テラーノベル
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・ご本人様には全く関係ありません
・主の解釈で書いてます
(side 唄音ウタ)
最近腕の調子が良くない。
私達UTAU(合成音声)はレイなどロボにとても近しい者達は除いて完全に機械ではないものの、体は人工的に作られたもので構成されており、生活も人間のように食事や入浴できるのも機械で体の構造を真似して作られているだけにすぎないので、もし、不調や故障があったら修理もできる所も当然設立されている。
話は戻るが、ここ2週間ぐらいから腕の調子が悪い。関節部分が動くたびに軋むような音が鳴りいつ壊れてもおかしくないほどだ。
まぁ、今日は事務作業も終わり、あとは自室に戻るだけだ。
気のせいだと信じたいがな
あれから一週間が経った、腕の調子は良くなるどころか悪化するばかりで、逆に、指の関節はほとんどが動かなくなり、脚や胴体などの動きも鈍くなって気もしてきた。修理にも行きたいが、生憎今日は新曲の依頼が来ていていくことは難しいだろう
(まぁ、今週中には行けるだろう)
そう思いながら録音室へと足を進めた。
曲の収録は意外と久しぶりに思う、このごろは事務作業を行うことが多かったので、様子を見に来ることはあっても自身が録音室に入りマイクの前に立つのはいつぶりだろうか。
録音室へと入ると、腐れ縁の重音テトが柱にもたれ、待っていた
「やっほー、ウター、久しぶりの収録じゃん、僕も見守っとくよ」
「お前だって暇じゃないだろ…はぁ、大人しくしといてくれよ」
「りょうかーい♪」
ガラス張りの個室に入り、マイクの前に立って横のヘッドホンをゆっくり手に取り、装着する
そろそろ録音が始まる。少し鼓動が高鳴っているのは楽しみだからだろう
始まりの合図が鳴り声を出すが…
「♪〜…ザッ…ピーッゴホッ」
歌い始めて数秒もしない時に、私の声はロボ声とは違うノイズが混じり、むせてしまった
「ウタ!?大丈夫か?」
ガラス製の個室のドアを勢いよく開けて、テトがすぐに様子を見てきた
「ゴホッ…大丈夫だ…少し…喉の調子が悪いだけだ…ゴホッ…少し…飲み物を買ってくる……すぐ戻る…」
喉を抑えながら、録音室を後にする
後ろでテトが何か言おうとして手を伸ばしていたが、すぐ手を下ろし何もなかったように、手を振っていた
録音室を出て50mもないところに自動販売機がある、そこで飲み物を買って喉を潤してすぐに戻ろう。
そう思い、自動販売機へ向かって足を出し、自動販売機がもうすぐのところで_____
ガタン、ドカッ
(は?なんだこれ…動かない…)
いきなり足が動かなくなり、そのまま前えと倒れてしまった
幸運か、不運か周りには人がいないし、物音もしない。録音室までも今の声じゃ聞こえないだろう
だんだんと意識が薄れていくが対抗などできるはずもなく、電源は落とされる
『強制シャットダウンを行います』
完
コメント
1件
うわ、これめっちゃ切ない展開だ…。ウタの体調不良がただの故障じゃなくて、段階的に全身に広がってる感じが怖いわ。収録中に声にノイズが混じってむせるシーン、めちゃくちゃリアルでゾッとした。最後の「強制シャットダウン」って表示、機械としての終わりを宣告されてるみたいで悲しい。続きどうなるんだろ、テトが助けに入るのかな…気になる!
#なんでも許せる人向け
堕愛
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#テトsv