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久しぶり〜!
師匠お久ぶりですぅぅぅ!!
実氵兄者、歌い手など
1、当たり前を壊して…。wrwrd
2、無題 🌈🍑
3、存在理由なんて案外ちっぽけなもので。ワイテルズ
4、俺らの復讐劇を 🌈🍑
5、兄弟で歌い手なんて聞いてません!らっだぁ運営+wrwrd
6、比べられっ子 らっだぁ運営
7、呪鬼の世界に来ちゃった⁉︎wrwrd
8、色んな設定と短編小説集(歌い手は大体ここです)
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1、当たり前を壊して…。
この世界では、異能というものが存在する。
異能を持つ、所謂異能者はとても少ない。
異能の中でもランクがあり、
『操作』『テレポート』『洗脳』『強化』『治癒』
この五つが主な異能。
ランクSの異能は持っている人が少ない。
いや、少ないというよりほぼ存在しない。
“ほぼ”ね。
ランクSに当たる異能は、
『炎』『氷』『水』『電気』『風』『闇』『光』『召喚』
の八つ。
ランクAの『治癒』も『光』の派生。
このように上のランクの能力がどんどん派生していきたくさんの異能ができた。
基本的に異能は一人一つしか持ってない。持てない。
体が壊れるからだ。
ランクAで二つ持っている人も極稀に居るが、ランクSは二つ持っている人がいた。なんて情報はない。
ランクSの異能を二つも持つと、異能を使わなくても体を蝕む毒になる。
数少ない異能者。
そんな異能者が集まった国、其れが我々国。
この国は幹部は異能者だ。
今回はそんな我々国で異能を“使わない”彼らの話。
*
ある日、今日は珍しくいつもガバる大先生が書類をガバらなかったので、談話室に行くと、
何故か幹部が集合していた。
まぁグルさんは脱走しないようにしてきたが。
仕方ない仕方ない。
「で、なんの話してんの?」
「あ!トントンちょうどええやん!!!」
爆音が返ってくる。
こいつ、少しは静かに喋れへんのか?
「ゾムとシャオロンってさ、異能持ってるやん。なのに使ったところ見たことないなって。」
「あぁ、二人なぁ。」
シッマが言うには、ゾムとシャオロンが異能を持っているのに使わないのが気になるらしい。
「それで、なんで使わないんすか?」
おお。ゾムとシャオロン、幹部に囲まれてますやん。
「やから、ただ使わんだけやって。」
「ほんとめぅ?」
「ほんまやって!」
「あ、そうや。ゾムとシャオロン、グルさんが呼んどったで。」
「おけ。行ってくる。」
二人は爆速で談話室を出て行った。
周りから批判の声が聞こえるが仕方ないだろう。
彼らは…。
まぁ、なんとかなるか。
彼らは異能を使わない。
使おうとは思わない。
彼らがいつか、使えるまで見守っとくだけだ。
*
「なんとかなったな。」
「おん。よかったぁ。」
安堵の息を吐く。
俺らは総統室へと向かった。
俺、いや俺らは異能を“使わない”
決して異能を持ってない訳ではない。
ただ使わないだけ。
又、あの時みたいにならないように。
いや、そんなこと、させない。
だから俺たちは、異能を使わない。
「グルッペン!入んで!」
コンコンとノックをして返事を待たずに入る。
「ああ、なんだ。お前たちか。」
「暫く此処にいさせてくれん?」
「成る程。好きなだけ寛いでいけ。」
「ありがと。」
俺らはソファーに腰掛けた。
俺らが異能を使わない事を知ってるのは、グルッペン、トントン、
ペ伸、ロボロぐらいやな。
ロボロはまぁ、幼馴染やしなぁ。
いやまず、一番に気をつけへんとあかんのはあいつらにバレる事か。
「ゾム、シャオロン。いつ迄隠すのだ?」
「いつ迄も、やな。」
「ずっと隠して行くのか?何故だ?」
何故、か。
そんなの、又あの悲劇を起こしたく無いし、何より、
あの時見た、あの視線が怖い。
あれから俺は軽く視線がトラウマとなった。
だからフードを深く被る。
目を見られないように。
それでも視線は感じるもので…、っと、無駄話が過ぎたな。
大好きな仲間から、ううん。家族と同等の存在からあの異質なものを見る目が、
恐怖に満ちた視線が向けられる、かも知れへん。
やから、言いたく無い。
二人して黙ってしまった俺たち。
何も言うことなどないように黙り込む。
多分、グルッペンに言えば、そんな事無いと否定してくれるかも知れへん。
やけど、もし、切り離されたら?
そんなもしもばかり考えて、喋ることなど忘れてしまった。
「嫌われるのが怖いのか?」
全てを見透かしたように、グルッペンは言った。
「そ、れは。」
「なんだ、図星か?」
「…。」
「生憎、お前らが嫌われることなどないだろうな。」
「なんでそんなん分かるん?」
「当たり前だ。今まで共に時を過ごした仲間を、そう易々と嫌えるほど薄情なものは此処にはいない。断言しよう。」
その一言で、心にのし掛かって、締め付けていた鎖が少し、緩まった気がした。
「ありがとぉな。」
「仲間が困っているのに、放ってなど置けない。あくまで当たり前の事をしたまでだ。」
「グルッペンのそういう所、嫌いちゃうわ。」
「ならよかった。」
俺たちは総統室を後にした。
*
その日は偶々、狙撃部隊の訓練を任され、情報管理室での監視カメラの管理等は大先生に任せてきた。
訓練を行なっていた時、放送がなった。
スピーカーから大先生の声が聞こえる。
『敵国からの手紙が届いた。至急、幹部は会議室に集まるように。繰り返す。敵国からの手紙が届いた。至急、幹部は会議室に集まるように。」
ピーンポーンパーポーンと切れる放送。
呼ばれたからには行くしか無いので、訓練は副隊長に任せ、会議室へと急ぐ。
会議室につき、扉を開ける。
中には幹部が揃っていた。
「ごめん。遅れたわ。」
「いや、ええよ。それよりも手紙や。」
まだ、ゾムとシャオロンが来てないけど、あいつらは任務の最中の筈。
取り敢えず話を聞くか。
「手紙の内容読むな。えー、ゾムとシャオロン、二人はこちらで預かった。彼らが死ぬまでに早く来る事だな。で終わってる。クウォトル国から。」
クウォトル国から。その言葉を聞いた瞬間、体温が下がって行くのが分かった。
なんで今更。
手紙の時点で、少し嫌な予感がしてた。
ああ、もういいか。
あいつらが言いたく無いって言っとったから、今まで黙ってきたけど、もう限界や。
どんだけあいつらを傷つければ気が済むんや。
殺気が漏れる。
分かっている。
ただ、もう抑えられへん。
「ロ、ロボロ?どうしたん。」
戸惑う大先生を横目に我らが総統に声をかける。
「なぁ、グルッペン。俺が、行ってええよな。」
「ああ、勿論。そのつもりだ。」
「な、グルちゃん⁉︎相手はクウォトル国全体やで、それにロボロは、狙撃部隊隊長かも知れへんけど、それでも絶対近距離戦になる。それやったらー。」
「大先生。」
俺は大先生の言葉を遮った。
「そんなに心配なら着いて来てもええよ。只、手は出すな。」
「なんでっ。」
「あいつらには、恨み溜まっとんねん。俺が全員殺す。」
「ロボロ…。」
みんなの視線を無視して歩く。
軍の門に着くと俺はしゃがんだ。
懐にしまっておいたナイフで、左手の甲に傷をつけた。
驚愕の声が聞こえるがそのまま続ける。
その血を地面に流す。
そこに手を置き、念を送り込む。
白い煙が立ち上る。
その煙が段々形を作って行く。
そこから現れたのは、一匹の狼。
「それって、召喚の異能。」
誰かが呟いた。
『召喚』ランクSの異能。
「イフリート。行くで。クウォトル国や。」
「ちょっと待ってや!なんでロボロがランクSの異能を持ってんの!ロボロの異能は『操作』じゃ無いん!それに。俺らどうやっていけばいいん!」
矢継ぎ早に質問される。
まぁ、それは仕方ないとして、答える。
「俺の異能は『操作』だけじゃ無い。『操作』と『召喚』や。
みんなの分はイフリートが詠んでくれるから問題ない。」
「『操作』と『召喚』。異能を二つも…。」
「イフ、行くで。」
「ガウッ。」
イフが短く、一鳴きする。
その瞬間、周りに沢山の狼が現れる。
俺はイフに跨ると、一気に駆け出した。
向かうはクウォトル国。
風を切る。
まるで飛んでいるような浮遊感も、もう慣れた。
数十分、走り続けると見えてきた。
クウォトル国。俺らの因縁の相手。
あいつらは…、痛めつけて、グチャグチャになるまで殺したる。
クウォトル国に着くと、俺はイフからそっと降りた。
今回はもう、我慢できひん。
あの力も、使ったる。
風が舞う。
まるで、此処に居ると主張しているみたいに…。
その風はふっ、と消えた。
自然と口角が上がる。
絶手ェ殺したる。
跡形も残らず…。
*
俺らはロボロに言われた通りにした。
クウォトル国に着くと、狼から降りロボロを見た。
風が舞う。
その風が雑面を捲る。
そこから現れたのはロボロの顔は、
いつものマゼンタの瞳は緋色に変わり、口角が上がり、不気味に笑っていた。
彼の口が微かに動いた。
決して言葉は聞こえなかった、なのになんて言っているか分かった。
『飛べ』
ロボロがそう言うと、先程よりも強い風が吹き荒れる。
ロボロの周りでグルグルを吹く、ロボロの体が浮き上がる。
浮き上がる⁉︎
「は?」
思わずそんな声が漏れる。
他のみんなも驚いたように目を見開いていた。
改めてロボロがいた場所に目を戻すと彼は居なかった。
ロボロは少し遠くで敵を薙ぎ倒していた。
その強さは多分、ゾムやシャオロン、俺にも通用するような、
それ程強かった。
ロボロに目を取られていると、何処かで爆発音がした。
其所からは黄色と黄緑の煙が上がっていた。
すると何かが飛んできた。
其れは俺たちの前でシュタッと着地した。
煙が晴れる。出てきたのは、ゾムとシャオロンだ。
「ゾム!シャオロン!」
確かに、今俺たちの前にいるのはゾムとシャオロンだ。
だけど、いつもと様子が違う。
ゾムはさっきの爆発のせいか、フードが取れ、顔が顕になっている。
二人もロボロと同じ、瞳が緋色になっていた。
二人は俺たちを見ると微かに笑い、そのまま瞳を閉じた。
グラっと体が傾き、こちら側に倒れてくる。
倒れる寸前で支える。
二人は気を失ったみたいだ。
ロボロはもう倒し切ったのか後ろにそっと立っていた。
「帰るか。」
ロボロの一言で、俺たちは基地に向かった。
*
今現在、幹部に囲まれています。
ゾムとシャオロンはあのまま医務室に運ばれて、今はベッドで眠っている。
因みに俺も傷があったみたいで、右腕に包帯を巻かれ、頬にガーゼが貼られている状況だ。
というかおい!グルッペン助けろや!
何後ろでニヤニヤしとんねん!
マジで呪ったるぞ!
なんて言葉を心の中で投げ掛ける。
トントンもやろ!何見て見ぬ振りしとんねん!
