テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
srhb
謎世界線
微R15?
ご本人様とは関係ありません
凪ちゃんから任された任務が終わった。
今日は加藤さんちの猫探し。
なかなかすばしっこい子で終わるのが夜になってしまった。
空は晴れ渡っていてきれいな満月と星が見える。
こんな夜は何かが起こりそう。
ふと、大きな影が飛んで行った。
シルエットからして鳥だろう。
俺はなぜかその鳥が気になってしまった。
己の身体能力を生かし鳥を追う。
鳥はビルの屋上にとまったようだ。
階段を駆け上がる。
「こんばんは。いい夜やね。」
そこにいたのは鳥ではなく青年だった。
背中に黒い翼をもった。
頭には角が生えており、しっぽが揺れている。
「きみは?」
どこか見たことのあるような姿をしていて記憶を探るが思い出せない。
「俺は、『悪を謳歌するもの』」
夜空を閉じ込めた瞳で俺を見つめる彼。
まるで、アメトリンみたいだ。
「アメトリンか。確かに俺やね。」
「え?」
「声に出とったよ?」
彼がいたずらっぽく笑う。
急に恥ずかしくなって顔をそらした。
「じゃあ、あんたはカコクセナイトやね。」
「かこくせないと?」
聞いたことがない名前だ。
「そう。あんたの誕生日石。」
なんで俺の誕生日を知ってるんだろう。
「石言葉は神の祝福なんよ。セラフ・ダズルガーデン君?」
「っ‼‼」
さすがに怪しいと思って護身用のナイフを投擲する。
ひらりとかわされ、その身が浮いた。
「またな。」
「待て!」
とっさにつかんだのは青年のしっぽ。
すると青年はびくりと体を揺らし、力が抜けた。
「ちょ、尻尾はダメやろ!」
「え、あ、ごめん。」
謝りつつも逃げられたら困るので尻尾ははなさない。
「なんで、オレのこと知ってるの?」
「見てわかんない?俺が悪魔だから。」
すました顔でそういう青年。
いや、悪魔。
「悪魔だからってそんなのが信じられると思う?」
「悪魔の力見せてやろうか?」
悪魔が俺と目を合わせてくる。
「魅了」
そう言ってウィンクするが何も起こらない。
「…。なにがしたいの?」
「あっれぇ???」
悪魔にも想定外だったようであわてている。
「ん?でも俺悪魔だし…。効くはずだよな…。もしかして、力が弱くなってる…?」
ぶつぶつと何かをつぶやく悪魔。
一通り自己完結ができたのかまた俺を見つめてくる。
「なに?」
「しっぽはなして?」
「やだ。」
「えぇええ!?即答??」
いつの間にかすまし顔じゃなくなっている。
余裕のない顔がなんだか可愛くてつい、尻尾を引っ張った。
「ひゃう⁉♡」
面白い声を上げて悪魔の肩が跳ねる。
「尻尾放してほしいなら逃げなきゃ。」
にっこりと笑って悪魔にそう言う。
尻尾は弱点なようでこちらをにらみつける。
もう一回尻尾を引っ張った。
「きゃぅ♡♡」
快楽になっているのかだんだんと悪魔の頬が赤く染まっていく。
「や、だめ。尻尾やめてぇ。」
涙目で訴えてくるが興奮材料にしかならない。
「えぇ?どうしようかなぁ?」
「うぅ、ごめんなさいするからぁ」
何について謝るのだろうか。
案外ちょろいな。
「なんで俺のこと知ってるの?」
「それは、俺が悪魔やからだって、ひゃうぅ♡」
「それじゃない理由もあるでしょ?」
「や、それは…きゃう♡ひゃん♡」
「答えて?」
引っ張るだけじゃなくて尻尾の先をぐりぐりすると反応が良くなった。
「やら、いわないぃ♡」
腰をへこへこと揺らしていて快楽を求めているのがまるわかりだ。
「そう。」
俺はわざと手を離した。
「へ…?」
「ならもう用無いや。」
じゃあね、とわざとらしく手を振る。
「や、まって」
「え?なんで?」
「うぅぅ…。」
顔を真っ赤にしながらあーとかうーとかうなっている。
「その、教えるから、気持ちよくして?」
上目遣いでそう言われる。
それに撃ち抜かれた俺はもしかしたらさっきの魅了魔法にかかっているのかもしれない。
「よろしくね。アメトリン。」
名前がわからないからそう呼んで俺の家に連れていく。
これは後でわかったことだが、実はアメトリンもカコクセナイトもアメジストと混ざっているらしい。
なら、俺たちがまぐわっても問題ない。
悪魔の声が出なくなろうがどれだけ飛ぼうが腰を打ち付ける。
しまいには鬼、悪魔、と言われてしまった。
魅了の魔法をかけたのは君なのにね。
謎エンド
謎ストーリー
めちゃくそ駄文。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ネタが尽きていて悲しい限りです…。
それではまた、次回のお話で。