戻っていってしまった。)
普「俺も戻るか、」
(仮に俺がヤシロをこの世界へ閉じ込めたとして、俺は現実の世界へ戻らないといけない。完全に四番を信頼する形になる。まあ、出来なくもないか、四番が協力してくれたらの話だけど。そうだ、、あの搭、、ヤシロを閉じ込めておくのに都合が良さそう。)
ごめんねヤシロ。でもこれは―
「君を守るため」
「君を失わないため」なんだ。