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1.『死にたい』
死にたい、ただそう思って今まで生きてきた
死にたい理由はない、
ただこの世界は生きづらい
それだけの理由
死はただの救い
だから死を待っている
この命が枯れる日を
待ちわびている
いつまでも
これは僕が死ぬまでの物語そして僕が死を望まない日までの物語
僕は生まれながら、不幸体質だ
そのせいで皆んなに迷惑を掛けてしまう
何でなの、何で僕なの？といつも思う
そう思いながら僕は大人になり先生になった
なった理由は簡単だ
僕の周りの人がそう望んだから
そう、僕は世間に操られる
マリオネットなのだから
ザワザワする教室
佐野『おい、晴明！』
座敷さん、入道君、秋雨君、泥田君と狸塚君と喋ていた佐野君が喋りかけた
佐野『将来の夢は何だったんだ？』
晴明『えーと、僕は』
座敷『どうせセーラーに囲まれるとかの夢だったんだろ？』
晴明『その夢もあったけど、』
入道『あったのかよ』
晴明『昔から先生になる事かな？』
佐野『理由は何なんだよ』
晴明『…………忘れちゃった、』
佐野『はぁ？』
晴明『僕次の授業の用意しないと行けないから』
