「あはは、公園ついた〜。」
『ぜぇ”はぁ”つっっかれたーーー。』
「大丈夫?」
『座りたい。』
「そっかー。じゃ、おはなししよ!」
『休憩させてくれよ。』
「あはは、ブランコ乗ってくるね〜!」
『気をつけて。』
「わかってるよー。」
『……………わかってないな。ボクが言いたいのは、自分を大事にしろってことなのに。』
『わたしがかみさまの代わりに泣く、か。どうしてそんな発想をしてしまうんだろ。だから、優しすぎると常日頃から言ってるのに。』
「おーーい!やっぱり2人でシーソーしよ!」
『仕方ないな。シーソーくらいならいいか。』
「やったー!」
「楽しかったー!」
『よかったね。』
「うん、よかった!」
『帰ったらどうする。………!あそこ、雲の隙間付近、虹ができてる。』
「え、ほんとだー。すごーい!しかも、みんなは気付いてないよ。」
『2人で見るには勿体無いくらい綺麗。』
「雨の中出てきてよかったー!」
『ボクはたまにでいいけど。』
「おーい言い出しっぺの法則。」
『……。』
「だまんないでよ。」
『楽しかったよ。』
「おー、よかった。」
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雨の中の二人の話