プリ小説で作ったものを頑張ってここに打ちました(
プリ小説で投稿しすぎてこっち更新してなかったので 、、
今回はこっちで作品作ろうかと
詳しい詳細は、あらすじをみてください 。
ではどぞ
ri 「」
mn『』
ri - side -
『 お ー い 、ライ ! はよ せんと 遅刻すんで ー っ ! 』
朝の空気を突き抜けるような声が、窓の外から飛び込んできた。
まだ寝ぼけた頭に、あの声はちょっとだけうるさくて、でも不思議と心地いい。
「 ん … ッ ぅ ゙ 、 ん ~ … 。 」
俺は布団の中で小さくうなりながら、のそのそと起き上がる。
寝ぐせでふわふわになった髪を手ぐしで整えて、制服のシャツを引っ張って着る。
鏡を見ると、前髪が右に跳ねてて、ちょっとだけ笑ってしまった 。
玄関を開けると、やっぱりいた。
門の前で、朝日を背にして、満面の笑みで手を振ってるマナ。
「 … おはよ 、 … … 声でかすぎ 。 」
『 ええ やんか ~ 、 ! 朝は元気が一番やろ ! 』
「 元気すぎて 、 近所迷惑だよ 。 鳥もびっくりして飛んでったし … 。 」
『 それはライが寝坊するからやろ ~ っ 、 俺 、 今日も 10分前に来てんねんで ? 』
「 … っ そんなに早く来てたの ? 」
『 おん 、 ! ライんちの前ストレッチしとった ! 』
「 ふは 、 っ 笑 完全に不審者じゃん っ 笑 」
マナはケラケラ笑って、俺の頭をくしゃっと撫でてくる 。
「 ん 、 やめてよ ~ … 髪くしゃくしゃになるじゃん 、 っ 」
『 … そんな ライも 可愛いで ? 』
「 … そういうこと言うの 、 ずるい 。 」
ほんと、ずるい。
マナは、俺が言われ慣れてない言葉を、平気な顔で投げてくる。
しかも、冗談みたいに軽く。
でも、俺の心にはちゃんと刺さって、じわっとあったかくなる。
歩きながら、マナの袖をちょっとだけつまんでみる。
別に意味はない。ただ、なんとなく。落ち着くから。
「 今日の朝ご飯 、 何食べたの ? 」
『 ん ? えっとな ー ! 納豆にプリン混ぜたやつ 食べたで ! 』
「 … それ 、 食べ物として成立してるの ? 笑 」
『 いや 、 これが 美味いんやって ! ライも 食べてみ ? 』
「 ん ー っ 、 マナが作ってくれるんなら 、ちょっとだけなら食べてあげても いいけど … 」
『 え 、 っ ほんまかいな ! やった ~ っ ! 』
「 でも 、 お腹痛くなった時は 責任取ってよね っ ! 」
ふたりで笑いながら、学校までの道を歩く。
この時間が、すごく好きだった。 マナと話してると、時間がゆっくり流れてる気がする。
くだらない話ばっかりなのに、ずっと笑っていられる。
放課後、ふたりで河原の土手に寝転がる。
空は少しオレンジがかっていて、風が頬をなでていく。
遠くで電車の音がして、草の匂いがふわっと鼻をかすめた
『 なぁ 、 ライ 。 卒業したらさ … 東京に行こな 。 』
突然の言葉に、俺は横目でマナを見る。
マナは空を見たまま、にこにこしてる。
「 東京 、 ? 」
『 おん 、 一緒に住んだら楽しそうやん っ !劇場もあるし、 本屋もあるし ! 』
「 … 確かに 、マナと一緒に住むの楽しそうかも 。 」
『 やろ ~ !俺 、 掃除とか苦手やけど ライおったら 安心やし ! 』
「 じゃあ、俺が掃除して、マナが料理担当ね 」
『 ええで ! でも 、 納豆プリン 出すかもやで ? 笑 』
「 … … やっぱり 、 契約内容見直させて 、 、 笑 」
マナが笑って、俺もつられて笑った。
なんてことない会話なのに、胸の奥がじんわりあたたかくなる。
俺はそっと、マナの肩に頭を預けた。 マナの体温、あったかくて、落ち着く。
「 マナといると 、 毎日が楽しい … 。 」
『 … 俺もや 。 ライとおると なんか安心する … 。 』
「 … ずっと 、 こうしていたいな 。 」
「 ( この時間が 、 ずっと続けばいいのに )」
そう思った。
このときの俺は、まだ知らなかった。
“ずっと”が、こんなにも儚いものだなんて。
今考えてる中では、大体 6 、 7 話 で終わるかなって感じです。
バッドエンド + 死ネタ なので 苦手な方多いかもですねそーりー
だけど、自分 バッドエンドとか死ネタとか切ない系が大大大好きなので、作っちゃいます。
メモってるときに泣いてた野郎だから、割と悲しいかも 。涙腺弱いだけかもしれんが。
まぁネタバレはやめましょう。
次回お楽しみにしててください 。
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