「はぁ。もうええわ。言えばいいんやろ言えば!」
ヤケクソになって叫ぶ。
「つっても、なぁ。」
ヤケクソになったことを少し後悔する。
このことを言わなかったのは、他でも無い彼奴らの意思だ。
俺が、彼奴らの許可なく言っていいわけがない。
「なんや。言うてくれへんの?」
「俺は別に、言ってもええんやけどさ。彼奴らが…。」
「じゃあこのまま隠して行くん?ロボロは其れでええの?」
「ッ。」
俺だって、言いたいよ。
だけど、俺にとって彼奴らは世界で一番大切な人達だから。
隠して行くんは嫌やけど…それでも!
「もし、お前らが二人のことを嫌ったり…。」
「そんなことするわけないめう!」
「わかっとるよそんぐらい。」
「じゃあなんで…。」
「俺ら三人は、小さい頃からずっとずっと、嫌われて、蔑まれて、そんで最後には裏切られて、捨てられる。」
ポツリ、ポツリと話して行く。
「そんな人生やった。そんなふうに生きとった。俺らにとっては嫌われること、裏切られることが当たり前やった。」
「そんな。」
「裏切られて、また信じて、また裏切られる。端から信頼関係なんかなかった。捨てられる関係。
それが俺らにとっての当たり前やった。」
「ロボロ…。」
「もう、ええわ。全部言うわ…。今まで隠してきたこと全部。」
もういい。少し諦めかけた。
みんなを信用できてないわけじゃ無い。
昔よりも信用しようって、信頼関係を築こうって努力してる。
けどもうええわ、これが彼奴らのためになるなら俺は…。
「俺らは、兄弟やねん。俺らがおった村にはとある言い伝えがあった。
“『言霊』の異能を持った人間が現れた時、世界は幸福で満ちる”
ただ、今まで『言霊』の異能を持った人間は居らんかった。
そんな時、俺が生まれた。俺が持つ異能は、ランクAの『操作』
ランクSの『召喚』そして、『言霊』。
俺が生まれたことで、村は大騒ぎ。
俺のことを崇め始めた。
俺は、他の同年代の子供のように、外で遊んだり、絵を描いたり、
色んな子と喋ったり、ふざけ合ったり…そんな“当たり前”ができひんかった。
それが“当たり前”やと思っとった。
ゾムとシャオロン。彼奴らは生まれた時から[神童だ]と言われてきてた。
そりゃそうや。
ランクSの異能を持ってんのやから。
ゾムは『氷』『水』『電気』『闇』。
シャオロンは『炎』『風』『光』『召喚』。
彼奴らは双子で、ランクSの異能を分けあった子供やった。
勿論、『言霊』の異能も持っとった。
生まれた時から、白、白しかない、真っ白な部屋でずっと育ったからか、
彼奴らは普通を知らんかった。
誰かと遊ぶことも、巫山戯ることも、他の人間のように、愛されることもなかった。
二人はあまりにも無垢やった。
純粋で、其れが二人にとっての当たり前やった。
其れ以外を知らんかった。
だから俺は彼奴らに沢山教えた。
誰かといること、色んな感情、家族のこと、愛される、愛すると言うこと。
彼奴らの知らん“当たり前“を沢山教えた。
俺がただ一人、彼奴らに関われた。
だから俺は、兄として、父として、彼奴らに【総て】を教えた。
そんな風に過ごして、暫くした。
俺は二人とは違う白い部屋で過ごしてた。
ある日急に地響きがした。
少し揺れる。
俺は、この部屋から出てはいけない。なんて決まりは忘れて外に出た。
村中から上がる悲鳴。
燃え盛る炎。轟く雷。
それだけでわかった。
彼奴らが暴走した。
薄々気付いとった。
彼奴らの小さな体では、膨大な力に耐えられへんかった。」
「力…。」
「気づいた時には、村中真っ赤やった。
どこの誰かも分からんような、原型すら留めてない、そんな亡骸を抱えて、正気に戻った二人は泣き叫んだ。二人はあまりにも優しすぎた。
だからこそ、自分たちの手で、見ず知らずの誰かだったとしても殺してしまったことに絶望した。
俺は異能をもっとったから、生き残れた。
俺は二人が満足するまで待った。
そんな時に、旅人の男の人に会った。
その人は事情を知ってなお、自分のことを父と思ってええと言った。
初めて“家族”になった。
初めてのことに戸惑ったけど、自然と慣れてった。
暮らしてた家は森の中で、異能の特訓には優れた場所やった。
ずっと訓練して、なんとか扱えるようになって、そんな時に急に、家に知らん白衣を着た人たちがやって来て、俺らを拘束した。
俺たちは“お父さん”に助けを求めたけど、首にチクッとした痛みを感じて意識が朦朧として、
それでも必死に助けを求めた。けど、最後に、霞む視界に映ったのは…白衣の人と笑いながら、手に札束を持っとった“お父さん”の姿やった。
頭がガンガンしてても、クラクラして気持ち悪くても、それだけはわかった。
俺らは売られたんや。
そこで俺の意識は切れた。
次に目ぇ覚めた時には見慣れへん白い服を着て、牢屋に入れられとった。
そっから地獄が始まった。
毎日毎日、暴力暴言は【躾】やって、沢山やられた。
それより辛かったのは…異能についての実験やった。
毎日気を失うまで異能を使わされて、上手く行かんかったらまた【躾】
毎日、そうやった。
だから俺らは、研究所の奴らに逆らえへんくなった。
逆らおうとしたら、脳内にフラッシュバックして…。
もう何もかもが嫌になって、感情も、表情も何もかも消え失せて…無だけが残った。
俺らは暴れた。
研究所を壊した。研究員もみんな殺した。
囚われとった実験体は助けた。
全部殺して、壊して、俺らは久し振りに外に出た。
空を見た。
そんな感動も束の間、周りから飛んでくる罵声。
それは、助けた実験体からやった。
石とかも飛んできて、信じられへんかった。
命掛けてまで助けたのに…。
そう思ったらもう、何もかもがどうでも良くなった。
そこからさらに暴れた。
みんなみんな皆殺しにした。
俺らが売られたんはクォトル国。
兵もおかしいと思ったんかやってきた。
来たやつみんな殺した。
どんどんどんどん、虫ケラのように増えてきて、
全員殺し終えたら急に体に限界がきて、視界は百八十度暗転。
次に見たんは此処の医務室の天井やった。
最初はグルッペンたちのことも嫌って、どうせまたって思ったら何も言えへんくなった。
だけど嫌がらずに、そばにそっと居てくれる暖かさを知ったから。
だからまた“信じてみよう”って思えた。」
つらつら並べた過去。
俺にとっての“当たり前”で、みんなにとっては“当たり前じゃない”
そんな過去。
「ロボロ。なぁ、」
「ん。なに?」
「ロボロは、辛くなかったん。」
「辛くない…なんて綺麗事言えるわけないやん。
辛かったよ。苦しかったし、怖かった。
淋しかった…。」
思わず下を向くと、目にためていた涙が一滴、流れた。
潡々、潡々、溢れて止まらない。
服にシミを作っていく。
「じゃあ、言えばええやん。辛かったって、苦しかったって。」
「コネシマ…。」
「泣け、気が済むまで泣いたらええ。」
その言葉を引き金に、涙が増す。
「う、ヒック。ぅ、」
嗚咽を零してなく俺を静かに抱きしめてくれた。
その温もりが嬉しくって、意識は闇に包まれた。
*
ツンと鼻をつく独特な匂いで目が覚めた。
状況確認をしようと体を起こす。
「あ゛、ぅ゛。」
身体中に迸る痛み。
その痛みが意識を覚醒させ、状況が理解できるようになっていった。
此処は軍の医務室で、俺はベッドで寝てた。
隣にはゾムが寝とる。
スー、スー、と規則的な寝息が聞こえ、
「う゛ん。あれ?」
ふと、布団が動いて、ゾムが目を開けた。
ゆっくりと体を起こし、ゾムは俺を見た。
「あ、シャオロン。う゛、なんで俺ら医務室おんの?」
流石というべきか、もう状況を把握しているようだ。
「さぁ?俺も分からんけど、多分…。」
「………。」
言葉は続かなかった。
だって……。
「っ、二人とも、おはよう。だいぶお寝坊さんやけどね。」
没…。
________________________________________________
2、無題
昔っからだった。
簡単な事、容易くできる事、
そんなことができなかった、あるいは、他の子よりずっとずっと時間がかかった。
いくら頑張っても、【天才】に届くことなんてなかった。
努力は報われる、帰ってくるなんて俺からしたらただの戯言だ。
そんなわけないのに。
いくら努力したって超えられない壁があった。
いくら努力したってそれを身に付けれなかった。
何年、何年も何年も、いつだって努力した。
そのためには好きなこともやめた、
どんな時だってそのために生きてた。
でも、何にもならなかった。
中途半端になんてして無い。
いつだって真剣にやってた、なのに…
みんな努力不足だって言う。
俺が、俺がどれだけ努力してきたか知らないくせして。
みんなが俺のこと指差して嘲笑うんだ…おかしいよね?
なんで、あいつは良くて俺はダメなの?
なんで?俺よりあいつの方が優秀だから?
俺が、あいつより下だから?
俺が、普通じゃ無いから?
この、変な力のせい?
だから?だから俺は助けてくれないの?
ねぇ。
いつから、増え始めたんだっけか、この手首についた数え切れない傷。
学校に行かなくなったのはいつから?
前髪を伸ばして、人と距離を取ったのはいつから?
誰も信じられなくなったのはいつから?
上を見れなくなったのはいつから?
みんなが、眩しく見えたのは、いつから?
遠くに行ってしまったのはいつから?
手を、伸ばしても…触れさえしなくなったのは……いつ、から?
置いてかれたって…感じるようになったのはいつから?
ずっと、昔から?
みんな、俺から離れてくの。
この、変な力のせいで…ねぇ、みんなはどうなの?
俺のこと、ちゃんとみて…くれてる?
いつになったら……こっち…見てくれる?
どれだけ頑張れば…振り返ってくれる?
どれだけ犠牲にすれば………みんな、止まって…こっち来て
笑ってくれる?
どれだけ…いるかなぁ。
ねぇ?
誰も僕のこと…見てはくれないの?
僕…生きてるんだよ?
人並みに傷つくんだよ?
なんで…なんで…ねぇ、どうしたら僕に…
愛を…くれますか?
ガチャって、部屋の鍵が開く音がした
ゆ「なに?」
じ「ゆあーん、ごはんだぞ」
ゆ「そこ置いといて」
じ「……おん」
いつからだっけ、みんなでご飯食べないようになったの
まぁ俺が下に行ってないだけだけど
ゆ「いただきます」
一応手を合わせて食材に感謝しながら手をつける
のあさんかな、作ったの
ゆ「おいしいなぁっ」
一口、一口食べる度に涙が込み上げて来て…
ほんと、馬鹿みたいに
自分から…遠ざかったくせに…
________________
じ「ねぇやめろって!」
た「wwwwww」
の「笑いすぎですww」
う「のあさんもやろw」
________________
ちょっと前までは、みんなと笑えてたのに
思い出し、ちゃったから
あの日のこと……あの日、
あいつが…死んだ日
分かってたはずだった…見えるから
心音が…聞こえるから、心の声が…
なのに、何にもしなかったのは俺で
だからあいつは信じられないぐらいの絶望に押し潰されて
この世から飛び立った
『人殺し』だって言われた
何も言い返せなかった
それは…俺の弱さ故だった
何回も謝った
でも、忘れることでしか、自分を守れなかった
だから……心の扉の鍵を掛けた
二度と開かないように…
ゆ「じゃぁね…みんな…さよなら…俺」
_________________
ぼつ。
________________________________________________
3、存在理由なんて案外ちっぽけなもので。
存在理由は?
なんて聞かれたら、どうする?
