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mbfw
・リョナっぽいかも
・fwさんがすごく可愛そう
・趣味全開
・まじでfwさんが可哀想
・mdが気狂い
・クソ長い
不破湊。
なんとも魅力的で、誰よりも強く、完璧な人間。
日を追うごとに彼への気持ちは濁った感情を孕んで肥大化していった。
彼の愛らしい口で紡がれる言葉は愛嬌に溢れていて天使の羽のようなシルクの白い肌、銀色のレースのような艶やかな髪。何者にも侵されないアメジストの瞳、その奥にある宇宙のような暗闇もブラックダイヤモンドさえも飲み込むような。
そんな神の最高傑作のような。あるいは神自身のような。
妖艶で美しく、誰も触れられない。ミステリアスで神秘的で、そんな彼に想いを抱かない方が無理だった。格の違いを理解していないわけではない。所詮、僕のような凡人と神が結ばれるわけがないのだ。
それでも、僕が彼を追い求めない理由にはならなかった。どうしても彼を手に入れたい。僕以外の誰のものでもなくて、僕のもので、誰の目にもつかないで。彼の世界を僕で埋め尽くしたい。
そんな歪んだ感情は日々肥大化し、ついにはグロテスクで醜い華を咲かせた。
夜風特有の冷たさのある風が頬を撫でた。
普段ならそれに身震いするところだが、今回に至っては心地よかった。喉の奥で波打つ胃液は冷や汗の原因となり、鈍器で殴られるような頭の痛みは吐き気をもっと強めた。ぐにゃりと回る視界のせいでおぼつかない足取りはアルコールの危険性を表していた。
全く、限度を知らない姫とは怖いものだ。
我慢できなくなりそこらの塀に手をつけば、そのままずるずるとアスファルトへと座り込む。
すると、後ろから声をかけられた。
「あ、あの、大丈夫ですか?
顔色めっちゃ悪いですけど…」
その優しさが身に沁みる。だが迷惑は掛けまいと大丈夫ですとニコリと微笑む。
それで誤魔化せるほど体調が良く見えなかったようで。
「いや、だめですよ!!一緒に来てください!」
そう言って彼は俺の脇腹に手を入れ俺を支える。本当に大丈夫です、俺重いでしょう。という言葉が脳に浮かんだが。口に出すことなく俺の意識は途絶えた。
ああ。ホストとして危機管理はしっかりしていたはずなのに。
どうしてもっと断ろとしなかったのだろうか。
知り合いでもない男に連れてかれているというのに。アメジストの瞳を食べ瞼の裏に秘めながら彼は意識を失っていた。そんなところも可愛いなぁなんて、気色の悪い思考に入り浸りながら彼と僕が生きる楽園へと足を運んだ。
ゲイ、ホモ、男性同性愛者………、そんなマイノリティを生きる人たちは世界に一定数はいる。彼、湊さんはきっとノンケであろう。僕だって元はノンケだった。湊さんという存在と出会うまでは。一目惚れに近かった。大量に酒を飲み、もういっそのこと人生を辞めてしまおうか。そんな中で心配して話しかけてくれたのが彼だった。
彼に取ってはただの思い出かもしれないが、僕に取っては全人生1番の思い出だった。何も知らない僕が彼に想いを寄せるなんてことは馬鹿げた話。そんなのは重々理解している。これで僕の人生が終わってもいい。
愛してしまった。彼をどうしようもなく。
重い扉を開け、ありったけの財産を詰め込んだ彼のためだけの”城”に彼を優しく寝かしつける。猫のように気ままにすやすやと眠り続ける彼の頬を撫でれば 眉間に少し皺を寄せ寝返りをうつ。全ての仕草が愛らしい彼をどう壊してあげようか。
心の奥からふつふつと湧き上がる表しようの無い感情をどう整理しようか。彼のしなやかなその両腕の手首にガーターを括り付け、そこからベッドサイドへとベルトをつなげる。
すると、彼はまた眉間に皺を寄せゆっくりと目を開く。アルコールを大量に摂取した彼の体調は寝ても良くならなかったようで、吐きそうなのか、口元に手を寄せようと腕を引っ張った。
「………え?」
ガシャガシャと音を立て、可動域の少ない右腕を必死動かそうとする。腕が動かせない。捕えられた。という事実に気づき、だんだんと絶望に染まる彼の表情は見てて面白かった。
ぱちり、と彼の怯えきった瞳と目が合う。
「え、あ…さっきの…ひと…」
お得意の営業スマイルを守ろうとしているが、心の底の恐怖心は隠しきれないようで。
「これ、なんすかね?にゃは…最近のトレンドとかっすか?」
またまたお得意の営業トークを聞いているとはぁはぁと喘ぐような息遣いに変わっていく。
「……、っ、……、、っぅ、はきそ……っ………、」
喉仏を振るわせ、冷や汗をダラダラと垂らしながら吐き気に耐えているようだった。
「吐いちゃっていいですよ〜?」
「……?」
僕が言ったことが理解できなかったようで。このまま苦しむ彼を見ることも至福だが、彼の顎を固定して喉の奥へと2本の指を入れる。
「んえ”?!なにして……?!」
容赦なく押し込めば、彼は顔を横に向け胃の中のものを逆流させる。
「っ、ふぐっ、ぉぇ………っぐ、ぉぇぇ……ッッ、」
苦しそうに咳き込み、必死に呼吸を落ち着かせようとする湊さん。それを見て少し悪戯心が湧く。やっと息が落ち着いてきた。そんな時にもう一度喉の奥へと指を入れる。
「?!は”?!もぅ、ええって!!
