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初めてこの感情に気付いたのは、いつ頃だっけ、もうずいぶんと前のことで思い出せない。
多分、初めて出会ったときからずっと好きなんだったと思う。
でも、俺はこの感情を抑えなきゃいけなくて、ただ相手を困らしちゃうだけで、一生この気持ちを出す気はなかった。
『今から飲みに行ってもいい?』
そう夜中に一言、あのフッ軽野郎から連絡が来たと思うとそれはいつも通り飲みの誘いだった。
配信も終わって、まぁ暇してた所だったし、久しぶりにお酒も飲みたかったからからOKの連絡だけしてふぇにを待つ。
しばらくすると、大量のお酒が入ってる袋とおつまみをもつふぇにが家にやって来て「よっ!」と一言言うとそそくさとリビングまで行ってお酒を飲む準備をする。
「ここお前んちじゃないんだけど、」
「まあまあ、お酒いっぱい買ってきたんだから許してよ」
「もぉ、、こんなに飲めんて、、」
「また、来るしいいじゃん」
そういうと「ほら、ポケ早く飲も」と手招きしてくる。
酔ってボロが出ないようにしないとなぁ、、
気をつけて飲も、、ふぇににこの気持ちをバレないように、、
「ぽけぇ、、」
「なに、、」
俺と一緒のペースで飲んでたふぇには、いい感じに酔いがまわったらしく、横でふにゃふにゃになったふぇにが俺を呼ぶ。
「好きなひといないの、、??」
「、、、いないよ、逆にいると思った?笑」
「ふーん、、、」
興味ないなら聞くなよ、俺の気持ちかき乱して楽しいん?
「俺、好きなひとおるねん、、」
そう一言この酔っぱらいが口に出す。
失恋したんか、俺。
「興味ねー、ふぇにやったら告ったら付き合えるやろ」
やばい、泣くかも、、
駄目だ、耐えろバカ、
俺はふぇにから目をそらす。
「ねぇーなんでそっち向くの、、」
今お前と目があったら泣くからだよ、、
「告白してみたら、、??」
これでいいんだ、ふぇにが幸せだったらそれでいい。これで俺も諦める理由が出来たじゃん、、
「ほんとに、?成功する?」
「、、うん」
「ポケこっち向いて」
「いや、」
「ポケ、好きだよ」
「うぇ、、?」
驚きのあまり振り返ってしまう。
「ずっとポケがすきだった、俺と付き合って下さい」
は、、??ふぇにが好きなのは俺、、?
「嘘」
「嘘じゃない、ずっとポケと会ったときからずっと気になってた」
「嘘だ、、」
「嘘つくわけないだろ、」
そういうと俺はふぇにに抱きしめられる。
「ねぇ、、ポケは?俺のこと好きじゃない?」
ふぇにに彼女が出来ないっていう安心と、ふぇにが俺を好きっていう喜びでさっき止まりかけた涙ながら溢れだしてくる。
「グスンッ、、好きに決まってんじゃん、もう、諦めたのに、、ふぇにのばかぁ、、」
「もぉ、泣かないでよぉ」
ふぇには俺にキスをする。
「、、?!ッいきなりすんな//はずい//」
「いやぁ、、可愛くてつい、、だってほんとにずっとずぅぅぅと!大好きだったんだもん!!」
犬みたいに飛び跳ねるふぇには可愛くて思わず笑ってしまう。
「なーにわらってんの、、?」
「いや、かわいーなって思って、」
「?、まあよかった、成功して」
「浮気したら絶対許さないからね、晒すから」
「こっっっわ、、まぁ絶対しないけどねポケだけ見てるよ」
そういうとふぇには優しく俺を抱きしめ、もう1度キスをした。
「大好きだよ」
「俺も、、」