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昔、美緒には幼馴染がいた。

幼稚園の頃から一緒にいる、男の子が…。

今は朝。太陽が部屋の窓をすり抜けて、光を美緒の目に差す。

時刻は6時半。

美緒は基本的にこの時間に起きる。

「んん…朝か…。起きないと…。」


今日は何故か目覚めが悪い。

何故なら、美緒は昨日に部屋の片付けを終わらせていなかったのだ。美緒はこういう所が弱点であり、直そうとしても途中で止まる。そう、美緒は片付けが大の苦手だからである。


今日は始業式。

美緒は今日から高校3年生だ。

新しいクラスはどうなるのだろうか。知ってる友達はいるだろうか。担任の先生は優しいだろうか。そんな事を考えていると、美緒は真っ青な顔をした。

「新しいクラスどんなんなのかな〜?楽しみだな〜!」

そう言うと美緒は寝癖もしっかりと直し、朝ご飯も済ませて、家を出た。


ここは関鳥沢高校(せきとりざわこうこう)。

色んな生徒が集まる、小中高の一貫校である。

ここの学校はサッカー部が全国大会で優勝していたり、剣道部がベスト3を獲得していたりと、それなりに成績は凄く良い。

美緒はテニス部に所属している。顧問からテニス部のキャプテンに選考され、色んな先生から絶賛されている。これには美緒も喜んでいた。


さて、美緒のクラスはと言うと。

「見つけた!3年A組かな?」

美緒は3年A組。そのクラス表には…


「待って…!春都がいる…。」

そこには、幼稚園からの幼馴染・「杯春都」の文字があった。

おかしい。春都は違うクラスの生徒だったはずだ。

美緒は確かに戸惑いを隠せないでいたが、これにはすんなりと受け入れるしかなく、美緒はそのクラスに移動した。


「私の席は…ここだ!」

しかも春都の席は美緒の隣。

久しぶりに会うとなると、美緒の顔は真っ赤になるかもしれない。

でも分からない。流石の春都も昔の頃からは変わっている。

久しぶりに声をかけて、嫌われたりしたらどうしよう。

そんな事を考えていると…。


「よう、美緒。」

春都の声がした。

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