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卒業おめでとう”
その時、俺は高校を卒業した
春からは晴れて桜が似合う彼女と一緒の大学だ。
だっさ。きんも。お前、いつまで子供遊びしてんの?。
これが、おれがグれるのをやめようと思ったきっかけだ。
元々グレてた俺は、親に迷惑をかけちゃいけないと真面目になった。真面目になった、つもりだ。
ずっと夢の中でもあの記憶がフラッシュバックして現実でも、夢でも、高校になった時から謝り続けてたそんな時、彼女がさくらの咲く道で声をかけてくれたんだ。
そこからだった、俺と彼女の出会いは。
そこから時々その道で会うようになって、でもそんな日々毎日は続かなかった。
彼女が引っ越すことになったのだ。
聞いた時は苦しかった。
離れちゃうんだなってでも
彼女が言ってくれたんだ。
“桜が綺麗ですね。”
連絡先も交換して、同じ大学の進路に決めた。その時の俺は知らなかったけど”桜が綺麗ですね”って後から調べたら、その意味が載ってて嬉しかった。
高校卒業まではあの道を使おうってそう思った。
卒業の日~
あー、緊張するw、、
俺は両手に桜とピンクベースの花が摘んである花束を大事に持ちながら、待っていた。
ーーー
あの向こうから見えるのは紛れもない、
彼女だ。さくらの似合う彼女だ。
2人は目を合わせこう言った。
“卒業おめでとう”