テラーノベル
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⚠シドニキ
急に始まる🙂
ニキの向かい側の椅子に座り水色の髪を揺らす。シャツのボタンは既にいくつか外れていて、鎖骨が覗いていた。視線の先には、ソファに座ったまま動けないニキがいる。
『……逃げんの?』
低い声。唇の端だけで笑っていた。
黒髪の下、王冠が僅かに傾いている。ちっちゃい王冠。手首にはネクタイが巻かれていて、それがソファに繋がっていた。身動きが取れない。水色の瞳がこちらを見ている。シードの、あの目。優しいのに底が見えない、水底みたいな目。
「この状況見て俺が逃げれると思うか?」
『思わんな、』
息を吐くように笑い立ち上がった。靴の音が静かな部屋に響く。一歩、また一歩。猫が獲物との距離を詰めるような足取りで。喉が鳴った。見上げる形になる。座っているニキと立っているシード、その身長差が今この状況では暴力的だった。
「お前さ、こういうの趣味だったっけ。」
ニキの顎を指先で持ち上げた。力は入っていない。けれど逃がす気もない。
『趣味っちゅうか……ニキが悪いんよ。そういう顔するけぇ。』
「どういう顔だよ。」
親指がニキの下唇をなぞった。
『怯えとるの隠して強がる顔。』
「っ…別に怯えてるわけじゃないけど。」
その言葉を聞いて、ふっと息だけで笑った。顎に添えていた手が首筋へ滑り落ちる。脈に触れるように、指の腹を肌に当てた。
『じゃあこれは何?』
指先がとくとくと跳ねるニキの鼓動を数える。明らかに速い。
唇を噛んだ。反論しようとして、でも言葉が出てこない。首に触れたシードの指が冷たくて、その温度差に身体が勝手に震えた。
「……お前の手が冷たいだけ。」
嘘つき、と囁くように言って、もう片方の手でソファの肘掛けを掴んだ。ニキを挟む形になる。逃げ場がなくなった。
顔を近づけた。鼻先が触れそうな距離。シードの吐息がニキにかかる。
『はよ素直になりんさい。』
目を逸らそうとした。逸らせなかった。水色の目がすぐそこにある。綺麗な色してるくせに、やってることは全然優しくない。
「素直も何も、俺は別に……」
言葉を遮るように、首元に唇を落とした。キスではない。歯が軽く肌を掠めただけ。けれどニキの身体がびくりと跳ねたのを、シードは見逃さなかった。
『…感じとるじゃろ。』
耳まで赤くなっているのが自分でも分かった。最悪だ。こいつの前でこんな顔したくなかった。
「まじ…きもい……なに、おまえゲイなん?、…俺そんな可愛い顔してねぇんだけど、抱けんの?、笑……」
首元から顔を離して、少しだけ距離を取った。けれどニキを見下ろす目は変わらない。むしろ愉しそうに細まった。
『きもい、か。』
口の中で転がすように繰り返して、それから笑みが深くなった。
『ゲイとか関係ないんよ、そんなん。可愛い顔かどうかもどうでもええ。』
嫌な予感がした。こういう時のシードが何を言うか、長い付き合いで知っている。
ネクタイで縛られたニキの両手首のすぐ横に手をついた。覆いかぶさるような体勢。
『ニキじゃけぇ抱きたいんじゃ。』
声のトーンが落ちた。甘さの皮を被った執着が、剥き出しになっている。
『可愛いかどうかは俺が決める。……ニキは黙って感じとったらええんよ。』
息を呑んだ。「ニキだから」その言葉が、思った以上に胸の奥に刺さった。ずるい。こいつはいつもそうだ。こうやって真っ直ぐに名前を呼んで、逃げ道を塞いでくる。
「っ……お前、ほんと最悪。」
最悪で結構、と言いながらニキが着ているシャツの裾に指を差し入れた。素肌の上を這う指先。ゆっくりと、焦らすように。
『泣いても止めんけぇ。』
「いや、泣いたら流石にやめろよ…泣かんけど。」
『ふっ、そういう負けず嫌いなとこも好きだわ。』腹の上で止まっていた指がそのまま上へ昇っていく。肋骨の凹凸をひとつひとつ確かめるみたいに。丁寧で、それでいて容赦がない。
『泣かんとか言うとる奴が一番泣くんよなぁ。』
