テラーノベル
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夕暮れの放課後。
校舎をオレンジ色に染める光の中、寧々は大きくため息をついた。
「はぁ・・・・・・疲れたあ。」
「お疲れサマ、ヤシロ。」
声のした方を見ると、窓枠に腰掛けた花子くんがにこっと笑っていた。
「花子くん!また急に出てくる~」
「だってヤシロが驚く顔、面白いんだ。」
さらに、花子くんが笑う。
「もー!!」
頬をふくらませる寧々を見て、花子くんはくすっと笑う。
「今日は何かあったの?」
「テスト返ってきたの・・…..。」
「へえ、結果は?」
「聞かないで・・・・..。」
机に突っ伏す寧々。
花子くんは少し考えると、ひょいっと彼女の前に降り立った。
「じゃあ、ご美あげよう。」
「え?」
彼が差し出したのは、小さな紙袋。
中には星の形をした金平糖が入っていた。
「えっ、かわいい!」
「七不思議特製。」
「絶対ウソでしよ。」
「バレた?」
二人で顔を見合わせて笑う。
寧々は一粒口に入れる。
「甘い!」
「疲れた日は甘いものが一番。」
「ありがとう、花子くん。」
そう言うと、花子くんは少し照れくさそうに目をそらした。
「…・・・・・お礼なんて言われると調子狂うなあ。」
(小声で
「え?」
「いや、なんでも。」
夕日が二人を優しく照らす。
静かな教室には、笑い声だけが響いていた。
「ねえ、花子くん。」
「ん?」
「またこうして話そうね。」
「もちろん。」
花子くんはいつものいたずらっぽい笑顔を浮かべる。
「だって、ヤシロの笑った顔、好きだから~」
「っ・・・・・・・!」
寧々は顔を真っ赤にしながら、「もう!」と叫ぶ。
その声に花子くんは楽しそうに笑い、放課後の教室には穏やかな時間が流れ続けるのだった。
コメント
1件
ああ、読んだ読んだ!もうね、冒頭から花子くんの「お疲れサマ、ヤシロ。」で、にやけちゃったよ(笑)。金平糖を差し出すとこ、「絶対ウソでしょ」って返した寧々も可愛いし、「バレた?」って花子くんが軽く返すのも、二人の空気感が伝わってきてすごく好き。テスト落ち込んでるとこに、ふわっと差し入れできるキャラって大事だよね。最後の「好きだから~」で赤面する寧々、完璧。放課後のゆるっとした世界観にほっこりしました!続きも楽しみにしてます🌷
#ボカロ曲パロ
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