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貴方の一言ちょーだないな?


僕は言葉を発することが出来ない。「すき」も、「やめて」も、自分の心を表す言葉さえも発せない…

だから僕は出会う人たち全ての一言を奪える力を神様から貰った。


☃️「……」ジタバタジタバタ…!(赤ちゃん時代)


ママ「あらぁ〜ミルクが欲しいの?今あげるからちょっと待っててね〜」


☃️「あ、っ、ぁ みぅきゅぎゃほぃの?」


ママ「ねー!パパー?この子ったら私の言ったこと真似してるのよ〜!」


パパ「ズルい!けど可愛い〜!!」


☃️「ずぅい、!」


パパ「えっ、パパの言葉まで!?可愛いなぁ〜」


お散歩中…

少女A「お母さん、行ってきまーす!」


少女Aの母「行ってらっしゃーい!気をつけるのよ〜」


☃️「おきゃっ、しゃん」


☃️「ぃってらちゃーいっ!」  キャッキャ♪


ママ「今、お母さんって…!!」


パパ「すごい、、!!パパも呼ばれた〜い!」



小学6年生(☃️)


僕はこの12年間で色んな言葉を色んな人から奪ってきた、

だから勿論、あの時の女の子は「お母さん」って二度と言えないし…そのお母さんは娘に「行ってらっしゃい」の

一言も言えなくなった、

人から言葉を奪って喋れるようになる分、心の成長とともに罪悪感で押しつぶされそうだ。


☃️「…はぁ、、いい気なんてしないよ、」


男友A「おっすー!なぁおらふ!今日放課後空いてるか?話したいことがあってなぁー!」


☃️「あ…うん。」


男友A「じゃあ、放課後屋上で!」



放課後、、屋上


☃️「あ、もう来てるんだ。」


トコトコ…(☃️)


男友A「えっと〜、じっ実は!ずっっと前からおらふの事が…」


あぁ、嫌な感じ…どうせ好きとか言うんでしょ?でもごめんね、


男友A「す…すk」


☃️「いい!言わなくていい…」


☃️「ごめんね、気持ちだけ受け取っとく…じゃあね、!」


ごめんね、僕…その言葉は本当に大好きな人から、僕が心の底から愛した人に貰いたい言葉なんだ…

好きでもない人から貰うのは、奪うのは…なんだか気持ち悪くて、、どうもその言葉を受け止めきれない。

貴方の一言ちょーだないな?

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