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1 - 1_『酒から始まる恋』

♥

233

2025年02月15日

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早速リクエスト頂きました👇🏻

「ニキまち/女研飲み会/からのお持ち帰りの流れ」


雰囲気です

※卒業後のお話設定

✧• ───── ✾ ───── •✧


何がどうしてこうなった


ここは私の家であり今寝ている場所も私のベッド

そこに間違いは無い

問題は私の服が乱れていること、そして




_隣にニキニキが寝ていることだ






久しぶりに集まった女研メンバーとの飲み会

いくら活動者とは言えどそこまで顔出ししていないので、バレないだろうと客もそこそこ来る居酒屋に来た


卒業後も友達として接してくれたメンバーには心から感謝した

卒業したら縁が切れるのは当たり前と思っていたため、こうして飲み会する機会が設けられるとは思っていなかった

女研は心が広い、勝手に入学して勝手に卒業した私を許すほどに


💛「まーちこ、何浮かない顔してんの?」


「ニキニキ、何も無いよ」


💛「そーか?じゃ、グラス持て持て。乾杯すんぞ」


「ういーす」


🩷「ニキニキ、注文来たよ〜」


‎🤍「乾杯しやすかー」


💜「だれ乾杯の言葉言う?」


❤️「ここはニキくんじゃない?」


💛「俺かよ〜じゃ、行くぞ?女研何度目か分からない飲み会開催!!カンパーイ!!」


「かんぱーい!!笑笑」


‎🤍「名前長ぇな!!乾杯!!」


🩷💜❤️「「「かんぱーい!!」」」


楽しい、好きだ

この時間が何よりも


酒も進み、話も盛り上がり、最高潮に達した飲み会

成人男性と成人女性が集まると酒が進むペースが早くなるのも仕方の無いこと

この日も私は制御が出来なかった

これは言い訳に過ぎないが事実でもある

ここ以降の記憶は全くない






「えー…?私何してんの…?まさか手、出したのか?元メンバーに?えぇ…?」


頭が上手く働かない

私は元メンバーに手を出すほど酔っ払っていたのか

もしそうだったら自分をぶん殴りたい、むしろニキニキが殴ってくれ


💛「ん〜…まちこ…?」


「あっ…ニキニキ…」


やばい起きてしまった…

なんて言われるだろうか…

思わず体が強ばってしまう


💛「大丈夫か…?まちこ、体とか頭とか痛くない?」


「うぇ…う、うん」


💛「ふっ…なら良かった」


あれ、普通だ

怒ってない?それともこの状況が見えてない?

てかニキニキこんな優しい顔するっけ?

なにこれフィルター?