みんなみたいにさ、誰かより秀でた才能なんてないから。
答えはわからない。
頭脳だって、戦闘だって、
何を誰と比べたって全部《平均》
いい意味で言えば、平凡で、なんでも出来るけど。
悪く言えば、何もない。
みんなの脛を齧って、生きていくだけ。はぁ。
なんで何も上手に出来ないんだって。
わかんなくなっちゃって。
存在理由って何?
僕がみんなのそばで生き続ける理由は?
辛くて、わかんなくて、苦しくて、淋しくても、
表では笑って。
笑うしか出来ないから…。
こんなお荷物な僕見せられても、邪魔なだけでしょ?
なら、ならいっそ。
みんなの中から僕だけ切り取っちゃって、無かったことにしたい。
何もなければ、何も思わないでしょ?
取り繕って、それで、本当の自分がわかんなくなって、
僕を隠したくて、もう、わかんないよ。
なんでって、同じ質問ばっかり繰り返して、
何になるの?
僕だって、こうなりたかったわけじゃないよ?
偶々、偶然、こうなっただけなのに…。
誰でもいいから、本当の僕を見つけて?
かくれんぼしてるんだ。
見つからないんだ。
探すの、手伝ってよ。
僕はかくれんぼも出来ないぐらいバカだからさ。
だからこそ、しょうがないなぁって、相手して。
僕を、本当の僕を見て?
いつからだろう。
本当の僕がわからなくなったのは。
この心にポッカリ空いた穴は、なんなの?
どうやったら埋めれるの?
穴から潡々、ドス黒いぐちゃぐちゃな何かが出てきて、
もういいだろ。って
訳わかんないこと言うの。
どうすればいい?
みんなならこの穴なんて容易く、埋めてしまうでしょ?
冷静に分析して、考えて、時にはやらかすけど、
それでももがくでしょ?
もう、疲れたんだよ。
なんで?なんで僕だけ。
なんで…。
「いっそ…死んでしまえたら…いいのかなぁ。」
ふと漏れたのは、今にも消えてしまいそうな程小さな声。
死にたいかと聞かれれば、そうではない。
逆に、生きたいかと聞かれても、そうでもない。
みんなの記憶からそっと、消えて、なかったものになってみたい。
最近眠れなくなってきた。
夢に見るんだ。
僕抜きで楽しげに笑うみんなが…。
その度に、やっぱり僕はお荷物なんだろうなぁ。って、
だってほら、僕が居なくても笑ってるじゃん。
誰も僕のことなんか見向きもしない。
僕だけ消えてる。望んだシチュエーションなのに、
なんでこんなに胸が締め付けられて、苦しくなるの?
こんな苦しい思い、したくないよ。
誰も僕を見ない。
確かにそれは、汚い僕を見られないってことだけど、
やっぱり…僕は必要ないんでしょ?
存在する理由なんて…ないんでしょ?
殺してよ。一生もがき続けるぐらいなら、
僕を殺して?
もがくのはもう、疲れたの、疲れたのッ!
なんでッ、なんでッ、なんで…僕ばっかりなの?
イヤだよ。見つけて、もういいよ。
もういいから見つけて、探しにきて…僕をこの苦しみから救ってよ!
もう、取り繕うのもイヤだよ。
どうしたらいいかわかんないよ!
手を、差し伸べてよ。
進めない僕を置いてかないで……ダレカ…。
多分モう、僕のココロは壊れたんだ…。
モウ、なおラないんダ。
ダッてもう、真っ暗ダ。
ヒカリなんてもう、消えちゃった。
*
最近、ぶるーくの様子がおかしい。
書類だって、任務だって、卒無くこなすのは変わらないけど…何かが違うような気がする。
元気がないみたい…。
何回か聞いてみたけど全部空返事…。
やっぱり何か……あったのかな?
でもどんどん、目に光がなくなっていく。
そんなの、仲間として放っておけないし…。
もういいや、部屋突撃しよ。(←脳筋)
幸い今は夜の十二時過ぎ。
良い子のみんなは眠る時間。
まぁ、徹夜なんかしたらもう即ベッドだからね。
部屋の前について、コンコンとノックする。
返事は返ってこない。
まぁ、ぶるーくは寝るの好きだし、寝てるよね。
入るか。
このまま放っておくのも良くないしね。
「入るよ〜。」
ガチャリ、扉を開けた。
目に飛び込んできたのは…
「え?」
乱雑に散らかった部屋の中で、座り込んでいるぶるーく。
彼の左腕が真っ赤に濡れていた。
その血は床にシミを作ってしまいそうなほど垂れていた。
何より吃驚したのは……その傷は…彼が自らつけたものだったという事。
「ぶ、るーく?」
恐る恐る、声をかける。
「きん、さん。ど、したの?」
こちらに向けられたその目は、酷く燻んでいた。
これは…思ったよりヤバいかも…。
それよりもまず、手当てしないと。
「ぶるーく。手、出せる?手当てしないと…。」
「…。」
ぶるーくは俯いたまま、左手だけを差し出してきた。
俺は応急処置として、ティッシュで傷口を抑え、圧迫し、
止血する。
冗談抜きで、血が出過ぎてる。
それに、傷も結構深い。
これは…
「ぶるーく、医務室いこ?」
「いや。」
「でも。取り敢えず行こ?ね?もう夜だしみんな寝てるよ。」
「……わかった。」
了承はもらえた。
俺は彼の手を引き、医務室に向かう。
ぶるーくはふらふらで、今にも倒れてしまいそうだった。
医務室に着くと、彼をベッドに座らせる。
椅子でもいいけど、このまま寝てもらった方がいいから。
持ってきたガーゼで傷口を抑え、上から包帯を巻く。
「ぶるーく、ここで寝てていいよ。すぐ戻ってくるから。」
そう言い、点滴を準備する為に部屋を離れる。
正直、今のぶるーくを一人にするのは気が引けたけど。
多分あの様子だと貧血だと思うし。
其れで死なれたら困る。
準備をして部屋に戻ると、予想以上に大人しく座っていた。
点滴を腕に刺す。
「ぶるーく、寝てていいよ?」
「寝れないの…。」
だからか。クマがひどい。
「一緒に寝てあげるから、ね?」
「わか、った。」
渋々といった感じだったが、言質はとったのでベッドに寝転ぶぶるーくの隣に腰を下ろした。
「おやすみ。」
暫く目を閉じていると隣から「すー、すー。」と寝息が聞こえてきた。
彼の整った顔にかかった髪の毛をそっと退かす。
現れた彼の顔は、とても酷かった。
だって、いつもの笑顔は消え失せて、苦しげに眉を寄せているから。
俺らが見てたあの笑顔はもう見えないのかな。
あ、ダメだ。視界がぼやける。
止めようと思ったのに、止まらない。
どんどん、シーツにシミを作っていく。
今なら、弱音ぐらい吐いても良いよね。
「ぶるーく…なんで…頼ってくれなかったの?」
きっと彼の事だから、迷惑を掛けたくなかったとか、そんなんだろうけど。
頼れずに壊れるぐらいならいっそ、頼って欲しかった。
こんなになるまで、我慢して欲しくなかった。
彼に、自分の存在価値に気づいてほしい。
自分で自分を傷つけるくらいなら…。
頼って欲しかったなぁ。
*
夢を見る。
また、あの夢。
僕だけいない世界、僕が望んだ世界…の筈なのに…
なんで苦しくなるかなぁ。
呼吸がしにくい。
深い深い、海の底にいるみたい。
もがいても抜け出せない。
助けて、もう、イヤ、イ、ヤァ。
もう、これ以上僕に、幸せを見せないでよ!
ガバッと起き上がる。
ぐっしょりと汗で濡れた服。
あがった息。
肩ではぁ、と深く息を吐く。
幸い、きんさんは居ない、けど、今は其れがサビしく思えた。
誰も居ない、僕だけの世界。
そうなったみたい。
部屋に目を配り、窓が映った。
窓ガラスに反射した僕は、どうしよもないぐらいボロボロだった。
目は燻んで、何もウツってない。
顔は青白くて、汗だくだ。
なんでこんなに辛い思いしなきゃいけないんだろう。
ベッドから降りようとして、床に座り込む。
起きあがろうとしても、そんな力何処にもなくて。
「はぁ、はぁ。」
また、息が上がる。
「たす、けて。」
半ば諦めていたけれど、もしかしたらに賭けて、名前を呼ぶ。
「きんさん、みんな…。」
けれど返ってくる返事はなくて、一人虚しくなる。
やっぱり僕は一人なんだなって、実感する。
一人、ひとり、独り…なんだなぁ。
ベッドに背中を預ける。
何か、あったかいものが頬を伝って地に落ちる。
それは涙か、僕が殺した沢山の人の血か、よく見えなくて、わかんないけど屹度、
こんなもんじゃないぐらい僕は汚れてるんだろうな。
「もう、オワリかな。結局、死ねばいいもんね。」
死んだら全部、無くなるよね。
この辛さも、苦しさも、寂しさも、切なさも、
今までもがき続けたことも全部、消えるんだよね。
全部、消せたらそれでいい。
僕が消えちゃっても。それで…いいのかな?
訳わかんなくて、いっぱいの考えが頭の中をぐるぐるして、きもちわるい…。
「⁉︎ぶるーく!」
誰かに名前を呼ばれた。
青、きんさんかなぁ。
来て、くれたんだ。
そう思ったら、張り詰めてたものが迫り上がって来た。
「っ。」
「大丈夫⁉︎」
「う゛、げほっ。」
「取り敢えず、これに全部出していいよ。」
目の前に桶が差し出される。
言われるが儘に、そこに吐き出す。
「げほっ、はぁ、ゴポッ…。」
だけど、何も食べてなかったからか、胃液しか出て来ない。
胃液がヒリヒリと喉を焼く。
「はぁ…はぁ…。」
少し落ち着いて来て、体からどっと力が抜けた。
きんさんが体を支えてくれる。
その腕に力を預けた。
「よっ、と。ぶるーく、はいこれ水。喉痛いでしょ?」
きんさんから水を受け取って、喉に流し込む。
暫くして、漸く落ち着いて来た。
「大丈夫?取り敢えずベッドに戻ろっか。」
「うん。」
力の入らない体をきんさんが支えてくれる。
ベッドに戻って、上半身を起こした。
するときんさんが背中にクッションを挟んでくれた。
そんな少しの気遣いが嬉しく思えた。
それは、ここ最近感じられなかった、温かみだった。
「ねぇ、ぶるーく。何があったか話せる?」
“何もない”そう思ってた筈なのに声には出なくて、
かわりに沈黙が続いた。
「え…っと…。」
絞り出した声は、聞こえたのか分からないけど。
正直、吐き出してしまいたかった。
全て曝け出してしまいたかった。
だけど、僕にはそんな勇気一握りもなかった。
「話したくなかったら、話さなくても良いよ。
ぶるーくがいいって思う時まで待っとくからさ。
だけど、これからは一人で抱え込まないで、少しでも良いから話して。
俺はぶるーくに抱え込まないでほしい。
全部曝け出しちゃってよ。俺らは全て受け止める。」
「……どれだけ。」
「ん?」
「なんで…そんなこと…言える…の?」
「そんなの、ぶるーくが大好きだからだよ。」
「…ほんと…馬鹿みたい…。」
なんで気付かなかったんだろ。
僕を必要としてくれる人は、こんなに近くにいたのに。
「僕…さ、僕を必要としてる…必要とされてるって……思いたかったの。
でも…いつからかな?わかんなくなったの。
ふと…僕は必要ないんじゃ無いかって…思う様になった。」
「俺らはぶるーくのことが必要だよ?」
「薄々、思ってたんだ。みんなはそんなことないって…僕のこと…ちゃんと見てくれるって…でも…
なんか…思い出しちゃうんだ。」
「思い出す?」
「そうだねぇ…“これは“僕がこう思う様になったきっかけ、かな。
………昔、僕…っ…昔、僕、虐待…受けてたんだ。」
「ぶるーく、が?」
「うん。昔はそれが当たり前だって思ってたし、お母さんとお父さんの言いなりだった。
自分の意思なんて持ってなかったし、感情なんてこれっぽっちもなかった。
言いなり…両親からしたら僕は多分、都合のいい駒だったんだろうね。
……いつだったけ?僕、初めて普通の家庭っていうのを知ったんだ。
たまたま部屋にあった本で読んだの。
あったかいご飯、優しい両親。
そんなの僕になかったのに…それが当たり前じゃなかったって知った。
言いなりになるのが、怖くなった。
優しさを求めた。暖かさが欲しかった。
そのこと、両親が気付いたんだ。
そしたら、僕のこと、もう要らないって言って捨てられた。
その辺の路地裏にポイって捨てられた。
たまたま通りかかった人が、僕のこと孤児院に預けてくれた。
けど、そこに僕が望んだ暮らしなんてなかった。
今までと、さほど変わらない暮らしだった。
嫌気が差したんだ。
だから逃げ出した。
逃げ出した先で、感情を知って、愛情を知った。
……これが原因かな。
何かあるたびに昔のこと思い出して…僕は必要ないんじゃないかって思うの。」
自分で言ってて、反吐が出るほどだった。
こんなこと話しちゃって、迷惑じゃないかな…。
「ぶるーく、もう、大丈夫だよ。」
「え?」
ふわり、暖かくなった。
ぼく、きんときに抱きしめられてる?
