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1 - 第1話

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2022年09月25日

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桃赤 学パロ___リスエストありがとうございます~!!遅くなってしまい申し訳ない🙇‍♂️






終始赤side



あぁ、もういつからこうなってしまったのだろう。初めは幼なじみだったのに。君が他の子と話しているのを見る度に胸に何かが刺さる。俺はもうこの気持ちに気づいてる、そう、恋心。でも君にこんなこと話しちゃったらもう君とは一緒にいられないかもしれない。

それが怖くて今日もこの気持ちに気付かないふりをする。今まで通り、幼なじみとして居られれば十分だから。


「それで、今日もさとみくんの話?」

「聞いてよるぅちゃん、ころちゃん……」


学校の放課後、俺は大親友の2人と学生には似合わない少しオシャレなカフェに来ていた。もちろん俺の奢りというサブ付きで。


「聞くけどさあ、あなた早く気持ち伝えないと卒業になっちゃうよ?」

「そうですよりぃぬ。いくら幼なじみでもいつまでも一緒にいれるなんてことないんですからね」

「うぅ、そんなの分かってます…」

「さとみはいつか可愛くてオシャレで大人な女の人と結婚して…」


うぅ、自分から話したくせに悔しくて涙出てくる…。


「あぁ、ほら泣かないでください…」

「可愛い顔が台無しだよ」

「ぅっ、ころちゃん”〜…」

「はいはい、」


2人にはほんとに申し訳ないなと思ってはいるんだ。だけど優しすぎるから頼ってしまう。そう、この2人、るぅとくんところちゃんは付き合っているのだ。俺は大事な2人の時間奪ってしまっている。


「2人の時間奪っちゃってごめんね…」

「いいんですよ、そんなこと気にしないで」

「僕らは休日いっぱい遊べるからさ、そんなに気を重くしないで大丈夫だよ」

「…ほんと、ありがと」

「にしてもさあ、僕両思いだと思うよ?さとみくんと」

「僕もそう思います。さとみくんこの間もずっとりいぬの話してましたし…」

「ぇ…!?そうなの!?」


自分でも分かるくらいしっぽがブンブンと左右に揺れる。ほんと俺わかりやすすぎる。


「うんうん、だから大丈夫だよ。勇気出して告ってみたら?」

「僕らは精一杯応援しますよ、頑張って」


と、2人にガッツポーズで応援される。ほんとどこまでもいいやつらだな。友達になれて良かったと心底思う。


「うん…俺、頑張ってみるよ」


「な〜にを頑張るんだ?」

「ぇっ…!?!」


「さとみくん、部活終わったんですか?」

「あぁ、終わった。ほんと疲れた」

「りいぬ帰って癒して〜…」

「ぇ、え!?」


さとみくんにグイグイ引っ張られるもんだから帰るしか選択肢は無いみたい。この筋肉ダルマめ…。頑張ってと言うようにるぅころはガッツポーズで俺を見送る。俺もそれに応えるように必死に頷いた。3人分より多いくらいのお金を置いてされるがままに店を出た。



「ぁの~…さとみさん?」

「……」

「離してくれない…?」


手を引かれるがままに後ろを着いていくと俺の家来いよと誘われ、そういえば最近行ってなかったなあ…。と思いゲームもしたかったためYesの返事をした。玄関のドアを閉めた途端抱きつかれて…現状に至る。俺はきっと今茹でダコのように耳から顔まで真っ赤だろう。


「………りいぬ、」

「…なぁに」

「俺じゃ、だめ…?」


「………っはぁ!?」


いきなり何を言うかと思えばえ、これは、どういう意味?言葉が出ずに口をパクパクさせていると、いきなり離れてじっと群青色の目に見据えられる。


「俺、りいぬが好きだよ」

「……ど、どういう意味、っん」


唇にふにっとした感覚が走る。な、俺…今キスされた?キャパオーバーして何も言えない俺を見ながら言葉を紡ぐ彼。


「こーゆー意味…ね、俺と付き合ってくれん?」

「…へ、は…ぁ」


その真っ直ぐな瞳に吸い込まれてしまいそうで、少し目を逸らした。でもね、この気持ちに応えていいの…?もしソウイウ関係になってしまったら俺は君を二度と離すことはできないよ?


