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「どう?」
「あ、一応脱ぐこともできるわよ」
『え、ちょ、これ隊服、、、?』
「?えぇ」
いやえぇじゃなくて!おかしいでしょ!
『いやこれ上に通らないんじゃ、、、』
「安心して通らせてみせるから」ニコッ
『アッハイ』
きっとどんな手を使ってでも通すつもりなんだろうなぁ。(遠い目)
「似合ってるじゃない!」
「使いやすいかしら?」
でも確かに使いやすいかも。
オーバーサイズ気味だからすごいいい。
だから細かな動きはわからないしバイパーとか残しておいても隠すことができるし動きやすい。
『ありがとうございます。きっと僕に合うと思います』シュンッ(換装解除)
「百聞は一見にしかずって言うし実際戦ってみたら?」
「その前に上層部にA級になれないか、かけ合いましょ。柳沢さん私に勝ち越せるくらい強いし」
「桐絵ちゃんに勝ち越し!?すごいわね」
真っ直ぐに褒められるとやっぱり恥ずかしいなぁ。
『そ、そうですか?ありがとうございます』(៸៸>⩊<៸៸`)
「それじゃいきましょ」
「私も隊服の件でついてくわ」
『う、うん!』
あ、迅さんだぁ。絶対話してる最中でしょ。
「ちょっといいかしら、あら迅もいたの?」
「小南?ってまじか確定しちゃったかぁ」
「何か見えたのか?」
城戸司令は相変わらず無表情だね。怖い。
「実は今朝小南がその子をめっちゃ推してるって言うかプレゼンしてる未来が見えたんだけど可能性の低い未来だったから無視してたんだ。そしたら確定しちゃってたみたい。あとは折れるしかないよ」
嘘でしょ迅さん!今朝既に見えてたの!?そして可能性低かったの!?
「君は確かやな((柳沢湊隊員だったか?」
ねぇ今柳沢(やなぎざわ)って言いかけたよね。上層部が間違えないでください。
『はい。きり((小南隊員に勝ち越ししたらトリガーセットし連れてこられました。正直言って帰りたいです』
おっとつい心の声が。
「帰りたい、、、まぁ置いといて勝ち越しとは本当か?」
一瞬忍田本部長に可哀想なものを憐れむような目で見られた気がしたけど気のせいだ、気のせい。
「えぇ、そうよ。2-8で負けたわ」
「2-8!?それは本当か!?」
「つまりA級に値する実力を持つと言うことか?」
「えぇ。だからA級ソロの許可を取りに来たの」
「あと隊服の許可も取りに来ました」
「隊服?」
「はい、こんなデザインです。この隊服のいいところは、、、」
結果、「、、、わかった、どちらも許可しよう」とすっごい疲れた様子でOKしてくれました。
隊服のいいところで1時間は経ったんじゃない?執念えっぐ〜。
まぁ、途中僕も参加しちゃったけど。
それとあのあと桐絵ちゃんと何本も戦って太刀川と鬼ごっこしてポイントいっぱい稼げたんだよなぁ。
で、この人は何のためにわざわざ僕のことを待ってるの?
「大丈夫だったか!?怪我とかは!?」
『大丈夫だよ、瑞樹』
相変わらず過保護だなぁ。瑞樹は。
「湊が上層部のとこにいるって聞いて急いで来たんだ!何かされたとかは!?」
『大丈夫だって!』
上層部のことなんだと思ってるのかな。流石にそれはひどいぞ〜。
「いや、お前らどこで喧嘩してるんだよ。ここラウンジだぞ」
「喧嘩するならここでするな」
『洸くん!蒼くん!』
21歳組だ!
側から見ると結構やばいなぁ。客観的年齢が。
「「待て、何だその呼び方は」」
「良かったな、俺とお揃いだぞ」
「良くない、全然良くない。どういうつもりだ?」
いやほんと仲良いねぇ。君たち。
「なに?こいつらと結構仲良いの?どんぐらい?あいつらにも報告した方がいいかもな」スッ📱
待って待って待って、なにさらっとクラスメイトに報告しようとするの?
『ま、まって!落ち着こ?ね?だからそのスマホしまって欲しいなぁ』
「どうしてその呼び方になったんだ?」
蒼くんさっきからそれしか聞かないじゃん。
壊れたロボットみたいでちょっと面白い。
『洸くんもそうやって呼んでるから蒼くんもって思って』
「いい、その気遣いは無用だ」
『?なんで?』
理由は?
「その呼び方はやめろ、俺がやだ」
やだって!やだって言った!可愛い!
あ、そうだ。聞きたいことがあったんだ。
『僕はそう呼びたい、ところで蒼くんは擽り弱い方?』
「急に何だ」
ニヤッ
「!」(嫌な予感を察知)
ダッ
『あ!逃げないでよ〜!』
ボーダー本部全体鬼ごっこが始まったとさ。(勝者:湊)
桜樹創
隊服使った戦い方も作りたいなぁ。主犯。捕まえる側に参加してたやつ①
開発室のお姉さん
まだまだ語れるのに、、、。共犯。
小南桐絵
負けたぁ!悔しいっ!これからも何本も戦う。
上層部
疲れた、、、。被害者①
風間蒼也
捕まったのが人気の少ないところでよかった。被害者②
諏訪洸太郎
捕まったところを見たかった。捕まえる側に参加してたやつ②
鷹羽瑞樹
楽しそうだなぁ。捕まえる側に参加してたやつ③