ちょっ、まっ………………、〜〜っ、うっ…」
「ふは、かわいーですよ湊さん…」
先ほど吐いたもので全てだったようで、吐き出されるものは胃液ぐらいしか無かった。
「それにしても、全然食べてないですねぇ。
だからそんなに細いんじゃないんですか?」
「余計なお世話や…!!お前、ほんまにはよとってくれん?」
珍しく切羽詰まったような表情と声色で彼は色々と懇願してくる。そんな腕白なところも愛らしいが、少ない栄養をそんなところに使われても困るのだ。
「湊さーん、これ食べてくださーい?」
そう言いつつ彼の口元へと錠剤を運ぶ。それで彼が食べるわけでも無いので、まず先に僕が口に含み、無理やり彼の口の中へと捩じ込んだ。所謂、接物というやつだ。
「ん”ん”?!?!ん”んんん!!!!」
そう言って彼は全力で抵抗してくるので舌を絡めてやると、湊さんは僕の舌を思い切り噛んだ。
「うわぁ…痛い………」
わざとらしくそう言って湊さんの方を見れば激しく咳き込み、飲んでしまった錠剤を吐き出そうと試行錯誤していた。ポタポタと垂れる自分の血液を見て、そして彼の口元を見る。僕の舌を噛んだから付着してしまった僕の血液。
その事実が無性に嬉しくて、同時に僕の汚い血液で湊さんを汚してしまったという罪悪感に溺れた。
なれば、彼の美しい血液で上書きしてしまおう。
「湊さん、ちょっと待っててね?」
「……??」
彼の怯えた表情から、困惑の表情へと少し変わる。顔に出やすいのかわいいなぁ。なんて思いながら一度退室し、彼を着飾るために必要な物を探しに行く。
良いものが見つかったので、いくつか抱えて湊さんの元へと向かう。
「戻ってきましたよー湊さーん」
僕がいない間にも逃げ出せないか頑張っていたようで、体制をうまく変えようとしたり、ベッドサイドを傷つけようとしたり、ガーターを取ろうとしてたりなど、大分苦悩した跡があった。
僕が持っている、ギラギラと鈍い輝きを放つ刃物を見たのか、絶望していた顔がもっと絶望に濁る。
「そんな怖くないですよ?」
「やっ、俺…なんかした?ひっ、姫の彼氏………とか?」
本当に怯えてしまっているようで、目を泳がせながら必死に交渉しようとしていた。
残念、僕は個人的に貴方を愛してしまっているわけだから、この気持ちが揺るぐことはないだろう。
彼の腕の袖を捲り、真っ白な素肌を露出させる。
「ほんまに…っ、何してるん……?」
彼の腕は、明らかな反応は示さないものの明らかに逃げたがってることがわかった。肘にリボンをキツめに結ぶ。大量出血させないために。はぁはぁと彼は不安定な呼吸を繰り返し、されるがままにされている腕を見つめている。
カッターナイフを手に取り、彼に見せつければ、見開かれたアメジストが。
「はっ?!」
元気に喋り続ける彼も可愛らしいが、ご近所迷惑になったらとても困るのでさるぐつわを彼の口元につける。
意味のない単語しか喋れなくなってしまった壁を観察しながら、腕とカッターナイフを消毒していく。
「すぐ終わりますよ」
「!?!?!っ、ん”ん”ん”!!?!」
ブンブンと顔を振り、必死に抵抗するが腕を少しも動かせないように強く握り、彼のシルクのような肌へと深く突き刺した。
そのまま、カッターナイフに腕の肉を引っ掛けるように横に切り裂けば、鮮やかな鮮血がダラダラの流れる。
「〜〜〜ッッッ、〜!!!!!!!」
彼の足が悪戯に周囲を蹴る。時々当たって痛いが、それも彼なりの愛情表現だと思い優しく傷跡を撫でる。思ったよりも深く切りすぎてしまったようで、どくどくと血液はとまることを知らずに出続けていた。
止血をすぐしなければ死んでしまうだろう。
「ごめん湊さん。痛いよね?すぐ止血するからね〜」
そう言えば、彼は信じられないという目で僕を見つめる。真っ青な顔で、冷や汗で彼の前髪が額にくっついていた。優しく彼の前髪を整えてあげる。
そして止血をしようと、刺繍針に糸を通す。そしてもう一度彼の腕を掴み、針先を彼の腕に触れさせる。そこで僕が何をしようとしたのか伝わったようで必死に抵抗しようとしてくるが、先ほど切りつけた傷が痛むようで。
なれば早く処置してあげねばと思い、彼の肌に刺繍糸を刺し傷口を縫う。
するとあら不思議。グロテスク(湊さんだから美しくはあるが)な傷口があっという間にリボンで可愛くなった。白かったはずのリボンは赤く染まり、ところどころで腕の中身が少し見えるがアクセントとしてとても良いだろう。
可愛くおめかしをした自身の腕を見て、彼はどんなふうに喜んでいるだろうか。気になりにこやかに彼の顔を見れば、疲れて寝てしまってるようだった。
先ほどの彼の恐怖に濁りきったものといえば、思い出すだけで舌なめずりをせずには居られなかった。
コメント
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わあ…すごく重くて、美しくて、苦しくなったよ…(小声) 湊さんへの執着が、純粋な恋心からどんどん歪んでいく過程が生々しくて、読んでるこっちの心までギュッてなった。 特に、彼を“おめかし”する描写がグロテスクなのにどこか愛おしげで…そのギャップに鳥肌たった。 あめさんの文章、艶っぽくて引き込まれるね…続きも読ませてほしいな。🤍