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番外編61『デビルズパレスでお泊まり会』後編
一回戦目開始
『フフ、負けませんよ。』
『こっちこそ!』
『ラトさんの相手は私がやります。ラムリ、フルーレ君を頼みますよ。』
『お、俺だって負けません!』
『ミヤジ。悪いけど本気で行かせてもらう。』
『こっちのセリフだ。』
『お姉ちゃん最年長2人が燃えてるよ!』
『はぁ…。胃が痛くなってきた。』
『頑張って応援しよう!みんなー!頑張れー!』
枕が飛び交う。
ボフッ!ドスッ!ボフンッ!
『はぁ、はぁ、なかなかやりますね…。ですがこれで決めます!』
『フフ、ナック君の本気が見れて嬉しいです。でも、勝つのは私達です。』
ボフッ!
『うわぁ!』
『や、やった!』
フルーレの投げた枕が当たり、ラムリが抜ける。
『す、すみませんルカス様…。』
『大丈夫だよ。よく頑張ったね。』
『ルカス、余所見してる場合か?』
『おっと。危ない危ない…。』
ボフッ!ボフッ!シュ!シュ!
激闘の末、勝ったのは――
『っ!』
『勝ちましたね、フルーレ、ミヤジ先生。』
『あぁ。2人ともお疲れ様。』
一回戦を勝ち抜いたのは地下執事。
そして、二回戦――
『俺たちは4人だから…1人抜けるか?』
『そうだね、相手は3人だし…』
『いや、構わない。3人だろうが4人だろうが白熱する勝負がしたい。』
『バスティンらしいっすね。』
『それならこのままだな。』
『ロノ君、バスティン君。頑張りましょう。』
『珍しくベリアンが燃えてる…』
『主様の隣で寝たいんだね…ベリアン分かりやすい。』
ボフッ!ボスッ!ヒュンヒュン!
『チッ。バスティンは手強いな。』
『それなら気を引く作戦にうつすっす。』
『喰らえハウレスー!』
『ふん、簡単に負けると思うなよ。』
ボフッ!
『あっ…』
『ふふ、前に出過ぎたね。ロノ。』
『くっそー!』
飴と鞭の連携プレイにより、ロノ脱落。
『バスティン、ムーだぞ。』
俺はムーを抱っこする。
『モフモフ…』
ボフッ!
バスティンの頭に枕が当たる。
『おいバカー!』
『あとはベリアンさんだけだな…って、え?』
『すぅ、すぅ…』
『寝てる?え?』
『あ、ベリアンさっきまでワイン飲んでたから酔っ払って寝ちゃったのかも…』
『飲ませすぎちゃったかな?あはは…』
ルカスがベリアンを回収する。
20
三回戦
『ユーハン、勝ちに行くぞ。』
『当然です。』
『俺も負けません!』
『シロ、勝ったら主様の隣で寝れるよ。頑張ろうね。』
『ふん…。』
ヒュンヒュン!ボフッ!シュ!シュ!
『くっ!』
『ユーハン君惜しかったね。シロ、そっちは…。』
『くらえー!』
『ハナマルさんシロさんは今一人です!狙うなら今です!』
『加勢するか…。』
枕を持ちシロの背後に回る。
ボフンッ!