「な…んで。」
「辛かったね。苦しかったね。
俺らは、ぶるーくの気持ちは分かんないけど、分けて持ってあげることはできるから。
泣いていいんだよ。弱さを見せていい。脆さを見せていい。
弱さが見えるから、俺らだって守ろうって思える。
全部、曝け出しちゃいなよ。大丈夫。ぶるーくはここにいる。
俺らの中にいるよ、ちゃんと。」
暖かかった。
同時に、胸の奥から何かが込み上げてきた。
抑えることはできなくって、
「ぅ、ひっく…うぅ。」
「我慢しなくていいんだよ。思いっきり泣いちゃっていいんだよ。」
ああもう、ほんと、ずるいよ。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
僕、ちゃんとここに、いたんだね…きんさん…みんな。
「ありが…と。」
掠れた声で絞り出した、僕の中の答えはきっと、みんなに届いてると思うんだ。
*
結局そのまま寝ちゃったみたいで、朝起きたら誰もいなかったけど、あの時みたいな寂しさは感じなくって、
あったかいなぁって思える様になったんだ。
多分これからも…沢山辛い思いするし、またこうやって一人で色々考えちゃうけど…
きっとみんななら、みんなだから僕のこと、受け止めてくれると思うんだ。
誰になんと言われようとも、僕は
僕はちゃんとここに存在してる。ここで生きてるから____
だからちゃんと僕のこと、見てよね。
*
あの日、真っ暗だった僕の世界。
小さなテリトリーの中で、蹲ってた頃とは違う。
ここには、沢山の愛がある、夢がある、希望がある、
暖かさがあるーー
だからもう大丈夫。
勇気を出して一歩、踏み出してみよう。
弱くても、だらしなくても、どれだけ醜くても、
たった一歩、その一歩に未来を託してみたいと思えるから。
この明るみの世界で、精一杯の笑顔を、
精一杯の存在証明を。
後日___
「って事で、ぶるーくは暫く仕事無くした方がいいと思う。」
「確かにそれはそう。」
「俺らそんな思いさせてたんだな。」
「まぁ、もう解決したし、これから沢山一緒にいるんだからいくらでもわからせればいいよ。」
彼が自分の思いを曝け出せる迄、あとどのぐらいだろうか___。
没ンゴ。
________________________________________________
4、俺らの復讐劇を
JA side
じ「ん……は?」
ふと、目を開けるとそこには見たことない景色が広がっていた…
なんてそれっぽいこと言ってるけど実際廃ビルの一室みたいなとこにいるだけ。
ガチャと金属音がしてふと手元を見ると
じ「うそだろぉ」
ガッツリ拘束されていた。
いやまずここどこ!!どう言う状況!!
って叫びたくなるのを抑えて周りを見渡すと…
じ「みんないるじゃん」
いや、ゆあんくん、えとさん、うり、ヒロだけいねぇ。
どう言うことだってばよ。
みんな寝てるし、拘束されてるし。
まずみんな起こさねぇとな。
じ「スッーーーおっきろーーーーーーーーー!」
た「うるせぇ!!」
じ「あ、起きた」
た「んえ、どこここ?じゃっぴなんかした?」
じ「なんでだよ!俺もしらねぇよ!」
の「んぅ…あ、おはよーございます」
じ「うんおはよう…じゃなくて!!」
の「ここどこですか?じゃぱぱさん何かしました?」
じ「ねぇ酷く無い?酷いよね?それ二回目だよ?」
た「wwwwww」
じ「笑いすぎ」
じ「てかこれ一人一人説明するのめんどくせーな、全員起きるまで待つか」
全員起床(早いって?シラネッ)
じ「説明中〜〜〜〜〜〜、ってことなんだけど」
な「なるほどです。とりあえずポピィ⤴︎探しに行っていいです?」
じ「何でそうなるんだよ!」
じ「取り敢えず、ここにいないメンバーの共通点探すしかないか」
る「るな天才ですけど分かりません!」
じ「うん!知ってた!」
つっても、ほんとにわからねぇ
まずなんであいつらなんだ?
目的もわからねぇし
詰んだ☆
すると…
?「ヤァ諸君、はじめまして、私が君たちをここへ攫った張本人、jokerだよ」
全「……ッ!」
j「まぁ、全員ではないのだがね。どうしても君たちにだけ来て欲しくてね、だって_」
ガッシャーンと、何かが割れる音がした
え「私たちの仲間に、手、出さないでくれる?joker」
窓ガラスが割れて、入って来たのはまさかのえとさんだった
j「やはり来ましたか、この人たちを攫えば来ると思っていたんですよ」
え「へぇ(ド低音)そのためだけに…ね、まいいや。そんなことより、うちのボス、
だいぶ怒ってたけど?」
j「やはり皆さん勢揃いなようで…ね?ソルジャー第一位のグループ、トランプの皆さん?」
全「これ俺ら/私たち空気じゃね?」
ヒ「どうなっても知らないよ?」
う「今更言っても無駄だろ。」
ヒ「確かに?」
え「いやそこ納得すんな?」
見るといなかったメンバー勢揃いで、何やら意味深な会話をしている
j「そんな呑気に話していて良いんですか?いつでも攻撃できるというのに…
【付符】呪縛」
ゆ「逆に、お前は目がついてないの?そんな攻撃、効きもしないよ
【炎符】焔」
j「やはり貴方でしたか、ダイヤ」
ゆ「ま、うちのメンバーに手出させるわけにはいかないんでねッ、リーダーとして」
j「まぁ良いです、これではっきりしました、貴方たちの弱点」
ゆ「へぇ、これでわかるんだ」
j「私の部下を舐めないでいただきたい、そんな雑魚じゃありませんよ」
ゆ「……うそ?あれで?」
j「💢、まぁ良いです、あなたがたにとっては所詮雑魚、それでも情報収集には使えるんですよ、捨て駒として……それでは、また会いましょう」
ゆ「またなんか言ってどっか行ったし」
ヒ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
う「〜〜〜〜〜!!」
え「はいはーい、ストップ、終われ?(圧)」
ヒう「はい」
じ「いやまってまって、え?どういうこと?」
ゆ「あー、うん、後で説明するからちょっとついて来てくれない?」
じ「まぁ、いいけど…」
ゆ「よし、じゃあいくかぁ、おーいそこ3人帰るよー」
ヒうえ「はーい」
カクノメンドクサ((ウウンナンデモナイヨ ショウセツノチカラー!
ゆ「まず、俺ら四人は魔能者政軍、通称ソルジャーのうちの一グループなんだ。
ソルジャーっていうのはこの世にいる妖…つまりは妖怪とかを祓う仕事のこと。
それに、俺らはそう言う妖の中でも人に対して好意的な妖が身に宿ってるの、
その妖の能力を使うとさっきみたいなことができるってわけ。」
ゆ「俺は赤狐(せきこ)っていう狐が憑いてるんだ。
赤狐は大昔から伝わる狐の妖怪で、主に炎を操るのが得意、だから俺も炎系なんだ。」
え「私は、雷獣が憑いてる。だから基本的に雷を操るのが得意なんだけど応用でめっちゃ早く移動できるよ。」
う「俺は茨木童子っていう鬼が憑いてる。なんていうか、その…まぁぼちぼち使えるって感じ?」
な「なにそれ」
ゆ「茨木童子の能力って決まってない…っていうか不特定多数あるんじゃないかって言われてるんだ」
な「へー(°_°)」
ヒ「俺は妖とは言えないけど…天使が憑いてるよ。主に回復、魔法が使えるんだ」
ゆ「ま、だいたいこんな感じで、次はソルジャーについて、
ソルジャーは妖達が憑いてる人が多いんだ。
ソルジャーの相手は敵対的な妖と、
妖の力を悪用しようとしてる、反魔能者政軍、通称ヴィラン。
…ソルジャーにいる人は殆どヴィランか妖に家族とか、友達とかを
殺されたり、傷付けられたりした人が多いんだ。」
も「それじゃあ…」
ゆ「そ、俺ら四人もヴィランに家族とか友達とかを殺された…だからそう言う被害をなくすために
ソルジャーになった。」
気力ナッシング
________________________________________________
5、兄弟で歌い手なんて聞いてません!
せってー
長男 ゾム(17)
ショッピと双子。
歌い手グループhappines×Peace(通称ハピス)
のリーダー、名前はジェード。(英語で翡翠という意味)
透き通る高音と低音を使い分ける。
訛りってる喋り方。
次男 ショッピ(17)
ゾムと双子。
歌い手グループhappiness×peaceのメンバー
名前はアメスト(アメジストから取った、基本アメと呼ばれる)
低音と高音の間。訛っている。
常に眠そう。
三男 レウクラウド(16)
二人の両親に孤児院から拾われた。
歌い手グループhappiness×peaceのメンバー
名前はルビー。
どっちかっていうと低音。(基本ハピスのメンバーは高音だから低音ではないかも?)
ツッコミだけどたまにおかしくなる。イダバー。
我々だ
コネシマ→コネ(18)
シャオロン→シャ(17)
トントン→トン(18)
ゾム→ゾム(jade)(17)
ショッピ→しょ(ame)(17)
ロボロ→ロボ(17)
鬱→鬱(17)
らっだぁ運営
らっだぁ→らだ(16)
コンタミ→コン(17)
緑色→みど(16)
きょーさん→きょ(16)
レウクラウド→れう(Ruby)(16)
本編どぞ!
(家族ライン)(3)
Ruby:しゅーごー
jade:なんや
ame:なんすか
Ruby:【悲報】ら運営と我々だにhappiness×peaceが人気だという
jade:嘘やんな、うん。もっかい寝てくる
ame:逃がしませんよ、大人しく捕まってください
Ruby:バレてはないよ?ただめっちゃ語られて正直頭から火出るかと思った
jade:草
ame:まあ、レウは歌上手いですもんね
Ruby:彼此二時間ぐらい語られてる
jade:やから帰ってへんのか
jade:はよぉ帰ってこいよ
Ruby:帰りたいけど鞄教室
ame www頑張ってください(スルーされた?)
