テラーノベル
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本作品はsxxn様の二次創作になりますご本人様とは一切関係ありません血流表現・病み・鬱・精神病要素を含みます苦手な方、地雷の方はお控えください本作品は兄弟パロ・学生パロです
緑
黄の1歳下の弟
黄
緑の1歳上の兄
精神病持ち
side:緑
頭痛と戦いながらデスクに向き合う深夜2時
母さんがいない俺らは自分たちで生活費を稼がなければ生きれない
そしてその大半を俺のバイトで賄っている
勿論黄ちゃんがバイトしていた時期もあったが、色々あってクビにされたそう
世の中では精神病を患っているからと言って許されるほど甘くない
緑「今日は…バイトが17時から、あぁ…、5時から新聞配達じゃん…」
幸い俺の通っている高校はバイトが許可されているため何時に何処で働こうが自由
黄ちゃんと同じ高校に入りたいと言った俺の意見を尊重してくれた母さんに感謝だ
緑「…頭痛薬飲も」
頭痛薬をエナドリで流し込む生活が母さんの死後、黄ちゃんの精神病発病後から続いている
幼馴染には体を壊すと言われたが今はそんなこと気にしている場合ではない
現に俺の手の傷はまだ手当をしていない
そんなことする暇があるなら勉強した方が有益だ
緑「20分寝るか」
side:黄
俺が朝起きると緑くんはもう家を出ている
当たり前のように4時に起きて5時に出発できるのは本当にすごいと思う
現在時刻は10時20分、俺がいつも起きる時間だ
黄「いただきます、」
ご飯を食べる時もお風呂に入る時も、何をする時も1人
緑くんが俺たちの生活のために必死にバイトしている事は分かっていても寂しさは拭えない
忙しくさせてるのは俺なのに我儘な自分が大嫌いだ
黄「バイト…っ、…」
以前のバイト先をクビにされたことが軽いトラウマになっているせいでバイトすらできない
お兄ちゃんの癖に弟に養ってもらっている自分が不甲斐ないし情けない
なのに昨日喧嘩した
俺は緑くんがいないと生きて行けないのに
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