どうも
くくるです
この話だけは終わらせます
絶対に
《《絶対に》》
⚠️🇷🇺🇧🇾
久しぶりだから文章迷子
実際の国際情勢などとの関係は一切ありません
ロシア視点
「ん?あのトンネルがどうしたんだ?」
「トンネル抜けると、俺がさっき言ってた花畑があるんだよ。
でも、ベラがいつも暗い所怖がってて。だからウククと俺でベラの手握りながら通ってたんだよな。」
「そうそう!でも、帰りは父さんが居たからか一人で走っていっちゃってさ……あ、覚えてる?
ベラがその時転んじゃった話」
「覚えてる。確か、父さんがめちゃくちゃ心配してたよな。」
「うんうん!
『ベラ?!大丈夫か?Σ(・Д・)ハッ!!血が出てるじゃないか!!急いで病院……!!』
ってさ、凄い慌てようだったよね」
「それで、ベラも泣いて、父さんにしがみつくばっかりで何も言わないから、マジで地獄絵図だったよな」
「2人で父さんに必死に『救急車呼ぶほどじゃないから!!』って落ち着かせてたよね。
でも、あの頃が1番平和だったよ。……間違いなく。」
「……そうだな」
「…ふーん?なんだ、お前ら思ったより仲良いじゃん」
ふと、アメカスがそう零した。
「は?やめてくださいよ」
「…」
「わるいって。でも、まぁ…兄弟だよな、お前ら。」
「…」
兄弟
家族
親
思えば、そんなモノにかなり縛られていた気がする
俺も、ベラも
「なぁ、ウクク」
「……なに」
「……ごめん」
「……」
「ベラに手向ける花、何がいいか一緒に考えてくれないか」
「……いいよ」
それからまた沈黙が流れ、俺たちは目的地へと着いた。
「うわ……すげぇ」
アメカスも思わずこういうほど、一面に咲く花々は美しく、かつての記憶通りだった。
「……!」
あの木……!
よくあの木の下でひと休みをしていた。
ベラが俺の膝を枕にして寝ていたのもあの木の下。
懐かしい
もう骨も残ってないけど、ベラの墓を建てるなら、ここがいいんじゃないか
そう思った。
「…綺麗」
隣にいたウククも、目をキラキラとさせてそう言っていた。
「お前さんら、何しに来たんじゃ」
老いぼれの声がし、振り向くと、初対面のジジイが立っていた。
「花畑見に来た。めっちゃ良いとこだな、ココ!」
流石アメカス
「そうじゃろ?……じゃがなぁ、これを見れるのもあと数週間での…」
「え?なんで?」
「ここになにか施設を建てるようでの。花畑は埋めてしまうそうじゃ……寂しいのぉ」
「へぇ……」
マジか。ここに墓建てられねーじゃん
絶対喜ぶと思ったのに。
「……」
なんだか、俺らの思い出が埋まってしまうようで
とても嫌な気持ちになった。
「クソ兄貴、早く行こ」
「え?」
「花、摘むんでしょ?ベラに」
「……あぁ」
1歩、花畑に足を踏み入れる。
できるだけ花を踏まないように、ゆっくりゆっくり歩いていった。
コメント
4件
施設ですって?!別のとこ建てろよ
シセツコワス!シセツコワス!シセツユルサナイ!
建設会社…破産させて施設建設防止の説得までの時間稼がないと…