ライアはカメラの前でウィンクしながら、ニヤリと笑った。
「さあ、みんな!霧島へのドッキリを仕掛けるよ!前回の吉田の秘密がバズったから、今日はもっと盛大にやっちゃうよ!」
ライアは自信満々にカメラを指さす。背後には霧島が無防備に座っている。ライアはこっそり近づく。
「さて、みんな。まずは霧島が驚くような仕掛けをしようと思うんだ。ちょっとしたサプライズをね!」
ライアは霧島の背後に忍び寄り、彼に気づかれないように、「驚愕」という文字を描いた。次に、大量の風船を隠す。
「これで完璧!準備OK!」
ライアはカメラを回しながら、霧島の目の前に立つ。霧島は無表情で座っている。それがまた、ドッキリの成功を確信させる。
「霧島ぁ〜、ちょっと聞きたいことがあるんだよね!どうしてそんなに冷静でいられるの?」
霧島が顔を上げ、無言でライアをじっと見つめる。その一瞬に、ライアは心の中でガッツポーズを取る。
「ちょっと待っててね!」
そして、ライアはその瞬間にスイッチを押す。霧島の背後で風船が一斉に爆発音を立てる!「バン!」
「え!?」
霧島が驚き立ち上がる。ライアは「やった!」と声を上げるが、霧島はその反応に冷静で、ドラマのようにゆっくり振り返る。
「…ライア。お前、またこういうことを。」
ライアは目を見開き、焦り始める。
「あっ、あれ!うっ、うん、ちょっとだけ驚かせようと思っただけだよ!」
霧島はライアをじっと見つめる。冷徹で鋭い。ライアがカメラの前で苦笑いを浮かべる中、霧島の手がゆっくりと伸びてきて——
「…覚悟しろ。」
ライアは思わず目を見開くが、その瞬間、霧島が思いっきりライアを押し倒す。
「な、なに!?」
「ドッキリ…か。」霧島はつぶやき、ライアを追い込んでいく。ライアは完全に腰を抜かし、何もできずにただ笑っている。
「う、うっ、やめてよぉ〜!もう!マジでやめてよ、霧島!か、体力温存してよぉ〜!」
霧島は冷酷な表情を崩さず、完全にライアを圧倒している。だが、ライアは途中でしれっと言った。
「もしかして、これはドッキリ返し?」
霧島が一瞬だけ顔を顰める。
「……お前のせいでこうなったんだ。ドッキリがうまくいかない時の対処法を学んだ。」
ライアは苦しみながらも吹き出す。
「霧島、ちょっと待って。動画がまるで怖いシーンみたいになってるって!」
その時、霧島が意外な行動に出た。彼はライアを放って、しばらく無言で立ち上がる。そして、冷静に一言、
「…お前のドッキリは失敗だ。」
ライアはその言葉にぐったりとした顔で答える。
「うぅ〜…わかってる…でも、面白かったから許して…?」
霧島は静かに頭を振り、再び無言で部屋を出て行く。
ライアはその後、真っ赤な顔をしながらカメラに向かって言った。
「はい、みんな!ドッキリ大成功?まあ、霧島が強すぎて計画が台無しになったけど…次回はもっと面白いことしようね!」
——「霧島最強すぎ!」
——「霧島、ライアを半殺しにするところまではやりすぎwww」
——「なんか最後にライアがかわいそうだったw」
ライアは苦笑いしながらカメラを切り、次の作戦を練り始めた。
コメント
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可愛いまじてえてえすこ 流石霧島タァン、、すげえや(? てか待てよ、押し倒す、、、だと????ぐ腐腐r((殴 まあまあ!とりま神回だったしいいよね!(?? 、、、ぐ腐腐腐腐腐腐腐腐(妄想が止まらない誰か助けてえぇー
ちゅき 食っていいの? 食っていいんだね!!(?)