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俺には 大切な 大切な 彼女が居る 。
「 きんとき ! 来るの遅いよ ー ! 」
そう言って俺に抱き着いてきた この
パンダパーカーの青年は 俺の彼女 。
「 ごめんて 、 Nakamuに会うの久々
だからプレゼント買おうとしてたの 」
Nakamuを抱きしめ返しながら言うと
彼は顔を真っ赤に染めた 。
「 … 人たらしすぎ 。 」
「 そうかな ? それより お店入ろ 」
「 Nakamu行きたがってたでしょ 」
そう急かしてみると Nakamuは
俺の瞳を見つめた後 何かを呟いた 。
「 _ … とりあえず 行くよ 、 ! 」
「 うん 、 w 」
Nakamuに手を引かれながら
向かった先は カフェ “ 日常 ”
俺らが入ると 、 カフェの店員の
ぺいんとさんが 快く迎えてくれた
「 あ ! きんときくんとNakamuくん 」
「 こんにちは 、 ぺいんとさん 」
「 こんにちは ー ! 来ちゃいました 」
大きくぺいんとさんに手を振る
Nakamuは とても愛らしい 。
「 ねけめ先席ついてな ! きんときくん
に頼まないといけないことあってさ」
ぺいんとさんに言われると Nakamu
は少しばかり 不満そうにはなったが
窓側の席に荷物を持って向かった 。
「 … ねぇ きんときくん ! ? 」
カウンターの奥に案内され 突然大きな
声を出されたら なんと思うだろう 。
もちろん うるさい と思う訳なんだけど
「 今日は Nakamuくんなの ?
1週間前は シャークんとだったよね 」
「 流石にまずいでしょ 、
きりやんくん とかスマイルくん 、
Broooockくんとも来てたしさぁ 」
「 全員彼女って言うくらいなら
1人に絞ってあげなよ ー ! ! 」
肩を揺らされながら 俺は
ぺいんとさん に言い返した 。
「 全員大切だから彼女なんです ー ! 」
「 皆彼女じゃだめなんですか ?
俺は全員を平等に好きなのに ! 」
「 セリフがもうクズ男のそれじゃん 」
呆れているように肩を落とされると
こちらもいよいよ腹が立ってくる 。
「 そもそも 俺が誰を好きでいたって
ぺいんとさんには関係ないですよね 」
「 関係あるよ ! 隠すの
必死なの俺らだって ! ! 」
「 まじでいつか全員に言うからね ? !
きんときくんはクズ男だって ! 」
「 てか何で全員ここに連れてくるん
だよ ! ? 俺がシフト入ってるときに ! 」
涙目になったぺいんとさんを睨み
つけていると 裏口の方からふわふわ
とした声が俺らの名前を呼んだ 。
「 あ きんときさん !
ぺいんとが何かしちゃった ? 」
「 俺なんもしてないって ! 」
「 クロノアさん ! 」
クロノア と呼ばれた彼は
ここのオーナーで 、 客に対しては
ものすごく物腰が柔らかい人だ 。
「 ぺいんとさんが俺のことクズ男
だって言ってきたんですよね 」
「 きんときさんみたいな人にクズって
言うのはちょっと … ねぇ ? ぺいんと 」
「 違 、 だから … その 、 ねぇ ? 」
そう後退りながらこれでもかと汗を垂れ
流すぺいんとさんが 少し可愛く見えた
まあ 俺の彼女ほどではないけどね
「 すみません 待ち人が居るので
俺は席に戻りますね … ? 」
クロノアさんに声を掛けると
申し訳なさそうに頭を下げられた
「 ごめんね 、 うちのぺいんとが 」
「 叱っておくから 」
「 え 、 ちょ 無理無理 ! 」
裏口の方に少しずつ引っ張られていく
様子を少し見た後 俺は席に戻った
… そのとき 多分携帯の着信音が
なったが 俺は気にしなかった 。
「 きんとき遅いよ ~ 」
「 ごめんねNakamu 、
待たせすぎちゃった 」
「 彼女を待たせるとは何事か ! 」
「 なんちゃって 、 」
誰もが見惚れるであろう笑みを浮かべ Nakamuは注文したであろう
パンケーキを頬張った 。
途端 俺の携帯が鳴った 。
この音は間違いなく 通話のコールだ
危険を察知して席を立つと Nakamu
に断りを入れて俺は一旦店を出た 。