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前回のお話がいいね200も付いてました!ありがとうございます!
でもなんかバクのせいか2000文字くらい書いたんですけど800文字くらいまでデータ消えてました泣
なのでその分3000文字ぐらい書きます!
ではSTART
僕の名前は天馬司
一応 天馬家の長男だ
天馬家っていうのは代々必ず緑以上の異
髮の人材を産んでいる超エリート家系な
んだけど…
僕の髪の色はどの異髮にも属さない金髪。
だからお父様にもお母様にも嫌われているんだよね。
妹の咲希はピンクの髪という上から3番目の髪の色をしている。
だから親の2人には愛されているけど、
僕は除け者みたいだね。
気づいたら部屋に着いたみたいだ。
部屋の中に入り、ベットに座ってふと思ってしまった。
僕ってほんとに必要なのかな…
司「はぁ…ほんとに僕は必要なのかなぁ… 」
思わず声が出ていたようだ。
すると
???「必要の余地しかないよ!!」
突然、聞いた事のない声がした。
司「うぇ!?今声がしたような…流石に気のせいか」
使用人でもこのような声を聞いたことがない。第1、自分のことを気にかけている使用人など居やなしないのだ
???「いやいや気のせいじゃないって!」
そして当たり前かのようにもう一度同じ声がする
司「うわぁ!!ちょっとびっくりさせないでよ…で、どこにいるんですか?」
見えないその人に声を掛けてみた。
すると90cm程度の水色の髪のツインテールの少女が出てきた。
???「初めまして!天馬司くん!私の名前は…」
ミク「初音ミクだよ☆よろしくね!」
ミクと名乗る人物は頭についている耳?のようなものをぴょこぴょこさせながら言った。
司「あ…よろしくお願いします…」
ミク「よろしく〜☆ていうか!敬語はずして欲しいなぁ〜」
ミクは目をウルウルさせながら僕に言ってきた。そんな目をされたら断れないじゃないか!
司「わかりm((分かった…」
ミク「にひっ、ありがとぉ!」
というか、なぜミクはこんなに小さいのだろうか、聞いてみよう。
司「そういえばなんでミクはそんなに小さいの?」
聞くと、衝撃的な回答が帰ってきた。
ミク「それはね、私が精霊だからだよ!」
精霊!?あの伝説の…?確か王国のことを裏切って処刑されたんじゃ…
ミク「ううん、それは嘘だよ。」
ミクが僕の心を読み取ったのか、僕の考えていたことに答えてくれた。
ミク「これは1000年以上前の話なんだけどね、」
昔、精霊王という人がいたの。
精霊王とこの国の王様は友好関係にあったの。
だけど────
精霊王「リシャインド王よ、突然呼び出して何の用だ。」
国王「急に呼んですまない。実はな、お前に質問があるんだ」
精霊王「なんだ?我が盟友よ。 」
国王「お前ら精霊は髪の色によって特殊能力が使えるのだろう?たとえばお前の── のように。」
精霊王「あぁ、そうだ。この髪は精霊王の証だ。この髪を持つ精霊は代々精霊王を継ぐことになっている。」
国王「なるほどな、ではその能力を人間が手に入れることは出来ないのか? 」
精霊王「…出来ないことはない。」
国王「あるのか!なら方法を教えてくれ!」
精霊王「かなり物騒だがな。」
精霊王「精霊と結婚するか、それか精霊が全て居なくなるか、それか私が死ぬかだ」
国王「なぜお前が死ねば人間も能力が使えるのか? 」
精霊王「俺は全ての精霊の力の頂点であり、貯蔵庫のような能力を果たしているのだ。」
精霊王「それだから貯蔵されていたパワーが分散され、人間にも影響を受けるからな。」
精霊王「俺が死ぬ前に我と同じ髪の色の精霊が現れたら別だがな。」
精霊王「だが俺が死ぬと人間どもも能力をコントロールすることが難しくなる。」
精霊王「1番手っ取り早いのは結婚だが能力は半減するしな。」
