コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〜ルイス視点〜
ボクは夢を見た
黒い液体に塗れる夢だった
飲み込まれる寸前で目を覚ます
汗をかいていて気持ち悪い
クルーウェル「目が覚めたか」
『?!クルーウェル先生…?!
なんで…?!』
クルーウェル「お前がトイレで気絶していたのを俺が見つけて医務室まで運んだからだ」
ぇ…此処医務室…?
恋花「ルイス!大丈夫か?」
お姉ちゃんがドアを思い切り開けて入って来た
恋花「良かった…放課後まで目が覚めなかったから心配したんだぞ…!
お前は人より躯が弱いんだぞ…!」
お姉ちゃんはボクを抱き締めた
クルーウェル「…一つ聞いてもいいか?」
『…なんですか?ゲホッ』
クルーウェル「…………お前達は女だろう?」
『え』
なんでバレて…?
クルーウェル「いや何
良く見れば喉仏がなかったんだ
それに寝言で恋花お姉ちゃん,と…」
じゃあお姉ちゃんが女ってバレたのはボクの所為…?
『あの,この事は秘密にして下さい…ゴホッ
今更…女に戻れだなんて…云われたって…
…ボク達は…1年もの年月男として過ごして来たのか分からないよ…ゲホッゴホッケホッ…』
クルーウェル「…分かった」
先生は悩んだ末にそう云った
良かった,これでまだ男として過ごせ…
何でボクは男として過ごそうとしているんだ?
分からない
分からないよ…
もう自分が分からない
何をしたいのか分からないよ…!
助けてお兄ちゃん…龍さん…怖いよ…
恋花「(私は元の世界では男装していたからまだ……けれど…ルイスは…
それに私ももう限界だ…独歩にも逢えず…兄さんにも…子供達に逢いたい…)」
ポタポタッ