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まえがき
こんにちは、改めましてレインです。とりあえず、注意事項をここに記載します。
①これは各キャラクターが考える子供像なるものを主の想像で書いたもので自己満小説です。
②キャラ崩壊にご注意ください。
③ちょっと腐要素があります。(cpまど千)
④千トくんの過去を捏造しています!
これでももし、オッケーならどうぞ!
NOSide
皇千ト…ネストに入るまでは児童養護施設にて自作した紙芝居を披露するボランティアを行っていた子供好きな青年だ。彼は子供に対して並々ならぬ愛情を持ち、子供に関わる事件が起きた際にはその犯人に対して恐ろしい事をする男であった。
そんなある日、星喰兄弟とはぐれてしまった千トは道を間違えて集骨町にまで来てしまった。
千ト ここどこだろう…?
子供 ねえねえ、お兄ちゃん。
千ト ん?なあに?
気がつけば、目の前に薄汚れたTシャツ1枚だけを着た子供がおり、千トは子供の目線にまで視線を下げ目を合わせた。
子供 お兄ちゃん、迷子?
千ト え?うーん、そうかもね
子供 んじゃあさ、僕の家に来てよ。休んでいっていいよ!
千ト 分かった。んじゃあ、行こうか!
子供 うん!
そうして二人は彼の自宅へと連れてくる。
父親 遅ぇよ!!もたもたしてんじゃねぇ!!
子供 ひっ
千ト 子供に対して怒鳴らないでください
父親 おーっ、今日は上玉じゃねえか。怒鳴って悪かったな。
子供 はっはい。
千ト …
父親 おい、お前ちょっとこっちに来い。
千ト お前って名前じゃないんですけど
父親 チッ良いからこっちに来い!!
千ト えっ…ちょっと!
父親 うるせぇ、言うこと聞かないと殴るぞ!!
子供の父親は千トをベッドに乗せ、暴行しようとしたがそれは叶わなかった。
千ト …子供に性的暴行を働いているんですか
父親 あ”?当たり前だろ、こいつは俺のもんだ!それでそれを今からお前にもするからな…覚悟しとけ!
千ト 自分の弱さを隠そうと必死なんですね
父親 なんだと!
千ト 見たところかなりお酒を飲まれているようですし、子供にそんな姿を見せて格好悪いとは思わないんですか?
父親 そんなもんこんな家庭に産まれたこいつの責任だろ。おい!また酒盗んでこい!!
子供 ヒッはい!
千ト へー、これらは盗んできたものなんですか。
父親 あいつはもう立派なコマだぜケタケタ
その言葉が千トの堪忍袋の尾を切った。
千ト グルッドサッ
父親 うおっ。
千ト ーーーーーーーッ!
父親 アイツをコマとして使って何が悪い!
千ト ーーーーー、ーーーーーーー。ーーーーー!
父親 ヒッなんでそこまで分かって…
千ト ーーー、ーーーー。ーーーーーーーーーーーー。
父親 ヒッ
千ト ーーーーーーーーーーー。
父親 うぁぁぁぁぁぁっ!
父親が思わず叫んだと同時に、あの3人組が入ってきた。
まどかSide
仕事終わりに白いTシャツだけを着た子供についていくとアパートに着き、目の前に皇千トがいた。
誠一 ドンッ邪魔するで〜って皇!?
健三 おや、ナイトアウルの…
まどか なんで君こんなところに?
千ト ハッすみませんすみませんごめんなさい許してくださぁい!
誠一 大丈夫やからって…自分は鼻血出とるし犯人らしき人は気絶しとるわ…。どないしたん、何があったん?
千ト あっ、それよりお子さんは!?
誠一 子供?
千ト 白いTシャツ1枚だけ羽織ってる子です!
まどか その子供なら…ここだけど?
千ト えっ?あっ…良かったぁ。
子供は酒屋さんの入口で盗もうとせずに縮こまっていた。誠一が声を掛けると誠一を連れて引っ張っていくので三人で一緒にその子供のうちに上がり込んだのである。
まどか んで?何があったの?
千ト あっ…えっと…彼について行ったのは彼の心を読んだからです。もう何日も食べていないから助けてって言われたので、とりあえずついていきました。
あとは…彼の父親とこの部屋で話し合いをしました。それだけです。
まどか だからといってこれはやりすぎじゃない?会話の内容は?
父親 …ごめんなさい、俺が悪かったれす。
犯人は涙や鼻水まみれの顔でただごめんなさいと謝り続けるだけのbotになっていた。
千ト …覚えてません。自分でもなんでそうなったのか分かりません。
まどか ハァ…まあいいや。誠一連れて行って。
誠一 了解!
誠一が父親を連れて出ていったあと、すぐに千トは倒れた。
まどか あっ、倒れた。まったくっ、星喰兄弟に連絡入れておこう。
右手 『もしもし』
まどか あっ、もしもし。こっちにさ、君たちの名探偵がいるんだけど。とりあえず事務所に入れるから早く取りに来て。
右手 『おやおや…わざわざありがとうございます。すぐに向かいますね。』
まどか まあ、もう二度と来て欲しくなかったけど。
右手 『お手数おかけ致します。その間、千トをよろしくお願いしますね。』
その足で事務所に着き、僕のベッドに寝かせるとやけに幼げな子供がそこにいた。腕を掴み、“行かないで”と言ったその子供は、今度は僕を抱き枕にしている。ちなみに健三と誠一はそれぞれ警察に報告したりTシャツ1枚だけのあの子のお世話に付きっきりだったりだ。
この寝顔じゃあ未成年だと思われても仕方ないな。そう思っていると、やけにプルルンッとした唇に目がいった。よく手入れされているんだな…美味しそうと思ったのは何かの間違いだとして、こんな子供が僕を抱き枕にするなんて図々しいにもほどがあるんじゃないか?