Ruby:急用できたって言って教室飛び出して来た(^_^)
ame:良かったすね
ame:早く夕飯食べたいんではよ帰って来てください
Ruby:りょ〜
reu視点
今日は18時からの雑談配信…か。
何言うんだっけ?ああ、次の歌みたと今後の予定ね。
そう考えながら学校の準備をする。
れう『兄さん達行くよ〜。』
ゾム『ちょ待ってや(汗)』
れう『昨日準備しとけば良いのに』
しょ『行きましょ、もう置いて。』
ゾム『あちょ!今行く、今行くからぁ!』
れう しょ 『はいはい。』
早いうちから準備しとけば良いのにw
まいっか。今日もバレませんように、というかもう語られたくない…⤵︎
さて、今日も頑張りますか
(学校は飛ばします)
そうして18時になった。
jade(はーいみなさんこんばんは〜!)
ame(今日は〜)
Ruby(雑談配信でーす!)
コメント[今日テンション高くね?]
コメント[待ってましたぁ!]
jade(まぁ今日金曜日なんでね)
Ruby(明日休みだって考えたら、そりゃね?)
ame(話ぶった切って進めてイクゥ
今日はコメ返とやって欲しいこと募集、次の歌みたについてでーす!)
コメント[ゲーム実況やって欲しい!]
コメント[↑それな!]
jade(ゲーム実況かぁ)
Ruby(設備はあるにはあるし、やるならマイクラかな)
コメント[金曜日でテンション上がるってことは学生⁉︎]
コメント[学生ですか?それとも社会人?]
ame(これって言って良いやつ?)
jade(うーん、言ってもええけどなぁ)
コメント[はーけ、はーけ!]
コメント[カツ丼持って来ました!]
jade(wいっか、言うな、俺ら学生なんよな。年齢は…うん、高校生とだけ言ってイクゥ!)
コメント[ファ!学生⁉︎]
コメント[嘘でしょ…年下だ]
Ruby(そら驚くよね)
Ruby(ってか、歌みたについて言わないで良いの?)
ame jade (忘れてたぁ!)
コメント[しっかり者のRuby w]
コメント[Rubyはこうじゃないとww]
jade(えー、次の歌みたはhappiness×peace全員で【幽霊東京】歌いたいと思いまーす)
ame(公開は来週の月曜日の午後18時プレミアでーす)
Ruby(楽しみにしといてね〜、この曲高くて大変だった。)
コメント[みんなの高音が聴ける!]
コメント[あと三日、寝れるかな?]
Ruby(いやいや、ちゃんと寝てね?)
jade(そろそろ時間やし終わるか)
ame(そうっすね)
Ruby(それじゃみんな)
ハピス(乙ハピ!)
________________
Ruby 【燦然と輝く街の灯り】
ame 【対照的な僕を見下ろす】
Ruby &ame 【あのビルの間を抜けて】
jade【色付き出したネオンと混じって】
Ruby【僕の時間と】
jade【この世界を】
ハピス【トレード】
ame【夜に沈む】
jade【終電で家路を辿る僕の】
ame【目に映るガラス窓に居たのは】
jade &ame 【夢見た自分じゃなくて】
Ruby【今にも泣き出してしまいそうな】
jade【暗闇の中独りただ迷っている】
ame【哀しい人】
ハピス【大丈夫】
ame【いつか】
ハピス【大丈夫】
jade【になる】
Ruby【なんて思う日々を幾つ重ねた】
ハピス【今日だって】
jade【独り】
ハピス【東京の】
ame【景色に透ける僕は】
ハピス【幽霊みたいだ】
ハピス【失うことに慣れてく中で】
ハピス【無くしてしまったあの願いさえも】
jade【思い出した時に】
ame【涙が落ちたのは】
ハピス【この街がただ】
Ruby【余りにも眩しいから】
ハピス【君もそうでしょ?】
れう『っは〜、MIX終わったよ。』
ゾム『んあ、お疲れ。ていうか今回フルじゃないんよな、だから次はフルにしたいねんけど…どう?』
しょ『いいっすね。フルだったら短いのが良いな。』
れう『ゾム兄今日の晩御飯何〜?』
ゾム『今日はカレーやな、時間なかったし。』
れう『ほんと!よっしゃ、課題やってくる〜!』
しょ『ノリノリっすね。』
ゾム『まぁ今日ぐらいは良いんちゃう?』
しょ『そっすね。』
翌日にて(reu視点)
シャ『なぁなぁ今日ハピスの歌みたプレミアやで!』
コン『たのしみだなぁ。』
らだ『ってかれうさんも聞いたら良いのに〜』
鬱『絶対ハマるで!』
らだ『まずな〜リーダーのjadeは〜。』
れう『ちょ、らっだぁもう良いって、何回聞いたと思ってる?』
らだ『いやれうさんが推すまで言い続けるよ?』
れう『もう良いって』
きょ『逆になんでハマらんのか気になるわぁ』
れう『うっ』
いや逆に誰が自分を推すんだよ‼︎
と、心の中でツッコミを入れたけど…マジで早く来てぇ。
今はゾム兄としょぴ兄が来るの待ってるんだけど…絶対ゾム兄準備してなかったよね?
俺言ったのに…。
トン『お、ゾム達ちゃう?あれ』
コネ『ほんまや!!』
しょ『五月蝿いですクソ先輩、殺しますよ?』
ゾム『シッマ言われとるやんww』
コネ『おいこらショッピィ?』
因みに今なんで集まっているかというと今から買い物に行くらしい、
そろそろクリスマスだからパーティーしない?という一言からだ。
まぁどこでするか決まってないんだけど()
トン『やっぱクリパするならシッマん家やろ。』
コネ『いやー、それでもええんやけどな?一回ゾムん家行ってみたくない?』
ゾム『…えっ?』
シャ『ええなそれ!そうしよ!』
らだ『マジで?よっしゃ家の中漁ったろ。』
きょ『程々にな〜』
レウ『止めないんだw』
やばいどうしよう。うち来るってことだよねそれ。
もうそういう流れなってるしショピ兄何も言わないし(汗)
やばくない?全部バレない?隠してること。
歌みたとるレコーディング室とか、配信部屋とか、
あと俺らの部屋もあるし…オワタ)^o^(
ゾム『…あー、いや、えっとぉ。』
鬱『なんやゾムー。今更嫌なんて言わせへんぞ。』
ゾム『おん、もぉええわ。』
嘘でしょゾム兄⁉︎
あー終わったさよなら俺の平凡な人生。
あ…ショピ兄も諦めてるw
そりゃそうか()
ゾム『じゃああれやな、明日の…夜からでいっか、泊まればええよな…5時にいつもの公園集合な。』
コネ『了解‼︎‼︎』
鬱『シッマ…うるさい』
シャ『シッマ言われてやんの〜wwww』
コネ『なんやと〜!』
ま、なんだかんだで買い物も終わり、解散する事にした。
らだ『帰るか〜』
トン『俺らこっちやから行くな、じゃまた明日〜』
ゾム『おん、じゃーなー!』
で、いつものとこで別れると俺ら三人だけになった。
レウ『………で?』
ショ『これ明日絶対バレますよね???』
ゾム『うぐぐっ、仕方ないやん!あんな状況で断れると思っとんのか!』
レウ『まぁ無理だろうね。』
ゾム『てかてか!お前らなんか言ってくれれば良かったやろ!』
ショ『俺はともかくレウが言ったら間違いなく怪しまれるでしょ』
ゾム『(´・ω・`)』
レウ『草』
ゾム『(´;ω;`)』
ショ『乙でーすw』
ゾム『お前らさっきから好き勝手言いやがって、明日バレるんはお前らも一緒やぞ。』
レウ『ま、まぁゾム兄優しいから、ね?』
ゾム『死なば諸共や〜〜〜!』
レウ『イダバー!』
ショ『はいはい、近所迷惑なんでさっさと帰りましょ』
ゾム レウ 『(´・ω・`)』
24日月曜日午後6時______
プレミア公開【happiness &peace】幽霊東京歌ってみた!
Ruby 【燦然と輝く街の灯り】
ame 【対照的な僕を見下ろす】
Ruby &ame 【あのビルの間を抜けて】
jade【色付き出したネオンと混じって】
Ruby【僕の時間と】
jade【この世界を】
ハピス【トレード】
ame【夜に沈む】
jade【終電で家路を辿る僕の】
ame【目に映るガラス窓に居たのは】
jade &ame 【夢見た自分じゃなくて】
Ruby【今にも泣き出してしまいそうな】
jade【暗闇の中独りただ迷っている】
ame【哀しい人】
ハピス【大丈夫】
ame【いつか】
ハピス【大丈夫】
jade【になる】
Ruby【なんて思う日々を幾つ重ねた】
ハピス【今日だって】
jade【独り】
ハピス【東京の】
ame【景色に透ける僕は】
ハピス【幽霊みたいだ】
ハピス【失うことに慣れてく中で】
ハピス【無くしてしまったあの願いさえも】
jade【思い出した時に】
ame【涙が落ちたのは】
ハピス【この街がただ】
Ruby【余りにも眩しいから】
ハピス【君もそうでしょ?】
コメント[最&高!マジ神!]
コメント[また一週間頑張れる!]
コメント[ハピスのみんなメリークリスマス!学生として楽しんでね!]
コメント[クリスマスイブにハピスの歌みた聞けるとか最高!]
喜んでくれて良かったけど…明日バレるのかぁ
サイアク。
25日____________
ゾム『ついにこの日が来たかぁ』
レウ『バレたくないから存在感消しとこかなぁ』
ゾム『死なば諸共なんだよぉ!』
ショ『もはや開き直るしかないこの現実』
レウ『結局バレるんだし俺ら家居ていい?寒い中外出たくない』
ゾム『おん、ええよ。』
ショ『部屋あっためとくから早よ行ってきてください』
ゾム『あいよ、行ってきまーす!』
レウ ショ 『行ってらっしゃーい!』
ゾム兄はドアから出て行った。
そして…
ショ『暇やしゲームしましょ?』
レウ『やろやろ』
暫くして………
ゾム『ただいま〜』
そんな声と共に増えてく人の気配。
みんな来たんだと思うと一緒に
ちょっとバレたくなくなってしまった。
諦めるしかないのに()
みんな『お邪魔しまーす』
ゾム『リビングでやろ、こっちやこっち』
みんな『えっ?』
ゾム兄がドアを開けみんなが入ってくる。
うるさい、控えめに言ってうるさい。
マジで近所迷惑。
特にらっだぁとコネシマさん。
らだ『は?なんでレウがここに!えっここゾムさん家だよね?』
レウ『らっだぁ、うるさい』
きょ『いやいや、レウなんでここ居るんか聞いとんねん』
レウ『ッスー、いやぁ、ね?』
ゾム『レウー、諦めろー、こっちもうバレるぞー』
レウ『うぇ、はーい』
コン『で?どういうことなの?』
レウ『うん。まぁ、俺ら兄弟なんだよね…アハハ』
運営『はぁぁぁぁぁあああ』
レウ『うるさっ』
ゾム『レーウ、どう?バレた?』
レウ『見てから言って』
ゾム『おおww大惨事やな』
レウ『そっちは?』
ショ『呑気に話してないで助けてください』
ゾム『ショッピ君が質問攻めされてるw』
レウ『wwww』
運営『レウー?(圧)』
レウ『ッスーなっ、なに?』
運営『いろいろ聞かせて/ろ?』
ゾム『wwwwレウw』
レウ『酷くね?』
レウ『それと…』
ゾム『それと?』
ショ『死なば諸共…ですよねぇ?』
ゾム『ヒェ』
レウ『ww自業自得だよ?w』
全員『俺ら置いてけぼり?』
レウ『ww』
没った
________________________________________________
6、呪鬼の世界に来ちゃった!?
