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会長とパンダ。

5 - 第4話 一緒に帰りたい

♥

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2024年08月27日

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🐼視点


🐼

「緊張する〜、、」


俺は今年、念願のきんときと同じクラスになれてすごく嬉しい。


はず、、、。


女子

「え〜!金崎くんと同じクラスなんだけど!うれし〜!!」


🎤

「そっか (ニコッ 」


どんなにそっけない言い草でもきんときの笑顔が付けば誰でもイチコロだ。


ほら、女子が騒いでる。きんときは迷惑そうだけど。


俺も話しかけたいのにな。


きんときこっち見ないかな。


というか今日きんときと一緒に帰らなければ俺はぼっちになる。あの2人にはきんときと帰る宣言をしてしまったため、彼氏と帰る約束が入ってる。


何としてでも誘わなければ。


クラスメイト(男)

「きんとき〜!今日一緒に帰ろうぜ〜!」


え。


俺も帰りたいのに。


クラスメイト(男)

「は!?俺も帰りたいんだけど〜!ずるいって!」


うわ、、。どうしよ。


これ、、今誘うしかないか、?


よし。


🐼

「おれもッ、」


🎤

「ごめん!今日先約あるわ〜」


え?


クラスメイト(男)たち

「え〜まじか〜」

「わかったよ、また今度な〜」




さいあく。





でもそっか。きんときは人気者だもんな。



うぅ…。



やっぱり悲しい。



そんなことを考えていたら担任から始業式が始まる、と声がかけられた。

廊下に並び、体育館に入って速やかに座る。


去年の並び順だったらきんときの顔見れたけど今年は見えないな~、とか

去年よりも校長の頭光の反射で輝いて見えるな~、とか。

こんなくだらないことを考えてぼーっと先生の話などを聞いていた。



「つづいて、新生徒会長からのお話です。」



そんな司会の声が聞こえた。



新生徒会長!?それって…


🎤

「みなさんこんにちは。今年度の生徒会長を務めさせていただきます・・・」


きんとき!!かっこいい!!!!!!!!


彼の目つき、腕の筋、体のライン、すべてを注視する。話なんて入ってくるはずがない。きんときがかっこよすぎるのが悪いんだ。



気づけば始業式は終わっていて、もうSHR(ショートホームルーム)が始まろうとしていた。


🐼

「今日はぼっち下校か…。」


🎤

「なかむ今日帰る人いないの?」


🐼

「え!!!!!」


やばい。近い。かっこいい。


🐼

「いない、、けど、、、」


ひょこっと後ろから覗いてくる彼がかわいくて、かっこよくて。流暢にしゃべれない。


🎤

「ほんと!?!?」


彼はなぜか嬉しそうにする。先約があるんじゃなかったのか?


🐼

「うん、なんで?」


俺がそういうと彼は目をそらした。


🎤

「えぇっとぉ…。」


彼は照れくさそうに頬を赤らめる。


何。期待するし。


すると彼は俺にグンッと近づいた。


🎤

「なかむいっしょにかえりたいな~って…。」


彼は俺の耳元でそう呟いた。


🐼

「え!?!?///」


うれしいけど!うれしいけどさあ!!!どゆこと!?


🐼

「待って。先約っていうのは?なくなったの?」


🎤

「え!?///」

「聞いてたの…!?///」


🐼

「んまぁ…」


🎤

「いやふつーに、、なかむと帰ろうって決めてて、、、」


🐼

「え!?そゆこと!?///」


やばいって。今絶対に俺の顔、郵便ポストぐらい赤い。


🎤

「じゃあ、もうSHRはじまるから」


🐼

「ん。」


胸が鳴り止まないままSHR(ショートホームルーム)は終わり、下校の時間だ。

無駄にトイレに行き、髪を気持ちだけでも整える。


よし。


絶対に距離を縮めるぞ!

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