精霊王「但し精霊が全て死ねばコントロールもしやすく、普通の精霊と同じくらいにはなる。但したまにしか異髮を持った人間は現れんがな。」
国王「そうなのか、ありがとう。」
精霊王「物騒な話だろうw?」
国王「確かにそうだなw」
精霊王「リシャインド王がそんなことをする訳ないと思って話たからなw」
国王「そうかwまぁ我も少し気になっただけだしな。ありがとう。」
精霊王「そうか。では我は帰る」
国王「気をつけるんだぞ」
その夜。精霊の国は一夜にして滅んだ。
そうすると100人に1人の割合で異髮を持つものが現れた。
リシャインド王は異髮を持ったものを使い、数々の戦争に勝利し、いずれこの国は大帝国と化したのだ。
それからというもの、精霊は王国を裏切った大罪を行ったことにより処刑されたと受け継がれている───
ということらしい。
司「理不尽…」
思ったことを口に出してしまった。
ミク「司くんもそう思うよね!?」
どうやらミクも同じことを思っていたようだ。
司「え!?あっ、うん… 」
そしてふと時計を見ると
司「あっ、そろそろ9時だ…外に出なきゃ。」
ミク「なんで外に出るの? 」
司「毎日9時から10時まで館の全体掃除があるんだ。その時はお父様もお母様も咲希も部屋には入れないんだ。」
いつものルーティーンについて教えると
ミク「へぇ〜!そうなんだね!」
と、ニコニコしながら頷いてくれた。
司「じゃあ出るか、」
やはり、今日も両親と咲希は出かけるようだ。
ミク「あれ?お母さん達出かけるみたいだよ?」
あっ、そっか、知らないのか
司「うん、この時間はいつも出かけてるから…」
ミク「あっ…」
察してくれたようだ。だけどもう一言。
司「僕は、嫌われてるからね。」
ミク「…」
黙ってしまった。なんとなく気まずい、など思っていたが、次の瞬間それが杞憂だったことに気づいた
ミク「司くん!安心して!これからはミクが一緒にいるから!!」
人生で初めてそんなことを言われた。そのことに理解するまで少し時間がかかった。今まで僕と一緒にいるなんて言っていた人なんて見たことが無かったから。気づいた時には泣いていた。
司「ッッッ…!ポロポロ」
ミク「え!?えぇ!?大丈夫!?」
司「ううんッッ、大丈ッッ夫ポロポロ」
司「こんなこと言われたのッ、初めてでッッポロポロ」
嬉しさのあまり、僕は号泣していたようだ。
ミク「いいよ、」
司「え? 」
ミク「これからは私の前だけでも絶対に我慢しないこと!甘えたかったら甘えていい!だから!」
自分のことを、隠さないでよね!
ミクに言われて心に誓った。
初めて人に心を許した瞬間だったのかもしれない。まぁ、人では無いけどな。
司「う”んッッッ!!」
そんな会話をしていると、森の方から音がしてきた。
ガサ、ガサガサ
???「…あれぇ、ここどこかなぁ…」
司「誰だッッ」
ミク「司くん!安心して!敵意は向けられてないから…」
そう聞いて安心し、森の方を見ていた。すると、紫色の髪の毛で、水色のメッシュの入った男の子が出てきた。
???「こんにちは。 」
???「申し訳ないけど、帰り道を教えてくれないかい? 」
そんな質問をしてきた。
だが、僕は彼のことを知らない。初対面の人に聞く質問では無いと思った。
司「僕は君の家を知らないから教えられないけど、」
???「あぁw確かにそうだねw君、面白いねw」
司「面白いか…?普通の考え方ではないか?」
???「あと、君の隣にいる空に浮いている人にも興味が湧くね、」
どうやらミクにも興味があるらしい。
ミク「わ、私!?」
分かりやすく驚いているようだ。
???「しかも金髪の髪を持った人とか、初めて見たね。」
???「君たちには興味しか湧かないよ!」
司「というか、君は誰なの?」
???「あぁ、自己紹介をしていなかったね、僕の名前は───」
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