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檻の中の苺
エピソード14
今日こそ…今日こそ言うんだ…!!
ブルー
「あの…さ、シルバー。」
レッド
「…ん?なに?」
ブルー
「その…俺たち、電話番号は知ってるけど、連絡先は交換してなくないか…?」
ぼやけた視界なのも含め、どこを向いたらいいのか分からずキョロキョロしながらスマホを両手で転がす
レッド
「あぁ…!そういえばそうだったね…!
僕、たまに仕事で約束した時間に間に合わないときもあるし…連絡できたら便利だよね…!」
その返事を聞いて、ほっと胸が落ち着く
ブルー
「そのために俺、スマホを操作する練習もしたんだよ」
レッドとブルーの個人連絡先欄に、それぞれ最初の1人目の連絡先が登録された
その日の夜。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
< シルバー
<これちゃんと送れてる?
送れてる>
<よかった〜!
<ブルーはもう寝るの?
まだ。いつも遅くに寝ることが多いから>
<じゃあ僕ももう少し起きてようかな!
ーーーーーーーーーーー
1つメッセージを送り、1つメッセージを受け取るたびに心が跳ねる。メッセージを読み上げる機械の声は単調なのに、同時にシルバーの声も聞こえてくる気がして思わず口元が緩む。
ーーーーーーーーーーーーーー
< ブルー
これちゃんと送れてる?>
<送れてる
よかった〜!>
ブルーはもう寝るの?>
<まだ。いつも遅くに寝ることが多いから
じゃあ僕ももう少し起きてようかな!>
<一緒に夜更かしだな
ーーーーーーーーーーーーー
特になんでもない会話なのに、送られてきたメッセージを何度も何度も読み返してしまう。ブルーと直接会わなくても話せることが嬉しくて、返事を送ってくれるのが嬉しくて、気づけば両足をベッドの上でパタパタと揺らしていた。
それからも、たびたび連絡をとったり一緒に笑って楽しむことが増えていった。
僕は、こんなにも胸が熱くなる日々を送るのは初めてだった
俺は、こんなにも心から笑える日々を送るのは久しぶりだった
コメント
1件
ブルーがスマホの操作を練習してまで連絡先を交換したいと思った気持ち、すごく伝わってきました…!「特に何でもない会話」なのに何度も読み返したり、ベッドの上で足をパタパタさせるシルバーが可愛くて、思わずこっちまで微笑んじゃいました。お互いが「こんな日々は初めて」「久しぶり」と感じているのが、この関係の特別さを物語っていて、じんわり温かい気持ちになりました🌷
ましゅ
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