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俺と貴方の出会い。
若井視点
~ ~ ~ ~
俺と貴方が出会ったのは、学校の図書室だった。
元々不登校な俺はギターの参考本を借りに図書室に行った。
静かな図書室が好きなので誰もいないであろう授業中に行くことにして、できるだけ人と会わない様にそーっと行った。
無事に見つけて図書室出ようと振り返った時、後ろから肩を叩かれた。
え、もしかして、サッカー部の友達とか?だとしたらお前風邪じゃないのかよ!wって言われる。やだ。こわい。
ねぇ、聞こえてる?
へッごめんなさっ”
後ろを振り返るとサッカー部ではなく、メガネをかけた静かな先輩だった。
赤色のネクタイ。3年生だ。
なに、なんで泣いてんの。
いや、びっくりして、っ”
ふーん
先輩は大森元貴っていうらしい。高卒が決まってるから勉強しなくていいんだと。さっきまで、曲を作ってたらしい。
これから保健室に戻っても暇なだけなので、横に座ってギターの本を読むことにした。
だけど、横でものっすごいいい匂いがするから集中できない。
横を見ると、綺麗な顔をした先輩が集中して歌詞を書いていた。
少し乱れた黒い長い髪。
度が強い伊達メガネ。
心の奥で何か熱いもの疼いた。
、、、なに、
見てたことが先輩にバレて、冷たい目で見られる。
その瞳を心から愛したいとふと思ってしまった。
ぁ、、なにも、、ごめんなさい、、
先輩はまた机に向かって描き始めた。
俺はこんな気持ちになることが初めてだったので、困惑した。
だけど、気づいたんだ。
俺は、先輩のことが好きだって_
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