テラーノベル
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或る處に小さな夢がありました。
誰のかわからない、
それは本当に小さな夢でした。
小さな夢は思いました。
此の儘消えて征くのは厭だ。
どうすれば人に僕を見てもらえるだろう。
小さな夢はは考えて、考えて、そしてついに思いつきました‼
人間を自分の夢に迷い込ませて、世界を作らせれば良い、と。
絵本「人柱うんぴーず」
一番最初に迷い込んできたのは、わおという少女だった。
わおは勇ましく、剣を片手に冒険をした。
いろいろなものを切り捨てて、
真っ赤な道を作った。
そんなわお、は森の奥。
罪人のように閉じ込められて。
森に出来た道以外に彼女の生を知る術はない。
???「こうじゃない!違う!次!」
二番目に迷い込んできたのは、セラという少女だった。
セラは大人しく、歌を歌ってのんびりと生活していた。
色んな音を溢れさせて、狂った世界を生み出した。
そんなセラ、は薔薇の花。
いかれた男に撃ち殺されて。
真っ赤な花を一輪咲かせ、皆に愛でられ死んで逝く。
???「違う‼なんで‼こうじゃない!」
三番目に迷い込んできたのは、パア、という少女だった。
パアは幼く、綺麗な姿だった。
色んな人を惑わせて、おかしな国を作り上げた。
そんなパアは国の女王。
歪な夢に取り憑かれて、朽ち往く体に怯えながら、国の頂点に君臨する。
???「だから違うって!なんで!」
四番目に迷い込んできたのは、双子の少女。
好奇心から此処に来た。
色んな扉を潜り抜けて、ついさっきやってきたばかり。
気の強い姉、ピンと、賢い妹、鈴華。
一番理想に近かったけど、…
二人の夢は覚めない儘。
不思議の国を彷徨った。
???「あー!…もう全員いれっか‼」
わお「ぴんち〜!ええ!どういう状況!?」
セラ「ぁ、えと確か安全ピンとピンちゃんが入れ替わったような…?」
鈴華「聞いてもどういう状況か分からないでしょ。」
わお「ああ!良くなるやつネ!」
パア「そうそうそうそうのフリーレン(?)」
セラ(助けて…)
ピン「そんな事言う前に助けて〜〜〜〜〜!😩」
茶々(やっといい感じになった…!)
コメント
4件
最後ピグレットだろWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW