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友達じゃない, か。言われ慣れてることなのになんで涙が・・・!悲しくなんかないはずなのに!
「サブロー君?友達じゃないっす。あんなの友達だと思われたくないっす」
その言葉が頭をよぎる。友達と思ってたのに。
毎回そうだった友達だと思ってた奴はみんな裏切り者だった。厨二病なんか好きじゃないって。僕だって好きでこうなったわけじゃないのに!パパの仇を取るために!でも、あぁ。もう全て無駄だったんだな。じゃあもう何もしなければいいんだ。もう僕なんかいる意味なんてないから。
「サブちゃん?学校は?」ママが様子を観にくる。「休む」なんか体調がすぐれない。「わかったわ。ちゃんと寝てなさいね」ママはそうやって言う。
〜一ヶ月後〜
「サブちゃん?今日こそ学校!」「わかった行く」久しぶりに行ってみる。
〜学校〜
ついた瞬間あの言葉が過ぎる。「う、うわぁー!」階段へと走る。気づけば屋上にいた。あぁ。もう終わらせることができるんだ。屋上のフェンスに手をかけた瞬間「待つっす!」懐かしい声が聞こえてきた。振り向くとハックが涙目でこっちを観ていた。「なんで今自殺しようとしたっすか」なんでってもう終わりにすればいいと思ったから「人生無駄にしてどうするっすか!お父さんの仇取るんじゃないんすか!まだ夢があるのにそんなバカなことやめるっす!」「なんで!ハックは、僕のこと友達じゃないって!」「誰も友達以下なんて言ってないっす。」「!てことは!」「なんで気づかないっすか。バカ。」赤面顔でこちらを観てきた。僕は思わず涙を流した。「嫌われてるのかと思ったぁ〜!」泣きながら言うと、僕の頭を撫でながら「誰も嫌うわけないじゃないっすか」と、ちょっと恥ずかしがりながら言った。