『っ!我の負けか…』
『惜しかったね…。』
こうして、トーナメント戦に進んだのは
地下の3人、2階の4人、別邸1階の3人となった。
『いよいよですね!主様!』
『ムー楽しそうね…。』
『はい!』
『準決勝は地下執事VS2階執事の皆さんですね。これに勝てば最終決戦に進出し、別邸の3人と戦って勝った階が主様の隣で寝れるということで。』
『負けません。ハウレスさん。』
『あぁ。本気で来い。ラト。』
『バチバチしてるっすね……。』
『アモン、手加減すんなよ。』
『もちろんっす。主様の隣がかかってるんで。』
『フェネス君。悪いけど負けるつもりは無いよ。』
『お、俺だって負けません!』
『うわぁ……俺勝てるかなぁ…。』
『ハウレスさん頑張れー!』
『どっちが勝ってもやべぇな……。』
『やる前からやる気を無くすなんて男が廃れますよ。』
((これ枕投げっていうか…。本気の闘いに見える。))
大乱闘の末、勝ったのは2階執事の4人。
最終決戦……
別邸の3人VS2階の4人の主様の隣をかけた戦いが、今、始まる――。
『主様、子守唄ってやるからな〜。』
『私が腕枕して差し上げますからね。』
『主様!俺のこと応援してください!』
『主様、必ず勝ちますね。』
『俺の隣がいいよな、主様は。』
『今夜は寝かせないっすよ?』
『俺、頑張ります!』
(趣旨が変わってる気がする…。枕投げってこんな殺伐としてたかしら……。)
『…あー!ダメです!やっぱり俺ハウレスさんに枕を投げるなんて出来ないです!』
『ちょ、テディちゃん今そんなこと言ってる暇無いって!』
『余所見は禁物だぞ、ハナマル。』
『っぶね!』
『流石ユーハンさんっすね。抜け目がないっす。』
『主様が見てるので…負ける訳にはいきません!』
『ハウレス、テディは引き付けておいて。俺はユーハンとハナマルさんを狙うから。』
『あ、あぁ。』
テディは2階組に寝返りそうだ。
ハナマルはボスキに狙われ、アモンはユーハンに集中攻撃。フェネスはユーハンとハナマルに奇襲をかける。ハウレスはテディとジリジリと迫り合う。
『お姉ちゃんこれ枕投げっていうか…』
『えぇ…カバディみたいね。』
ふふっ。でも…みんなが楽しいそうなら…
私達は構わないわ。こうしてみんなとワチャワチャ出来るのなんて久しぶり。
私はふふっと微笑んだ。
数時間後――
『主様〜ご褒美下さいっす。』
『はいはい…。』
2階執事が勝ち、私はアモンとフェネスに挟まれ、百合菜はハウレスとボスキに挟まれていた。
『よく頑張りました…。なでなで。』
アモンの頭を優しく撫でる。
『えへへっ。』
『あ、主様俺にも…。』
(これ今日寝れるかしら……両サイドに…。)
『おい、ボスキ、もう少し離れろ。』
『あ?いいだろ別に。勝った奴のご褒美なんだからよ。』
『2人とも落ち着いて……』
((寝れる訳ない……っっ。))
ドキドキした気持ちをバレないように眠りにつく。
『すぅ、すぅ…。』
『寝ちゃったね、主様。』
『そうっすね…もう少しからかってあげたかったんすけど…』
『可愛い寝顔…。ふふっ。』
俺達は主様の手を握る。
『おやすみなさい。主様。』
『ったく。俺が隣にいるのに寝やがって…。』
『疲れてたんだろう。寝かせてやれ。』
『それにしても呑気な顔だな……』
むにぃっと、ほっぺを抓る。
『おい、ボスキ…』
『これくらいじゃ起きやしねぇよ。』
『全くお前は…』
『すやすや…』
『おやすみ、主様。』
主様の頭を撫で、眠りにつく。
めでたしめでたし…♡♡
コメント
4件
ボスキがほっぺ抓ってるの可愛すぎる!シロとかもやる気出してたりテディちゃんも可愛すぎ!最高だったよぷちちゃんいつも素敵な小説ありがとう

番外編、お疲れ様です!枕投げが完全にガチバトルになっていて、読んでるこっちまで熱くなりました🔥特に2階執事チームの連携プレイがカッコよかったです…!そして最終的に両サイドにアモンとフェネスが並んで、主様が「寝れる訳ない…」ってドキドキしてるの、すごく可愛かったです🤍最後にボスキがほっぺた抓るのも好き…笑 みんなの主様への想いが溢れてて、読んでて幸せな気持ちになりました🌙