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「ところで、ゾード?」
仙道さんはゾードに話しかけた。
「何でしょうか?」
「君が冥府レイドを仕留める時に使った技?魔法?なんだが…」
「あぁ、ちょうど話さなくてはと思って居ました。
あれは、魔技という魔法と技の合体版オーラ術です。
魔法の魔と技を組み合わせて、魔技と言います。」
「…そうか…
だが、なぜもっと早くその魔技を使ってくれなかったんだ?
もし、君がマギを早く使っていれば、犠牲者は減って居たかもしれないんだぞ?」
仙道さんは少し問い詰めるように言った。
「…こちらにも事情があるのですよ。
マギを使うにはまだ早い…
もう使ってしまった以上はみなさんに伝授しますが…
本当はコレを使うのは、次の段階なのです。」
「どう言う意味だよ!」
俺は言う。
「今はまだ言えません…」
ゾードはいつものようにそう答えた。
「その、マギは誰でも使えるのか?」
仙道さんが話を変えるようにそう尋ねた。
「いいえ、レベル1000を超えた者だけです。」
「レベル…1000…か。
この中では、ゾード、俺、白波、くらいだな…」
仙道さんは顎に手を当てて考える。
「では、仙道さんと白波さんは後でトレーニング室に来てください。
マギを伝授します。
それこら…次の段階が何なのか…?
今はまだ言えませんが、そのうち…
覚醒体を超える強敵が現れるでしょう…」
ゾードは穏やかに、だが、はっきりとそう言った。
「覚醒体を超える…強敵…!?」
ルナティさんが言う。
「えぇ、言ったでしょう?
これは、始まりの終わりに過ぎないと…
ここからが正念場です。
大丈夫です、マギを上手く使えれば…
その強敵にも対応できるはずです。」
ゾードはまたそう言った。
「魔技っていうのは、オーラ術って言ったよな?」
桜波が尋ねる。
「えぇ、そうです。
身体の中のオーラを具現化し、魔法や技を一つにして、さらに強化するのです。
魔法と技はかなりの威力となりますが、その代わりにオーラをコントロールする鋭い精神力が必要です。」
ゾードは説明した。
「僕たちがマギをマスターすれば…
覚醒体の次の強敵にも対応できる、と?」
白波さんが言う。
「えぇ、対応可能だと思います。
マドンナとマギ、この二つがあればね。」
そして、レイド討伐後の初めてのミーティングは解散となり、仙道さん、白波さん、ゾードはトレーニング室に向かった。
俺は車の中でゾードが戻ってくるのを待って居た。
「覚醒体の次の強敵って…?」
ミアが呟く。
「ゾードの奴、一体何を知ってるんだか…」
俺は半ば呆れてそう言った。
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