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今回は二本立てでーす
【万事屋の朝】
(机の上に山のような封筒📮)
新八「……あの、これ全部“彩音さん宛て”ですけど」
神楽「山じゃなくて山脈アルな」
銀時「(震え声)な、なんだよこれ……爆弾か?」
彩音「え、ファンレターじゃん!ほら、“ラジオ聞きました!”って!」
(彩音、嬉しそうに開封)
彩音「“彩音ちゃんの声が可愛かったです!”……だって」
銀時「……声優でもねぇのに……」
神楽「“杉田さんとお似合いでした”って書いてあるアル」
銀時「……ッ(胃がキリキリ)」
新八「銀さん、顔色が……」
銀時「いや、大丈夫……俺ァ大人だ……(ギリギリ)」
(別の封筒)
彩音「“ぜひラジオ第2弾で共演を!”って!嬉しい〜!」
銀時「(バターン!机に突っ伏す)俺の胃が共演NG出してんだけどォ!!」
神楽「銀さん嫉妬メーターオーバーヒートアル」
新八「もう限界突破してるな……」
【数時間後】
(ファンレター整理中)
彩音「ねぇ、銀時……これ一緒に読もうよ」
銀時「いーや結構。俺そういうのアレルギーなんでね」
彩音「もー、素直じゃないんだから」
(近づく彩音)
銀時「ち、近ぇよお前!」
彩音「もしかして……嫉妬してんの?」
銀時「んなワケ……あるかバカ!」(顔真っ赤)
神楽「あるアル〜」
新八「確実にありますね〜」
【夜・万事屋屋根の上】
彩音「……ファンレター、すごかったな」
銀時「ま、人気者だな。電波系の意味でも」
彩音「う、うるさい!」
(少し間)
彩音「でも、嬉しかった。“声が好き”とか、“元気もらえた”とか……そう言われると、頑張れる気がするんだ。誰かの役に立てた気がして」
銀時「……そっか」
(空を見上げて)
銀時「じゃあ次の放送も、笑顔で電波ジャックだな」
彩音「……そーだな」
(風が吹く)
【都内?某居酒屋】
杉田「いや〜第1回放送、大成功でしたね!」
中村「飲もう飲もう!」
(乾杯🍶)
銀時「なんで俺らまで呼ばれてんだよ」
彩音「“現場感出るでしょ?”ってプロデューサーさんが」
神楽「未成年だからジュースアル!」
新八「僕もジュースです!」
(30分後)
杉田「中村ァ、声真似対決しようぜ!」
中村「おーけー!お題“悲鳴嶼”!」
(この人はアルコールアレルギーで酒飲めないのでコレは素面です。わざとです)
杉田「おいィ!それ俺‼︎しかも別漫画‼︎」
(爆笑)
彩音「(めっちゃ笑ってる)……はー⤴︎……杉田さんほんと面白い……」
銀時「(グラス片手に)……チッ……」
新八「銀さん、グラスの握力強くなってません?」
神楽「今にも割れそうアル」
【その後】
杉田「じゃあ最後に、彩音ちゃんから締めの一言!」
彩音「えっ、アタシ?」
中村「生放送で決め台詞的なやつ頼むよ〜!」
彩音「えっと……じゃあ――“推し活は、命がけ!”」
(拍手と笑い)
銀時「……お前ほんっとブレねぇな」
彩音「まあな、本当のことだし」
(照れ笑い)
神楽「また銀ちゃんの胃が死ぬアル」
新八「いや、もう再起不能です」
【帰り道】
銀時「……酔ってねぇか?」
彩音「へーきへーき!酔ってないもん!」
銀時「(ため息)……電波も酒も、扱い注意だな」
彩音「銀時も、推し活に混ざればいいのに」
銀時「俺が推すのは……一人で十分だ」
彩音「……へ?」
(銀時、先に歩き出す)
彩音「……ほんっと、ずるいなぁ」