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sgmt
修学旅行の夜、(なまえ)と佐一は、もちろん別室だった。(なまえ)の高校は不思議なことに、三学年合わせての修学旅行がある。人数が他校よりも少ないからなのだろうか。そんなことを考えながら、(なまえ)は布団に潜っていった。
「な、ま、え!話そうぜ!」
「はぁ……」
せっかく潜って心地良さを感じていたのに、Aの声で、その心地良さは瞬時に消え去った。布団から、顔を出してしまったから。
「なぁ、、俺さ、よくネットで見かけたり、女子たちの話を聞いたことあって……それがさ、、男同士でも挿れれるらしいぜ、!」
不意をつく発言に、(なまえ)は驚愕する。
「は、?何言ってんだ……」
(なまえ)はそういった行為を兄である佐一としたことがあるからよく分かってるし、そこに驚いた訳では無い。この部屋には(なまえ)とAだけ、Bは体調不良で別室に移動。Cは部屋を抜け出し上の階の男子部屋へ。
だからだ。まるで、『してみよう』とでも言われているような不自然な感覚。
佐一に言われるのなら、嬉しく受け入れるが。
「はぁ……無理だからな。俺しねぇし。違うやつとすればいいだろ〜」
呆れた目線でAを見詰めるも、Aは微動だにしない。
「なぁ、いいじゃんん!お前なら、俺いけるかもだし!!」
「いやいやいや、俺の気持ちはぁぁ!???」
Aは頑なに(なまえ)の気持ちを無視してこちらに近づいてくる。
このままだと、マッジでやばいっっ、!
明らかに発情してる。目線を下にやればそこは勃起しているしで、このままだとまじで襲われてしまう。
「お、おい、?じょ、冗談だろ?、」
気がつけば(なまえ)は手首を強く握られ押さえつけられていた。いくらもがいても、Aの手は(なまえ)の胸元に入り込んでくる。
浴衣ははだけ、ぐちゃぐちゃに。
そんな時、
「……は?」
佐一が戸を開けて入ってきた。
うん。なぜ????確かにこのままだとヤられてしまうから来てくれたのは嬉しい。でも、、それよりも、、佐一が今は恐ろしいっ!!
「!あっ、な、(なまえ)のお兄さん……?」
「お兄さんって呼んぶんじゃねぇ……」
顔、腕、足にある傷が、より一層怖さを際立たせている。
『おいっ!もう就寝時間だぞ!起きてんの誰だ!!』
あーーやばい。こりゃカオス。次は先生の怒号が旅館の廊下中に響き渡っている。
誰かが廊下で暴れていたのか、それとも何処かの部屋の灯りが漏れていたのか……多分前者だな。
「う、うぁぁ!!」
パチンッ
どうやらAは、佐一にも、先生にも恐れ、変な叫び声をあげると、電気を消して布団に潜った。
「おっ!あ、ぇ?」
真っ暗になったこの静寂な部屋に、先生の足音が響いてくる。(なまえ)はその足音に驚いたのではなく、佐一が(なまえ)の布団に侵入してきたことに、驚きを表したのだ。
「なっ、なんで入ってきて…!」
口を大きく開いて言葉を発するも、実際には細かな声しか出ていない。この状況で大声を出せば先生やAに見つかり色々とややこしいことになってしまう。
「な〜にしてたんだ〜?アイツと…」
佐一の狂気的な笑顔に、(なまえ)は察す。
──あ、これは、やばい…お仕置されるんだ…
幼少期からそうだった。(なまえ)が同性、異性の友人らと近距離で話せば、急に割り込み、友人らから(なまえ)を引き離していた。
その当時はまだお仕置などはなかったが、…佐一が中学一年生。(なまえ)が小学六年生。
思春期真っ盛りの頃に、そのお仕置は始まった。
体を密着させながら会話を交えている(なまえ)の前に、偶然帰りの早かった佐一が現れた。(なまえ)は気にせず友人と話しを続ける。
すると
「(なまえ)」
何故か分からないが、怒りの籠った眼差しで友人を睨みつけ、(なまえ)に笑顔を向けてきた。
「あっ、ぁぁああ!」
佐一のネクタイで縛り付けられた(なまえ)の手首。
「だめだろ?あんなに密着しちゃ」
佐一は抵抗できない(なまえ)の秘部に、自身の舌を挿入している。
にゅるり、にゅるり。
「ご、ごめんって、、!んっ」
謝っても止めてくれない。それどころか次第に悪化してゆく。気持ちいい。気持ちいい。
「イけよ」
「っあ、ぁああああ!!」
嫉妬心剥き出しの過去の佐一が、今の佐一と重なる。
「お仕置き、だな」
鋭いライオンのような目付きに、(なまえ)の胎内はきゅんと疼く。
──更新遅れて誠に申し訳ございません🙏🏻😭次回の更新もお楽しみください!!😭💕連休だし出すとおもいます!!!出さなかったらごめんなさい😭🥺😢