これは、昔々のある話。
とある小学校の、五人の生徒と一人の教師。
そして、一人の刑事。
まるで友達のように仲が良く、一緒に笑っていた彼らは、
たった一つの呪いから、離れ離れになった。
教師が犠牲となり、平和は訪れた…が、
彼らの元に笑顔が戻ることはなかった。
おしまい。
こんな御伽噺、君は知ってる?
かわいそうだよね。
でも、もし全員生きていたなら、ハッピーエンドになれたんだろうね。
?なんで僕がこんな話知ってるかって?
答えは簡単さ、僕こそがこの呪いなのだからね。
no視点
sha「ん、ここ、どこや?」
os「あ、シャオロン起きためう。」
gr「ああ、それは良かった、ただその様子だと、ここがどこか知らないようだな。」
sha「おん、あれ?あいつらは?」
ht「確かに、何人かいないね。」
彼ら、我々国の幹部、総統らは、薄気味悪い小学校に来ていた。
最初は誘拐かと疑ったらしいが、どうもそうは思えない。
この場には、ゾム、ロボロ、コネシマ、鬱、トントンがいない。
よく考えれば変な組み合わせだ。
kn「おーーーい!」
sha「うっさ。」
すると、廊下の向こうからコネシマが走ってきた。l
⁇「ま〜て〜!」
ht「‼︎」
os「いまの、なにめう?」
kn「ちょ、ついてきてぇや!」
sho「?わかりました?」
そう言ってコネシマは迷うことなく進んでいく、
すると人影が見えてきて…
⁇「コ〜ネ〜シ〜マ〜?」
kn「なんでお前やねんっ。」
⁇「ま〜て〜?」
zm「シッマ!避けろ!」
すると後ろから一つの弾丸が飛んできて、人影の顔が明らかになる。
gr「らっだぁさん?」
rd「っち。」
らっだぁはそう言い、奥の方に姿を消した。
cn「おまえらどこおってん。」
rb「説明は後や。ここおったらいつあいつが来るかわからんし。」
ut「説明もしたいしな。」
zm「まず、此処は俺らのおった世界線とちゃうねん。ここは黄泉の国で、この小学校の名前は零蛇小学校。俺らの母校や。そんでさっき追いかけてきたあいつが俺らの担任の猿山や。ここまではええ?」
gr「正直混乱してはいるが、進めてくれ。」
zm「俺らはその日も、いつも通り過ごしとってん。でもな、帰る時間になっても、トントンとロボロがこおへんから探しに入ったら出られへんくなってん。」
進めんのめんどくせぇ。()
________________________________________________
7、比べられっ子
「いらないさ」
「っ!」
がバリと起き上がり、自身の額を流れ落ちる汗に気付かないフリをして
壁にかけられた時計を見る。
長針が2を指していた。
「また、この時間。」
汗をぐっしょりとかいた体で寝れる気もせず、
カーテンを開けて見えたのは午前2時の暗い空だった。
窓辺に座って外を眺めて、さっき見た夢を思い返す。
ああ、少し昔話をしようか。
この夢の結末を…。
小さい頃、俺には兄がいた。
何でもできて、それでいてその才能を見せびらかさない、
まさしく理想の兄だった。
両親もそんな兄が誇らしいらしく、兄ばかりを贔屓していた。
テストで百点を取れなかった…そしたらどうだ?
兄なら、兄なら取れるのにどうしてできないの?
知らないよ、そんなの。
俺は兄じゃ無いし、そもそも同じ人間なんていないのに…。
それでも兄は深夜帯に部屋に来て慰めてくれた。
お前はそのままでいいと。
それが嬉しくって、両親は嫌いだったけど、兄ばかりはとっても好きだった。
優等生と比べられっ子。まさしくそれが相応しい俺らの関係も嫌ではなかった。
周りから見たら確かにそうかも知れないけど、俺らからしたらたった一人の大事な家族だ。
優等生と比べられっ子
だけど神様は残酷で、戦争に巻き込まれた俺らの村はすぐに戦火に揉まれていった。
ドアを蹴り破って入って来た敵兵が銃を両親に向けて引き金を引いた。
脳天を突き抜けた弾丸が、薬莢が床に転がりカランと軽い音を鳴らす。
次に俺らの部屋に入って来て、兄は抵抗したけれど目の前で殺されてしまった。
最愛の兄を殺されて、何もかも無くなった俺は敵兵の前なのに座り込んで動かなかった。
頭に突きつけられた銃口が震える。
その時何か人が入って来て、俺には分からないけれど、何故か頭にある銃口が下を向いて。
敵兵は助けてくれた。俺を戦争孤児として孤児院に預けてくれた。
…どうせなら兄といたかったけれど、もう叶わないから。
仕方ないと諦めることにした。
孤児院での日々は退屈で、まるで色のない絵本みたいだった。
年月は流れていって、いつの間にか最年長になっていた。
だけど、人と関わることが苦手な俺は特に誰とも話さなかった。
木の下で毎日同じ本を読む。
一般的にあり得ないこの髪、目の色は珍しいらしく子供を探しに来た人には奇異の目を向けられることも暫しあったけど、孤児院の人は優しくって特に気にならなかった。
ま、今となっちゃどうでもいいけどね。
特異点と比べられっ子
その日も同じ様に本を読んでいた。
何も変わらない日常に、非日常の色が溶けて、混ざり合って、
俺の中で忘れられない記憶になったっけ。
この時かな、らっだぁにあったのは。
海の色を溶かした様な、何の憂いも迷いもない、透き通った目。
その目が、俺の醜い目を見抜いて、
「綺麗な目。」
意味が分からなかった。
どこが、どこが綺麗なのか。
この悪魔の赤い目も、光の灯らない燻んだ目も、綺麗とは言い難いものだった。
「すみません、俺、この子にします。」
見知った顔に話しかける海の目をした彼から目が離せなかった。
「ねぇ、君名前は?」
「レウ、レウクラウド。」
「おっけー!レウさんね!これからよろしく!」
海の子と比べられっ子
そこからは早くって、気付いたらこの目にも光が灯ってて、
自然に笑える大切な場所になっていた。
だからこそ、いまではみんなが第一だし、俺に何言ったって気にしない様にして来たけど…
最近増えてるのが、一般兵の…何ていうか、陰口?
どうも、俺は運営の中で唯一何もできねぇのになとか、
別に陰口自体無くそうなんて無理だし、特に気にしてなかった、みんなが居てくれるから。
…けど、何だったかな?
陰口も悪口も全部我慢して、頑張ってたのにさ、
夢に出て来るんだよ、何でか。
そんなことないってわかってるし、夢の内容だから気にしてないし、けど、だけどさ。
怖いじゃんか、やっぱり。
俺は昔っから比べられっ子で、ずっと平凡だから、特出したものがないから。
そして目が覚めるのはいつも、兄と話していた午前二時。
空は暗かったり、季節によっては若干赤い雲もあった。
けれど俺の心は晴れなくって、暗い雲ばっかり増えていく。
俺は、どりみーみたいに機械に強い訳でもないし、
コンちゃんみたいに誰かと話すのは得意じゃない、
きょーさんみたいに戦闘と書類仕事とか両立してできるわけでもない、
……らっだぁみたいに誰かを暗い海の底から引き摺り出すことも、
その目に光を灯すことも、誰かを引っ張っていくこともできない。
ほんとに、平凡っていうのは埋もれる。
才のある人に囲まれて、息苦しくなる。
ああ、もう日が昇る。
今日はどれだけ頑張れるだろうか。
才と比べられっ子
「おっはよー!!!」
「ラダオクン、ウルサイ。」
「朝っぱらから元気やな。」
「おはよ、レウさん朝ごはん何〜?」
この、色とりどりで個性あふれた彼らに埋もれない様にもがくのはさぞ、
滑稽なんだろうな。
「今日はーー。」
やってしまった。
何をやったのかって?
そう、思いっきり体調を崩したのだ。
何か理由……思い当たる節しか無いわ。
みんなに追いつきたくって、ずっと訓練してること。
毎日、あの夢に起こされること。
まぁ、色々不運が重なったんだろうな。
何が悪かったかな。
おれは努力しただけなのに…
置いてかれないように、みんなに届かなくならないように。
みんなをみうしなわないように。
みんなにすてられないように……。
いや、実際置いてかれてるかもしれないな。
ああ、もう頭が回らない。
俺、まだここに、イタイな。
暗転。
焦燥感と比べられっ子
ガタンと何か落ちた音で目が覚める。
「ん。」
「ラダオクン、レウサンオキチャッタジャンカ。」
「う、ごめん。」
「レウさん。大丈夫?」
「ん、へーき。ケホッ。」
「へーきとちゃうやろ。しっかり休めよ。」
しんどくてしっかり顔を上げることはできないけれど、
みんながいてくれるだけで嬉しかった。
「じゃ、戻るか。」
「なんかあったら呼んでねー。」
あ。行かないで。置いてか、ないで。
溢れてしまった感情に任せる儘に、手を伸ばそうとする手を布団の中に留める。
ダメだよ。ただでさえ、ただでさえめーわくかけてるのに…こんなこと。
多分、熱で頭が回ってないだけ、大丈夫。
熱が下がったら、もっと訓練して、追いつかなくちゃ、見放されないように…。
自分に言い聞かせるように反芻する。
大丈夫、大丈夫…だから。
…でも、もう辛いよ。
だから、大丈夫じゃ無いよ。
おれ、まだここにいさせて。
お願い…誰か…ねぇ、みんな…
置いていかないで、見捨てないで、見放さないで、
いなく、ならないで、俺の、手の届かない場所で、楽しそうに笑わないで。
その度に苦しくなるから、辛くなるから、だから……コッチを見て、笑って。
「…*****…***、*****。」
呟いたのは虚空に溶けて、どこかにいってしまった。
不安と比べられっ子
熱は、次の日になっても下がらなかった。
続きどうしよう…
________________________________________________
8、設定まとめ(歌い手は大体ここです)長い
ワイテルズ 我々だ らっだぁ運営で
ぶるーく、ゾム シャオロン ショッピ レウクラウドが
実は世界最強の暗殺者だった世界線。
この五人はCard(かーど)という名前で活動してる。
リーダーはショッピ
ショッピは情報系。名前はjoker(ジョーカー)
ぶるーく、レウクラウドは近距離系。
名前はぶるーくはHeart(ハート)
レウクラウドはdaiya(ダイヤ)
旧海賊組は暗殺、遠距離系。
ゾムがspade(スペード)でシャオロンがClub(クラブ)
この五人は過去に研究所にいた仲間。←物語内で研究所に戻されショックにより記憶喪失に
義兄弟。
上から、ショッピ、ゾム、シャオロン、ぶるーく、レウクラウド。
年はそんな変わらない。
19か18。
ワイテルズで
みた記憶を全て覚えていられる能力?障害?を持っているぶるーくが庇われてその瞬間が目を瞑るたびにリピートされる。
