アカシラ(アカバ×シライ)地雷さん🔙👋👋👋
自己満
シライさんが酔っ払って る
酔っ払いシライさんは自分の解釈
自己満
〜〜〜〜〜
今日は特に任務もなく、ダラダラとすごしていた。休みの日くらいシライさんと少しでも長く居たかったが、あいにくシライさんは任務の後、飲み会があるらしい。部屋にこもってシライさんポスターを眺めるのも良かったが、クロノたちとも会いたいし本部をうろうろと歩いていた。
夜になりベッドに入る、いつもならすぐグーグーといびきをかいて寝れるのに、今日はなんだか寝つきが悪い。このままベッドにいても寝れなくイライラするから、気分転換に多目的室にいってなにか買うか、とベッドから降りた。ドアを開け廊下に出て、しばらく歩いていると向こうから見覚えがある、大好きな師匠の姿があった。が、フラフラと足がもたれている。どれだけ酔っているのか、部屋まで送っていこうと近づいた。
「シライさん、大丈夫ですか?部屋まで送っていきます…よ……!?」
ドサッと、重いものが上から倒れてくる音。
「っえ、し、しらいさ…」
「ん…あかばか?はは、あかばあ」
「……ひ、」
抱きつかれながら、赤く火照った身体を寄せてくる。ワシか誰かも分からないでよしかかってくる所に引っ掛かりを覚えたが、今はそんな事どうでもいい。シライさんが近い!!とにかく近い。ワシの首に腕を回し、体重をかけてのしっとのってくる。その重たさ、その声の甘さ、その身体。全てが自分の理性をちぎっていく。迷いながら見た目よりもがっしりとした腰に手を持っていく。
「しらいさ、お酒飲んだんですか…」
そりゃそうじゃ、今日シライさんは飲み会があったんじゃぞ。当たり前のことを聞いてどうする。
「んん?ああ、うん。そうだよあかば」
少し酒臭いシライさんの匂いが、ワシの身体の中に入り込み刺激してくる。
「く、黒電話は、?」
「クロホンならどっかいった…たぶん隊長とかといっしょにいる……」
眠そうに、わしの肩口に額を擦り付け、グイグイと体を寄せてくる。
ああやめてくれ、ワシがもたん、絶賛片思い中なんじゃぞ!!酔ってるせいで歯止めの利かないシライさんに打つ手もなく、ただただブチブチと理性をちぎられてく一方だ。
「う、うう…しらいさぁん、やめてくれんか…」
「むりだ、あかばといる。」
「ぁぁあ……あ、あの、その、部屋まで、送っていくんで…」
「…ん?へやぁ?おれの?」
何が不思議なのか、顔を上げ遠くをみながら答える。
「はい、」
「…
わかった……」
全然酔い冷めんなこの人、と思いながらシライさんの腕を肩にまわし、支えるため再び腰に手を当てる。そういえば、シライさんは酔ったらこんな感じなんじゃな。普段はクールでしごでき(みんなの前だけ)のシライさんの意外な一面、やはり好きな人のギャップはとても攻撃力が高い。部屋に向かってる途中もシライさんは距離が近い。そして沢山喋る。かっこいいしか思っていなかったのに、可愛い、なんて考えてしまう。シライさんはかっこいいんじゃ、いや、でも可愛いかもしれん…なんて自分一人では到底答えが出なさそうな問に頭を振る。
「さ、もうすぐ着きますよ、シライさん。」
「おぅ…そっかあ…」
シライさんの部屋に着く。
「パスワード打てますか?」
「うん…」
パスワードを見ないように。そっぽをむく。ピ、ピ、と打ち込む音が聞こえ、
「できた」
とシライさんの声が聞こえるとドアと向き合いドアノブを回す。
意外と何も無く、整理整頓されているが、床には脱ぎっぱなしのパジャマがある。黒電話はシライさんに甘いから、きっと注意するだけであまり脱ぎ捨てとかは気にしていないんじゃろうなと考える。黒電話はいいのう、シライさんと生活出来て、ワシもいつかシライさんと一緒に過ごせたら…なんて夢のまた夢を想像する。シライさんをベッドに寝かせ、水をつぐ。
「シライさん、水です。ゆっくり飲んでください。 」
「おー…」
こく、と水が通る喉仏を見て、少し心がざわついてしまう。寝っ転がってるし酔っ払ってるわで、上手く水が飲めないんだろう。口の端から少し水が垂れている。くそう、こんなんドキドキしてしまうに決まっとる。
「飲めましたか?机の上に置いとくんで、目覚めたらもっかいのんでください」
「…
アカバ」
「?、はい、なんですか」
「シねえの。」
「は、」
は、は……?この人は何言ってるんじゃ、意味わからん。スる?何を?誰と?
突っ立ったまま動かないワシの腕をシライさんが引っ張る。放心状態のワシを動かすのはとても簡単で、シライさんを潰す訳にはいかないと咄嗟に手をつく。そしたらどうだ、シライさんの頭の横に両手。シライさんに覆いかぶさっている。
「…ぁ、すいませ、」
スル、とわしの首の後ろで指を組む。頬がアルコールで赤くなっているシライさんの顔をまじまじと見る。目つきこそいつもと変わらないが、どこか色っぽく見え、黄色い瞳がギラリと輝く。月で照らされているかのように。
「どうする?アカバ。」
低い声、大人の余裕なのか、にや、と薄く笑みを浮かべる。さっきからずっとシライさんのペースに飲まれていき、どんどん顔が赤くなっていく。
「あ、あぁ、…バ、開眼…早送り! 」
すみませんシライさんと言いながら部屋を出てく。周りの巻戻士たちは知るか。こんなん無理じゃ、耐えられん。自分の部屋に戻るとすぐベッドに入ってしまった。
くそ、寝ようとするために部屋を出たのに 、出る前より寝れんくなってしまった。
「シライさん、罪な男じゃあ」
暗闇でそうつぶやく。ワシよりも10年程長く生きているからそりゃ経験はあるに決まっている が、モヤモヤする。ワシはあなただけを追っかけて来たのに。なんて、マイナスで重い気持ちを布団で包む体と一緒に心の奥底で包み込む。次は逃げないようにする。
〜〜〜〜〜
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!