「…ぉ、俺、我儘だよ?」

「うん、知ってる」


「重いし、迷惑だよ?」

「迷惑なんて思うわけないだろ」


「さとちゃんの隣に、合う人間じゃないよ?」

「俺の隣は莉犬しか入れないよ」


「おれ、俺…さとみくんから、離れられなくなっちゃうよ…」

「離すわけない、莉犬‪が離れたくても離してやんない」


「ぅ、う~……」


嬉しい、俺は幸せになってもいいのだろうか。思わぬ壁にぶち当たるかもしれない、そんなときに彼は隣にいてくれる。


「莉犬、泣かないで」

「もう一回言うね。莉犬、俺と付き合ってください」


「はい…っ、」


片膝を着いて俺の手を取る彼はほんとに王子様のよう。やっぱり、かっこいい。きっと俺の顔は今、涙で濡れてぐちゃぐちゃだろう。可愛くもなんともないはなずなのに。


「泣いてる莉犬久しぶりに見た」

「どんな顔してても可愛い」


「っな、~~~!!」



「莉犬好きだよ」

「俺も、さとみくん大好きだよ…」


微笑みあって、その薄い唇が俺のに重なる。2回目のキスはさっきのキスより、うんと甘かった。







スクロールお疲れ様でした~!!

今回はリクエストで頂いた桃赤だったのですが、もう甘酸っぱい。とっても、甘酸っぱい。でもこんな王子様でバチくそイケメンは現実にほとんど存在しませんからね…!!! 男の俺でも惚れ惚れ…。高身長イケメンなさくんみたいな男の子に俺もリードされてぇ…!!(切実)


ここからはおまけのお話になります🙌🏻 次の日登校して祝福される桃赤です。桃くん甘いですめちゃめちゃ。それでは⤵︎ ⤵︎








昨日はそのままさとみくんの家に泊まって2人でゆっくりと時間を過ごした。まあ、色んな意味で甘すぎる夜だった。意外にも優しいリードで腰はあまり痛くない。


「りーぬ準備できた?」

「うん!できたー!」


俺が玄関まで小走りで寄ると、さとみくんがドアの前で待ってくれていた。


「待たせてごめんね、今靴履く」

「ん、かして」


俺が焦って靴の紐を結べないでいると、さとみくんがしゃがんで紐を結んでくれた。スパダリとは彼のことを言うらしい。


「ぁ、りがと…」

「ふは…ぉう」

「ほら、りーぬ…手」


登校で手繋ぎとはどこぞの漫画なのだろうか。こっちに手を差し出している君はほんとにかっこよすぎるね。他の人にはしちゃやだから。俺はさとちゃんの手を取った。

秋の足音が近づき外は肌寒く、カーディガン着てきて正解だったな…。俺が少し身震いすると彼のポケットの中に繋がれた手が収まった。




「やっとくっ付いたんですね?おめでとうございます」

「莉犬くんおめでと〜!」

「ころちゃん、るぅとくんありがとう~!!」


学校に着くと2人と昇降口でばったり顔合わせして、祝福されてちょぴっと泣きそう。大切な人たちに祝われて朝から幸せ。


「さとみくん、莉犬のこと泣かせたら許しませんからね」

「泣かせるわけねーだろ」

「わんわんおめでと〜、僕嬉しいよぉ」

「ゎわ、ころちゃん、泣かないで…」


「あ、こら…!! 俺の服で鼻水拭くなぁあ!!」



これからも幸せな毎日が送れそうです。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

あまあまだぁ、 あまあますぎてあまあまだぁ、 ぶくしつです👏🤍

ユーザー

うぅ、このあまあま~な恋がいい、 ぶくしつ👍💗

ユーザー

リクエスト答えてくれてありがとうございます😿♡ やばいですもうめちゃめちゃよいです🎀🌀

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