昔も実は庇われていてその庇った子は死んだ。
この能力は昔の人体実験によるもの。
そこから寝れなくなっていく。
瞬間記憶能力なのに、嫌なことばっか思い出して、庇った人(まだ決めてない)が
起きても、暫く魘される。しかしみんなには隠す。
それで心配させて医務室連行。みたいな流れで描きたい。
らっだぁ運営で
レウクラウドが実は祓屋でそれも政府公認の。
それでとある研究所に行ったところ、マフィアであるレウクラウド以外の運営に会う。
向こうは気づかない。
カラフルピーチで
ゆあんくん、えとさん、ヒロくん、うりがマフィア?みたいなので
四人はそれぞれ能力を持ってる。
ある時それがからぴちメンバーにバレる。
それぞれの過去
ゆあんくん(主人公)
親に育児放棄されて、養子として引き取られその家の子になる。
その家族、親友はみんなヴィラン(反魔能者政軍)に殺されてそこからソルジャー(魔能者政軍)に入る。
えとの幼馴染。
トランプのリーダー、名前はダイヤ
えとさん
親に虐待されてた。
親友をヴィランに殺されて魔能者政軍に入る。
ゆあんの幼馴染。
トランプのメンバー、名前はハート
ヒロくん
うりの幼馴染。
妹の仇を取るため魔能者政軍に入る。
トランプのメンバー、スペード
うり
ヒロくんの幼馴染。
姉の仇を取るために魔能者政軍に入る。
トランプのメンバー、クラブ
ジョーカー
ヴィランのリーダー。
ゆあん、えと、ヒロ、うりの大事な人を殺した。
快楽殺人犯(マジでウゼェ)
happy my daily life
歌い手編
騎士A(Night A)でばぁうくん主人公。
幼い頃の記憶がないばぁうくん。
実は騎士Aみんな幼馴染だけどばぁうくんは
幼い頃の恐怖から記憶がない。
覚えてるのは15歳からの記憶だけ。
15歳までの記憶はうっっっっすらと覚えている。
時たまに夢に見る。
→内容は昔(11歳ぐらいのとき)に家に連続殺人犯が入ってきて、目の前で親を殺されたもの。
それも結構悲惨な殺され方してた。(ギザギザのナイフで抉られる)
そのあとに色々あって15歳までの記憶を無くした(消した)。
そのせいで血液恐怖症、先端恐怖症に。
連続殺人犯は捕まっていない。
捕まえるために政府公認の裏警察?的な組織に入った。
そこで他の騎士Aメンバーに出会う。
相手は覚えているけどばぁうくんは一切覚えていない。
そうま→22
しゆん→21
ゆきむら。→21
ばぁう→19
てるとくん→18
まひとくん→18
________________________
ば「ひっ……ぁ…かぁ、さ…?とお……さん?…」
ば「…ぅッ、ひぅっ……、ぁッ……な…んで……」
ば「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあっぁぁぁぁ」
がばっ
ば「ッ…はぁッ…はーッ……ぅ…」
そ「ばう…?大丈夫?」
ば「ん…ひっ……そま…ぁ…」
そ「あちゃ…夢見ちゃった?」
ば「ぅん……こわぃ……ッ…」
そ「よしよし……大丈夫だから、もう大丈夫。」
ば「んっ…んぅ……スゥ…ひっ……スゥ…」
そ「………………ふぅ、よかったぁ…」
________________________
ば「…んッ…ふぅ…,んぁ…あれ……?」
そ「お、おはよ」
ば「おはよ…そまぁ」
そ「はいはいなになに?甘えたなの?w」
ば「今日ぐらいは…」
そ「ヨシヨシ」
ば「ん…んぅ……もっと」
そ「ww」
___________________________________________
ばぁうくん、あーるん。くん、あぽすくん、莉犬くん、なつくん、りうらくん、こえくんが
実は超超超有名な兄弟歌い手グループだった。
グループ名→RED beat
上から
莉犬くん24(李緯リイ)
こえくん22(光音コウ)
あーるん。くん20(流羽ルウ)
なつくん18(緋奈ヒナ)
ばぁうくん17(波雨ハウ)
あぽすくん17(飛鳥アス)
あぽばうは双子
血が繋がっているのはあーるん。くん、あぽすくん、ばぁうくんと
莉犬くん、こえくん、なつくんのグループ?のみ
赤碕李緯(24)
莉犬くん
赤碕家長男。
精神からくる頭痛もち。
家事担当。
弟達の精神ケア係。
すとぷりメンバーには言ってない。
赤碕光音(22)
こえくん
赤碕家次男。
場面緘黙症持ち。
家と活動場所では話せる。
すたぽらメンバーには言ってない。
赤碕流羽(20)
あーるん。くん
赤碕家三男。
偏頭痛&拒食症持ち。
双子組の唯一血が繋がった兄。
我慢しがち。
ぷりだむメンバーには言ってない。(まだ解散してない&あまねくんがいてひのれいがいない状態)
赤碕緋奈(18)
なつくん
赤碕家四男。
喘息&不眠症持ち。
莉犬くんと基本寝てる。
寝れてない時の方が多い。
シクフォニメンバーには言ってない。
赤碕波雨(17)
ばぁうくん
赤碕家五男。
あぽすくんと双子。
偏頭痛&軽い喘息&拒食症、人間恐怖症持ち。
毎日ゼリー生活。
辛くても言えない性格。
knight-Aのメンバーには言ってない。(ゆきむもいる状態)
赤碕飛鳥(17)
あぽすくん
赤碕家六男。
ばぁうくんと双子。
喘息&不眠症、人間不信持ち。
基本こえくんに甘える。(時たまに…ね?)
まぎすとのメンバーには言ってない。
とりあえずあるあぽばう主人公。
サブが残りの兄弟って感じかな?
頑張れたら…いいなぁ(他人任せ乙☆)
ばぁうくん→「お兄ちゃんだから」と言われ続け我慢する癖が付いた。
弟でもあるだろくs親が((by主
あぽすくん→学校でいじめられたことが原因で人間不信に。
そいつらはっ倒そか?(((by主
あーるん。くん→昔、食べてるところを揶揄われ(食べるのが遅い&少なくて)拒食症に。
我慢しがちなのもそのせい()
(揶揄ったやつ)マジでぶっ潰すぞかs(((by主
________________________
莉「ばう〜?起きてる〜?」
ば「ん…むり…。」
莉「そっかぁ…頭痛い?」
ば「ぅん…ゼリーもいらない。」
莉「そっ…か、また後で体温測りにくるから」
ば「ん」
________________________
莉「こえ〜?」
こ「なに莉犬兄?」
莉「ばう、頭痛いらしいから多分るんもなんだと思うんだよね」
こ「おk、見てくる〜‼︎」
莉「wwうん、おねがいw」
________________________
こ「るん。入るよ?」
る「んぅ…こえ兄…?」
こ「どう?頭痛いでしょ?w」
る「うん…めっちゃ痛ぃ…」
こ「そっか…なにか食べれる?」
る「ごめ…むり」
こ「おけおけ〜、ちゃんと寝といてよ?」
る「ん。」
________________________
な「あれ?るん兄とばうは?」
莉「頭痛いんだって〜、雨だからだろうけど…」
あ「確かに、今日割と強いし…」
こ「そうそう。だから早く食べてね。」
こ「2人のところ行かなきゃだから」
な&あ「りょーかーい」
________________________
る「んん”…ぅ…い”ったぁ”…グスッ」
こ「るん〜?体温計とか諸々持ってきたよ?」
る「ぅ”、こえ兄…グスッ…。」
こ「うんうん、どした?」
る「ん”っ…あだま…いたぃ”……。」
こ「そっかそっかぁ…だいじょーぶ。一回熱測ろっか」
る「ぅん”…ヒグッ…わがった…」
ピピッピピッ
こ「あちゃ、37℃8分…冷えピタはろっか」
る「んぅ”、ヒック…ごめッ…」
こ「大丈夫だって、いまは早く寝て治そ?」
る「うん…」
________________________
莉「ばう?熱どうだった〜?」
ば「38℃1分…」
莉「ありゃ…割と高い、かぁ…」
ば「ん”……りぬにッ…ごめん”…」
莉「大丈夫だから、ね?」
ば「でも……んぅ”、」
莉「いいからいいから、ほら、早く寝よ?」
目を塞ぐ
ば「ん”、ぅ……スゥ、ん…スゥ”…」
莉「よしよし…早く良くなるといいね…」
________________________
な&あ「行ってきまーす」
莉&こ「いってらっしゃーい!」
ガチャ
ば「ん…ぅ、莉犬兄、こえ兄…」
莉「ばう⁉︎寝ててっていったよね?」
ば「寝れない…」
こ「それでも出てきちゃダメじゃん…」
ば「ぅ…ごめん…」
莉「寝れないならソファーでゆっくりしててね?」
ば「ん」
________________________
る「んぁ…げほっごほ…」
こ「お?起きた?」
る「ぅん…」
こ「なんか食べれる?ゼリー持ってきたけど…」
る「いらない…」
こ「おけ〜、ちゃんと寝ててよ?」
る「わかってる…」
こ「ばうもそれで出てきたんだけどなぁ…」
る「ん…スゥ…スゥ」
こ「まぁ、いっかw」
________________________
次の日〜
ば「ん、おはよ」
こ「もう大丈夫そ?」
ば「うん、昨日より全然大丈夫」
こ「取り敢えず熱測ろっか」
ば「あーい」
ピピッピピッ
こ「何度?」
ば「……」
こ「ばう?」
ば「37℃2分…」
こ「微熱、かぁ…」
こ「取り敢えず今日まで学校休みね」
ば「ん」
莉「おはよ〜」
こ&ば「おはよ」
莉「ばうもう大丈夫?」
こ「微熱だから取り敢えず休ませよっかなって」
莉「なるほど〜、俺るんのとこ行ってくるね!」
こ「うん!」
________________________
莉「るん…?入るよ〜!」
る「ん…莉犬兄、どしたの?」
莉「体調、どうかなって思って」
る「………大丈夫」
莉「るん〜?本当は?」
る「ちょっとしんどい…かも」
莉「んじゃ、熱測ろっか」
る「………コクッ」
莉「……37.1、微熱かぁ…」
る「き、気のせいじゃないかなぁ…」
莉「はぁ…取り敢えず今日は大学休みね、まったく、なんで隠しちゃうかなぁ…」
る「ッ…ごめ、そんなつもりじゃッ…ほんとッ、ごえッなさッ…」
莉「あ、ちがッ…ごめん、ごめんね。そういうことじゃないの、ただね、無理してほしくないの」
る「ほんとッ…?」
莉「うん。ごめん、昔のこと思い出しちゃったよね。」
る「ちょっと…びっくりした。また、迷惑かけたかもってッ」
莉「大丈夫だって、ごめんねほんと」
________________________
別の日〜
こ(あー、やらかした…)
こ(まさかれるちと野外行くとは思ってなかった…)
こ(あぁ〜!喋れないしっ!)
こ(マジでどうしよ…)
場面緘黙症は声も出ず、頷いたりの反応もできません。
れ「こえくん〜?どうしたん?」←れるくんってこえくん呼ぶ時こえくん呼びやったっけ…?