「に、ニキニキ怒ってないの?」


💛「は?怒る?なんで?」


「え、だってこの状況…どう考えても事後…」


💛「あぁ…笑これな、まちこ記憶ないだろ?俺が説明すっから」


「え?説明?」


💛「昨日な────────」






「まちこ〜起きろ〜?」


💚「起きてるぅ…」


「嘘つけ」


しくった…飲ませすぎた

ただでさえまちこは酒に強くもないのに、久しぶりに会えたのが嬉しくて思わず調子に乗った

そしてその結果がこれ

あまりにも罪悪感がありすぎる

しかし、飲みすぎたのはまちこだけでなく


💜「ニキニキ〜2人とも起きないよ〜」


‎🤍「やから飲みすぎるな言うたんに」


酒に弱いりいちょとキャメ

弱いくせに制御しないから毎度こうなるのだ

因みに俺とボビーはザルで、18号は顔に見合わず酒に強い

制御しなくても多少酔うだけでなんら変わりないのだ


「仕方ない、もう俺らでこいつらを片付けよう」


‎🤍「せやなぁ」


「ボビーりぃちょん家近いだろ?送ってってくれ」


‎🤍「あいよ〜おら起きろガキ、置いてくぞ」


💜「じゃあ私まちこ預かるよ」


‎「…いや、18号キャメよろしく。俺まちこのこと送ってくよ」


💜「…大丈夫なの?不安でしかないんだけど」


顰めっ面になる18号

どうやら俺は信用されてないようです


「大丈夫だって、まちこの家行ったことあるし」


💜「そうじゃなくて…ニキニキ、まちこのこと好きでしょ?お酒飲んで理性耐えられるかも分からないような人に親友のこと任せられないんだけど」


「…笑大丈夫だよ、俺そんな寝込み襲うような趣味ねーから」


💜「どうだか…取り敢えずまちこのこと任せるけど、何かあったら私が許さないからね」


‎🤍「俺も同意」


「ボビーまで?笑大丈夫何もしないよ、誓っとく」


18号に指摘されたことは間違ってない

酒飲んでいつもより頭がゆるくなってる今

好きな子を前に本性を表せずにいられるかどうかは俺も分からない

けど、それ以上に怖かった

寝込みを襲って雄の部分を見せた途端嫌われるのではないかと

だからまちこを家まで送って、ベッドに寝させるだけにしようと思ってた

そう、この時までは


タクシーを拾ってまちこん家の玄関前まで来た時、部屋の鍵を出さないといけないことに気がついた


「まちこ〜?部屋の鍵くれる〜?じゃねーと家入れんよ?」


💚「ん〜…ばっくの…なか…」


「漁っていいのか?まぁ後で謝ればいいか」


まちこのカバンを漁って何とか鍵を見つけることに成功した

ガチャ、という音がなんとも物静かな夜に響く

聞こえるのは小さな虫の声、そして馬鹿みたいにでかい俺の心音だった


「失礼しまーす…よしまちこあと少しだからな」


💚「んー…」


分かってんのか分かってないのか

さっきから曖昧な返事しよって…


「よしまちこ、着いたぞ。もう目の前ベッドだからダイブしなさい」


💚「ニキニキは…?」


「え?俺?まぁ任務完了したから帰るよ」


💚「泊まんないの…?」


「いやさすがに…」


💚「一緒に寝ようよ…」


こいつ…俺の気持ちを知らないで…

いらっとしたと一緒にクラっときた


「お前…それ以上可愛いこと言うならまじ襲ってやっかんな…」


これ以上俺を刺激ないでくれ

そんな意味を込めたつもりだったのに

何も言わなくなったまちこに背を向けようとした途端、腕を思いっきり引っ張られたと同時に抱きしめられた


💚「…いいよ、襲っても…私が許すから…」


なん…だこれ

今、なんつった?

襲ってもいいよ…?私が許すから…?


「っ…ちゃんと言質とったかんな…」


その瞬間俺の中で理性が爆発した






💛「っていう訳で」


「本っ当に申し訳ございませんでした」


💛「いや、のった俺も悪いし」


「居た堪れない!!」


思わず赤面してしまう

何言ってんだ私!!何してんだ酔っ払ってた私!!

いくら記憶に残らないからってやりすぎだろ!!

何恥ずかしいことしてんだ!!しかもニキニキに!!


💛「…嫌だった?」


「え?」


💛「俺が起きたら隣にいて、今の話聞いて、嫌悪感あった? 」

「いや全然…寧ろうれし…」


危ない、口が滑った

ていうかなんだ嬉しいって!!

ただの変態みたいじゃん!!


💛「え、うれし…かったの?」


あぁほらぁー!!

聞かれてたー!!

でも不覚にも思ってしまったのだ

起きたらニキニキが隣にいて、介護してくれたって聞いて何故か安心したし嬉しかった


「…わかんない、でも嫌じゃなかった…」


💛「ほんとに…?きもくなかったの?」


「全然!!…寧ろ私のほうきもくなかった?」


💛「いぃや全く!!まちこ普段甘えること無かったから嬉しかった」


「何それ…」


何それ、そんなの期待するじゃん

こんなカップルみたいな会話したら、期待するに決まってんじゃん…


「私の事…どう思う…?」


💛「え?」


「あっ…あぁ!!気にしないでごめん!!」


思わず溢れてしまった本音

無意識だった


「ごめん…ほんとに忘れて…」


💛「好きだよ」


「え…?」


💛「ずっと好きだよ、まちこしか見えないくらい。まちこは?」


「好き…好きっ…気づいたのはさっきだけど、それ以上に好き…」


💛「ありがとう…笑ねぇまちこ?俺と付き合ってくれませんか?」


「喜んで…!!」


こうして私とニキニキの恋物語は今、始まりました──


因みに事の詳細を聞いたじゅうはちはニキニキに説教したそうな



❦ℯꫛᎴ❧


リクエストありがとうございました🙇🏻‍♀️✨

書いていて楽しかったです


リクエストは1人1個という限りはありませんので何回でもリクエストしてくださいꉂ🤗

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

超時差コメ失礼します! おぉ……!ニキまち…… ニキまちも結構好きなんよなぁ 卒業してからの表での絡みがなくて寂しかったので、二次創作だとしても凄い見れて嬉しいです…!!! 『しろまち』とか『りちょまち』とかも読ませてもらいました!! あと他の作品も読みました! どれも最高です…✨ フォロー失礼します!!!

ユーザー

リクエスト答えてくださり、ありがとうございます!! ニキニキが好きな子に甘えたいのに甘えられない、どちゃんこに優しいタイプなのまじで好きすぎました… 本当にありがとうございます!また機会があればリクエストさせていただきますね💕︎

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