ぐちつぼ『ンン~…….んがッ!』
朝。なんとも言えない寝起きで少し苦笑してしまうが、頭は妙にスッキリしていた。
ぐちつぼ『さっきの夢はなんだったんだ…..?』
思い出そうにも思い出せない。
ぐちつぼ『ンン?ン…….んあ~、考えるのやーめた!朝の準備するか~』
1階に降り、顔を洗って髪を整える。
朝ごはんを食べ歯磨きをしていつも通りの毎日。
ただ1つ、違うところを除いて…….
ぐちつぼ『なんで…..なんで俺の目こんなに赤くなってんの……?昨日の夜、俺泣いたっけ……?』
そう。彼の目は黒ではなく、真っ赤に染まっていたのだ。信じられない光景に疑うしかないが、生活に支障が出ないのであればいいか、と気にしなかった。
ぐちつぼ『さ~て、今日は何をしよっかな~?』
そんなことを言っていると、後ろから
『ぐっち~!!!』と呼ぶ声が聞こてき、振り返ると赤い彼が走ってきた。
???『おはよ~!ぐっち!』
元気いっぱいの彼の名前はたらこ。
俺の友達の1人だ。
ぐちつぼ『おはよ~たらこ』
たらこ『…..ねぇ、来てからそうそう悪いけど….目どうしたの?泣いてたの?』
ぐちつぼ『いやぁ~それがねぇ~?朝起きたらこんな感じになってんだよ、マジでびっくりしたw』
たらこ『…….そっ、か』
気のせいだろうか、彼が心做しか悲しそうに笑っていたのは….
ぐちつぼ『……たらこ?』
たらこ『ぇ!?あぁ、ごめんちょっとボーッとしてたw』
いつも通りに戻るたらこ。
???『たらこ~?ぐっちが困ってるぞ~ww』
そう言いながら近づいてくる黒い彼の名は
げんぴょん。ちょーっとうざい所もあるけど良い奴だ。
げんぴょん『ぐっち、たらこ、おはよ~』
ぐち&たら『おはよ~!』
ぐちつぼ『さて….あと起きてないのは?w』
げんぴょん『もうほってこうぜ?w』
ぐちつぼ『いや、流石になぁw』
そう言いながらもう1人の友達を起こしに行く。
ぐちつぼ『おら~‼︎焼きパン起きろ~‼︎!』
焼きパン『ンン~、後1時間…..』
ぐち&たら&げん『よし、もう置いてこ』
そう言って3人は家を出た。
これは、記憶を失くした一国の王様が、いつしか夢で記憶を取り戻し、平和に暮らすまでの物語。
コメント
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さいこうです!!🫣🫶🏻💖