こ(あ…終わった☆)
れ「こえくん?」
こ(まじ、最悪…(キャラ崩壊乙))
れ「どうしたん?」
こ(どうしよう、喋れないし…怖い…)
れ「ん〜…」
こ「……(俯いて下を見ている)」
れ「一回戻ろか」
こ「……」
________________________
れ「で?何があったん?」
こ(れるち圧が怖いよ目が笑ってない)
れ「こえくん〜?」
こ「え…っと……」
れ「ゆっくりでええから話して、お願い」
こ「…ぅん」
こ「俺、場面緘黙症なんだよね…」
れ「あ〜、だからか」
れ「外で喋れないやろ、俺らは大丈夫なん?」
こ「うん。みんなはいける」
れ「そか、まだみんなには言わん?」
こ「言いたくはない…かなぁ」
れ「おけ〜」
こ(ま☆じ☆で 助かった…)
________________________
AMPTAK-COLORS とリコリコ(リコリス・リコイル)のクロスオーバー。
↓あっと
元々リコリコの世界にいた。
訳あってこっちの世界に。
偶然元の世界に帰った時、千束(ちさと)と先生、ミズキと再会する。
たきなとくるみは知らない。
1番強い、不殺のリリベル。
千束と一緒にDAからにげ、喫茶店リコリスを作る。
ま☆じ☆で強い。
実は旧電波塔のテロ事件の時まじまとも戦っている。
ファースト。
持病を持っている。
喘息?的なやつ。
動きすぎると呼吸ができなくなる。
他メンバー↓
何も知らずに何も知らない世界に飛ばされた哀れな人たち()
千束↓
原作と同じ設定。
あっとと仲がいいライバル兼元相棒。
たきな↓
あっとのことを知らない。
原作と同じ設定。
千束の現相棒。
馬鹿強いセカンド。
ミカ(先生)↓
原作と同じ設定。
あっとに銃の使い方などを詳しく教え、持病の治療もしている。
ミズキ↓
あっととは憎まれ口を叩く仲。
原作と同じ設定。
あっきぃとあっとはどっちも あ なので
あっきぃ→か(からつけあっきぃ)
あっと→あ
と表記します。
____________________________________
か「どこここ‼︎‼︎」
ぷ「あっきぃうるせぇぇぇ‼︎‼︎」
ち「二人ともうるさいよ‼︎」
あ『……!あれ…旧電波塔……?』
け「あっちゃん何か知ってるの?」
あ『あ…いや、えっと』
ま「吐け吐け」
か「カツ丼持ってくる?」
あ『いやいや…ww。ん〜、あれは…えっと、…。』
ち「早く言っちゃえ〜!w」
あ『……んじゃあちょっとついて着てくんね?』
全「あいあいさー!w」
____________________________________
あ『あった……』
ま「喫茶店…リコリス…?」
ガチャ
あ『千束〜〜?』
千「いらっしゃいまs……って、あっとぉぉぉ⁉︎」
あ『お、いたいた…』
千「なんで此処にいる訳ッ⁉︎てかどこ行ってたの⁉︎」
あ『うるさ……俺も知らないんだよ。気付いたら此処に居たっていうか…旧電波塔があったからさ』
千「あ……あぁ〜、なるほどね〜。」
全(−あっと)「はなしについていけねえ」
____________________________________
AMPTAKで幻想入り
あとまぜは元々紅魔館メンバー、紫などと知り合い。
あっと→スカーレット姉妹の義弟。人間であり能力を持っている。喘息持ち。
まぜ太→紫の義息。人間であり能力を持っている。偏頭痛持ち。
あっきぃ→二人が幻想郷の人と知り合いっていうことは知らない。
ぷりっつ→二人が幻想郷の人と知り合いっていうことは知らない。
ちぐさ→二人が幻想郷の人と知り合いっていうことは知らない。
けちゃ→二人が幻想郷の人と知り合いっていうことは知らない。
____________________________________
か「んぁ…どこだここ…?」
ぷ「あ、あっきぃ起きた。」
か「ぷりちゃんもいるじゃん⁉︎どこここ⁉︎」
ぷ「うるせぇぇぇ‼︎‼︎‼︎」
ち「ぷりちゃんもうるさいよ…」
け「2人ともうるさぁぁぁい!」
か「てかあとまぜは?(完全スルー)」
ぷ「俺が起きた時には居らんかったけど…」
あ「お?みんな起きてんじゃん」
ま「まじ?」
ち「どこ行ってたのー?」
あ「周りの様子見的な?なんもなかったけど」
ま「あっとー?あっち多分博麗神社あるー!」
あ「あ、まじ?じゃあ反対側の麓に出たのか…」
か「博麗神社とは()」
あ「あ……えっとな、…。」
ま「言ってもいいけど……どうする?」
あ「ん〜…どっちでもいいけど、取り敢えず博麗神社行けば紫さんか現代の博麗の巫女ぐらいいるんじゃ…。」
ま「確かになぁ…よしっ!ついてこい!」
ち「えっ!あっちょ!まってよ〜!」
ぷ「急に走んなぁぁぁ!」
け「うえぇ!置いてかないで〜!」
あ「迂回した方が早いのに…()」
____________________________________
ま「着いた〜!」
か「マジの神社だ…。」
ち「すごっ!」
あ「紫さん…いないな」
ま「な…。博麗の巫女、流石に変わったよな…」
あ「霊奈さんの気配しないし…変わったのか…」
ま「うーん……」
紫「呼ばれて飛び出てはジャジャジャーン!」
APTK「!!??」
あ「あ…紫さん…。やっぱ此処幻想郷か、」
ま「まじもんだ…あ!じゃあレミィとかフランも?」
紫「相変わらず対応力高いわね…その辺はいるわよ。てか50年もどこほっつき歩いてたのよ…」
MA「え?」
け「待って待って待って⁉︎僕たちへの説明は⁉︎」
紫「なに?まだしてなかったの?」
MA「え?うん。」
ま「あ〜、うん。ちょっと待ってて」
あ「50年ってどう言う…?俺らがあっちの世界に行ったのは10年前じゃ…」
紫「いや…50年経ってるわよ、その間に博麗の巫女も変わったし…」
ま「時間の進み方が違う…?」
あ「多分…な」
APTK「説明早よ」
あ「ん〜、簡単に言えば此処は俺らがいたとことは違くて、妖怪とか神とか、なんて言うの?伝説…?みたいな俺らのところじゃ存在しないって言われてたのがいる世界…かな?」
ま「簡単に言ったらそんなもんじゃない?あ、あと博麗神社っていうのはこの世界をつくってる博麗大結界を管理してる博麗の巫女っていう人が住んでる場所ね」
ぷ「じゃあなんで2人は知ってるん?」
ま「…それは、うん。まぁ」
あ「………」
紫「言わないの?」
ま「言ってもいい…けどなぁ」
紫「じゃあ言えばいいじゃない」
ま「そうじゃないんだよ…」
あ「ん〜、簡単に言うなら…」
ま「確かになぁ…元々俺らはこっちにいて、なんだっけ…?何かの時に結界に歪みができてあっちに行ったんだよ」
紫「歪みっていうか…あいつのせい、みたいなね」
あ「てか、こんだけ神社前で騒いでんのに博麗の巫女も魔梨沙も来ないのな」
紫「魔梨沙は…もういないわ。今は娘の魔理沙がよくきてるぐらいね」
あ「ッ…そか、50年経ったもんな」
霊「全くなんなのよ……人のうちの前でわらわらと」
紫「あら、だいぶ遅いわね」
霊「うっさいわね、って、誰?見ない顔だけど」
紫「一応ここ2人はあなたより前にここにいたけどね」
霊「嘘…見たことないわよ」
紫「そりゃそうよ。50年前に外の世界に行ったもの」
ま「え、まって?知ってたってこと?俺らが外の世界いること」
紫「ええ。そりゃまぁ知ってたわよ」
____________________________________________
あっと
過去
→母親と出かけてる途中交通事故に遭い母親に庇われ母親が死亡。(7)
それをきっかけに父親から虐待を受ける様に。
兄と妹と父で暮らしていたが父が暴走。包丁を持って暴れ出した。
あっとと妹を守る為に兄は2人をクローゼットに閉じ込め自ら向かっていった。
あっとはクローゼットの隙間から兄が刺される場面を見てしまう。
しかしその時に父親の虐待がバレ逮捕。(12)
引き取られることになったが、若干の人間不信を患っていたあっとは拒否。
妹と2人で暮らすことに。(12)
しかし数年後妹は自殺。言ってくれれば、気付ければと後悔に苛まれる。(14)
そうしてアンプタックメンバーに会う。(15)
恐怖症など
→血液恐怖症、暗所閉所恐怖症、男性恐怖症、先端恐怖症、人間不信。パニック障害(心因的)
名前→あっと(赤羽音葉アカバネオトハ)
年齢→高二
勉強→上の中
運動→中の上
過去→兄(音オト)と妹(音奏オトカ)がいた。幼い頃に家族を亡くしたらしい…?
母(音那オトナ)父(和葉カズハ)
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
まぜ太と深い関わりがあるようで…?
あまり人と関わらない。
実は必要とされたがっている。
名前→まぜ太(黒神はやとクロガミハヤト)
年齢→高二
勉強→中の中
運動→上の上
過去→???
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
あっとと深く関わりが…?
あっとの事をよく見ている。
名前→あっきぃ(橅木あきらカブラギアキラ)
年齢→高二
勉強→中の中
運動→上の中
過去→いじめられていた友達を、助けられなかった後悔を抱えている
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
昔の経験から何かを見据えたような目をしている。
ぷりっつと仲が良い。昔からの知り合いのようで…?
名前→ぷりっつ(翠川りゅうきミドリガワリュウキ)
年齢→高二
勉強→中の下
運動→上の上
過去→昔いじめられていた。
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
おちゃらけているが自己犠牲精神が強い。
あっきぃと仲が良い。昔からの知り合いのようで…?
名前→ちぐさ(草薙千秋クサナギチアキ)
年齢→高二
勉強→上の上
運動→中の中
過去→昔、誰かを救えなかった
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
けちゃとよく低身長ネタでいじりあっている。
生徒会長でありまとめる立場だが、あんまり上手くいってないようで…?
過去に何かあったのか、頑なに家の話はしない。
名前→けちゃ(武智弥生タケチヤヨ)
年齢→高二
勉強→中の下
運動→中の上
過去→???
トラウマ、恐怖症等
→???
AMPTAKで普段過ごしている。
ちぐさとよく低身長ネタでいじりあっている。
ふざけていてぽんこつなようだが何かを隠しているようで…?
ヘラヘラしているが時折辛そうな顔を見せる。
実は学校でいじめられている。
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シンプル体調不良
「ッ…げほっごほッ…ごほっ、ごめッ、げほっだいじょッ、ごほっごほだからッ」
「あ〜もう、今日ぐらいいいって。いつも我慢ばっかさせてるし、な?」
「〜〜ッ!んぅッ…ごほっげほっごほッ…辛いッ…」
「だよな。だいじょーぶだいじょーぶ。おれはずぅっとここにいるし、今日ぐらい我儘言ってもいい。」
「ごめッ…ちょッっと、きもッ…わるぃ…ッ」
「おkおk、ちょっとだけ待てる?」
「コクッ、」
「はい…いいよ。大丈夫だから。」
「ッ…ごぽっ、うぇっ…ごほっげほっごほッ…ふっ、うッ…うぁ…ッ」
「はーっ、はっ、ふっ…ごほっ、げほっごほッ」
「よしよし…大丈夫だから全部吐き出しちゃいな」
「んっ…うっ…うぇッ、ごほっげほっごほッッ…うぇ」
「う…ごほっ……げほっ、はぁ…はーッ…」
「もう大丈夫そ?」
「ん…だいじょ、ぶッ」
「も一回熱測ろ?で、明日になっても下がってなかったら病院ね」
「…やだッ、」
「なんで?…病院、なんか嫌?」
「ッ…む、昔ッ…親が死んだ時…ッッ」
「あぁ…そっか、大丈夫。ちょっと検査してもらうだけ、俺もいるから」
「……それでも…やだっ…」
「ん〜、じゃあ、一回熱測ろ?それで決めるし、まだ大丈夫だから」
「…コクッ」
「ッ…ごほっ、げほっげほ…!」
「38.6℃…病院行きかなぁ…」
なにこれ。
最後の体調不良には好きな人(?)を当てはめてみてください。
長ったらしいね。ウン。
主はこれをずっとメモに書いていたのだよふはははは(((
以上でした〜。おつおつおつるあ〜。
37765文字…えぐ