肌の上を指が這うたびに、腹筋がひくひくと反応する。自分で制御できない身体の反射が恨めしい。唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた気がした。
「うっせ…好きとか軽々しく言うな……っ」
シャツを胸元まで捲り上げて、露わになった肌に目を落とした。間接照明のぼんやりした光がニキの白い肌を照らしている。
『軽くない。知っとるじゃろ、俺がそういう冗談言わんの。』
鎖骨に口づけた。今度はさっきのような掠めるだけのものではなく、はっきりと唇を押し当てて。そのまま舌先で肌を舐め上げた。
「っ、あ……」
思わず漏れた声に自分で驚いて、慌てて口を閉じた。顔が熱い。耳の先まで火が点いたように熱かった。
聞こえとったよ、と言わんばかりに口角を上げて、顔を離した。銀色の糸が唇と肌の間に一瞬だけ光って、切れた。
『声我慢せんでええよ。聞きたいわ、ニキの声。』
「っ、きもいって、…絶対声出さんから…!」
絶対という言葉に、挑発を受けた子供みたいな笑みを浮かべた。けれど目だけは笑っていない。
『へぇ。ほんなら試してみよか。』
シードは捲り上げていたシャツから手を離し、代わりにニキの太腿へ手を伸ばした。内側を、爪の先だけで撫でるように。布越しではない、直接。ベルトはいつの間にか外されていたらしい。ニキ自身が気づいていなかっただけで。
冷たい指先が太腿の内側をなぞった瞬間、背筋に電流が走った。閉じようとしても両脚の間にシードの身体がある。動けない。
ちょ、いつのまに……っ、
答えない。ただ指を少しずつ上へずらしていく。付け根のすぐ手前で止めて、また下へ戻る。同じ場所を何度も。触れそうで触れない、その繰り返し。
焦らされている。完全に。分かっているのに身体が勝手にもどかしさを訴えてくる。拳を握ろうとしてもネクタイに阻まれて力が入らない。
「……っ、」
声は出さなかった。でも呼吸が乱れているのは隠しようがなかった。
水色の目を細めて、ニキの必死な横顔を眺めた。
『偉いねぇ。まだ声出とらんわ。』
そう言って、指先がほんの少しだけ、際どい場所に触れた。ニキは声を出さないと決ているのに、出したら負けだと思っているのにシードはそれを分かった上で、わざとゆっくり攻めている。
息が荒くなる。眉間に皺が寄って、唇を強く噛んでいる。目尻に薄く涙が滲んでいた。声は出していない。けれど身体は正直だった。腰が微かに揺れて、シードの指を追いかけるように動いている。
その動きを見て、口元が緩んだ。けれど指は止めない。触れるか触れないかの圧のまま、布地の上から輪郭をなぞる。
『腰、動いとるよ。』
その一言で、自分の身体が何をしているか気づいた。かっと顔に血が昇る。歯を食いしばって腰を止めようとしたが、シードの指が少しだけ圧を強めた瞬間、また揺れた。
「……っ、ぅ……」
ニキの耳元に唇を寄せた。吐息が直接耳に流し込まれる距離。
「あと少しっしょ?」
囁きながら、指をゆっくりと上下に動かし始めた。布越しに、硬くなりかけているのを確かめるような動き。
「ぅぅ、……
(やだやだやだ、…っ)」
長くなってしまったので一旦ここでくぎります!変なとこで区切ってすみません💦
テストやっと終わったぁぁ!!
夏休みはバンバン遊びたい!けどほぼ塾で泣くこれからもニキ受け沢山出したいのでリクエストなどあったらください!!🙇
#最強無敵連合
1️⃣🎬
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コメント
1件
おおお…すごかったです…!めっちゃドキドキしました💦 シードの「ニキじゃけぇ抱きたいんじゃ」って台詞が刺さりました…「可愛いかどうかは俺が決める」の執着感。優しいのに逃がさないっていう雰囲気が最高に好きです…🥀 ニキの強がりと身体が正直なギャップもたまらなかったです。続きすごく気になります!テストお疲れ様でした〜夏休み楽しんでくださいね☕🤍