初めてあの子を見た時は驚いた。
それと同時にまたか、と思った。
棺が開くと、高めの身長をした女の子が目を開く。
すると、辺りがざわつき始める。
あそこの棺から出てきたヤツ、女じゃないか と。
彼女は目を覚ましたあと、周りを見渡す。
すると、彼女はこう言った。
『姉ちゃんルートじゃん…』
と、頭を抱え、屈みこんだ。
学園長が近寄り、2人で話していた。
「あぁ~! 1回目の妹さんでしたか~!!」
『はい、まあ』
「いや〜、あの時は酷かったですねぇ」
『そっちの手違いでしょーよ。』
「アー! 田舎っぽい話し方!! 懐かしいです!!」
『ばかにしてます?』
何か話していて、学園長は感極まっていた。
トレイン先生に呼びかけられ、俺ら教師が彼女のもとへ行くことになった。
.
「どうするんですか、学園長」
「とりあえず1ーAに行くことにしました。知り合いもいるらしいですし」
俺のクラスだとは思いもしなかった。
「わかりました」
数日経ったある日、学園長に呼び止められた。
彼女は卒業までここにいることにしたらしい。
「男ばかりなのに大丈夫なんですか」
そう尋ねると、学園長はグッドサインをして去っていった。
なんのグッドサインだよ…
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