テラーノベル
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YOUHIANI
・18歳以下の方は閲覧注意
・nmmnルールを知っている、守れる方のみ閲覧下さい
・人を選ぶ表現があります
・ピエロに関するネタバレ注意
・バッドエンド世界線
「誰かいないか?」
地面に転がっていた酷くひしゃげた無線機を手に取り、パサついた唇に近づける。
「……無視かぁ?全く、無線には答えろって教えないとな…なんて、」
無線から返事が返ってくることは無い。当たり前だ。この街と市民は既に壊されている。
ある時、この街の市長、山下ひろしによる世界の統一という企みを聞きつけた市民たちは怒り、市に対するデモが起こった。しかし、「笑わない市民はいらない」と市長が街を統べる為の力を行使。その結果、心あり市民たちの心を抽出、強奪される事件が相次ぐ。対抗策として警察と救急隊の合同作戦会議などが行われたが身体を乗っ取られたダン市長補佐やかな市長補佐によって致命的な被害をこうむる事となり最早、再起できないほどに崩壊させられた。
「クソッ……眠、い…」
ぼんやりとした頭で同僚たちのことを思い出す。市からの襲撃を受けた直後、署長やキモ先、煉先輩たち署長陣は我ら警察や救急隊を逃がすための時間稼ぎを買って出て、その場に残ったが、その後いくら時間がたっても連絡がつくことは無かった。街が大変な時に救急隊が休めるわけもなく、救助に向う救急隊を護衛する役割として出向いた後輩たちとも次第に連絡がつかなくなっていった。
諦めたくない。死にたくない。我にはまだやり遂げなければならないことが沢山残っている。そう強く思えば思うほど、意思とは対照的に指の先は冷たくなり、心と体がゆっくりと剝がされていく感覚が身体を支配していく。カタンッと手のひらから無線機が零れ落ち、いよいよ逃れられない運命を自覚する。
「皆……どうか…」
どうか、目が覚めた先では幸せに、またいつも通りの生活が目の前に広がっていることを。
繝九ャ繧ッ繧ケ繝ェ繧「はゆっくりと眠るように瞼を閉じた。
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