まどか おい、起きろ。
千ト ん~~、えっ!?なんで…
まどか 君がそうしたんだろ?行かないでなんて…まったく僕のベッドを貸したんだから…
千ト あっ、ありがとうございます!
まどか お代は…
千ト 恵美さん?
まどか グイッチュッ
千ト んうっ!?
まどか プハッまた今度会ったらそれ以上の事しようかな
千ト プハッへっ!?
まどか 何?美味しそうな唇してるのが悪いんでしょ?
千ト …カァ///
まどか ねぇ、またこういう事したいって思うんだったら、ここに来ていいよ。
千ト …はい。
まどか 嫌がらないんだ、潔癖症なのに。
千ト そりゃあ、何回もやられましたから慣れてます。
まどか は?何回も?誰に?
千ト …親戚のおじさんにそういった事をする方がいました。あとは…それが忘れられなくてハプニングバーにも行ったこと有ります。
まどか …最近のガキって節操ないね。いや、大人もか。
千ト 別に…普通だと思います。今どきJKがお小遣い欲しさにパパ活をやることが多いみたいですし。
まどか そっか。それは大変失礼なことをしたね。
千ト いえ、特に問題はないです。
まどか もうそろそろ記録者来るよ。
千ト あっ、はい。
ピーン↑ポーン↓
まどか はい、どうぞ
右手 失礼します。千ト帰りますよ。
千ト 右手くん!!迎えに来てくれてありがとう!
右手 いえいえ…恵美さんもお世話になりました。
まどか はーい、じゃあまたね、皇千ト。
千ト !はい…また!
梟一羽と子供…いや子供を演じる大人かな。とにかく二人は早々に立ち去り、僕はまた惰眠をむさぼることにした。
誠一Side
今日拾った大きめのTシャツ1枚だけ着ていた子供の世話を行っている中、俺は恐らく父親であろうあの男に怒りが湧いていた。
やて、あのおっさん、この子供に暴行加えとるし、まともに食わせとらんもん。それだけ、あちこちあざだらけで、この子の身体はとても細かった言うことや。それにお尻の穴が見事に形が変わっとったから、たぶんそういう事も平気でしょったんやわ。こんなん…誰やって許せへんやろ。
お風呂から出た後は、いつの間にかおらんくなった千トの代わりに、パンケーキをその子に食べさせた。あとは…明日考えようと思ったので、今日は事務所に泊まることにしたんやけど…なかなか寝られへんかった。理由はあの子供はこんなに大人しくて大人っぽいのに、皇が子供っぽすぎると思ったからや。何か理由があって子供を演じとるのは分かる。けど…やっぱり成人しとんのにあ~んとかはどうかと思うで。
右手Side
千トが集骨町…スワロウテイルが事務所を構える町で、子供と一緒にその子供の家に行ったのだと聞いたときは、驚きました。私たちとはぐれたあと泣きじゃくってそのままうずくまってしまうかと思いましたが、彼は集骨町にまで行き、ついでに事件を解決したと言うのだから、なお驚く。とりあえず話を聞こうと思い、口を開いた。
右手 千ト。どうしてここまでこれたんですか?
千ト うーん。実はネスト本部へ行こうとしてたんだよね。そこに行けば連絡できると思ったから。
右手 端末の位置情報で大体わかるんですが、連絡しなかったのはなぜでしょう?
千ト …それを思い出した瞬間に小さい子供に話しかけられたら、話を聞く方に集中すると思う。
右手 それでその子供について行って、子供の父親と話し合いをしたと?
千ト うん。スワロウテイルの3人が来るまで話し合いをしてた。
右手 そうでしたか。ちなみに話し合いの内容は…
千ト そこは忘れちゃった。
右手 そうですか…。
千ト ねえ、右手くん。
右手 なんでしょう?
千ト 子供ってなんだろう?
右手 え?子供ですか?
千ト 大切で愛されるべき子供たちが大人にコマのように使われるってどう思う?
右手 それが普通じゃないかと。大抵の大人たちがそういう考えしか持たないものかと私は思います。
千ト そっか。
右手 千トもそうされ続けたでしょう?利用し利用されるそんな関係をずっと…
千ト うん、そうだね。でももう耐えられなかった。
右手 そうだったんですね…。
千ト ねえ…手を繋いで良い?
右手 ええ、どうぞ。
千ト ありがとう。
私たちは夜も更けていく中、手を繋いで帰っていく。子供の定義を考えながら。
あとがき
はい、ここまで見てくださりありがとうございます。今回のお話はナイトアウルの「赤子たちの沈黙」を見て衝動的に書きました。
私個人としては子供は明るく活発で自由に駆け回れる憧れの存在であり、愛されるべき存在だと認識しています。
そして、登場した各キャラクターは恐らくこう思ってるんだろうなと思って書きました。もし認識違いだろって思う方はすみません。
ここまで読んでくださりありがとうございました。また次の小説でお会いしましょう!