体調不良(嘔吐表現有り)
学パロ
付き合ってます
彼女がぶっ倒れたと聞き、授業を放り投げて保健室に来た。
教論が居ないことを確認し、ガラガラ…と音を立て、扉を開く。
「えとさーん、いるー?」
「…ん、?」
カーテンの奥から、微かな声が聞こえる。
そっと近づきカーテンをめくると、顔を真っ赤にした彼女と目が合った。
「うり…?」
「そー、うり。だいぶしんどそうだね」
紅潮した肌はじんわり汗ばんでいて、思わず頬を撫でるように手を当てる。
「ん、つめた、きもちーかも…」
触ってみると想像以上に高熱で驚いたが、猫のように擦り寄ってくる彼女が可愛くて、そっちにばかり意識が向いてしまう。
「うわ、あっちー…熱計った?」
そう聞くと、ふるふると首を横に振る。
体温計は案外すぐそこにあったので、とりあえず電源を入れた。
えとさんは、寝たままだと測りずらいと察したのか、身体を起こしてアヒル座りになっている。
座っているだけでも結構しんどそうだったので、横に座って身体を支えながら体温計を渡した。
体温計を上手く挟んだあと、ゆっくりとこちらを向く。
「…きてくれて、ありがと。うり。うれしい」
そういってふんわりと微笑む。
心臓が鳴る。驚くように綺麗な表情だった。上目遣いで、頬は赤らみ、瞳は潤んでいる。
「…おー、あたぼーよ…///」
思わず目を逸らして言う。
この瞬間だけは、えとさんよりも俺の方が顔を赤くしていた気がする。
ピピピピッピピピピッ
そんな空気感をぶち壊すかのように、無機質な音が鳴る。
表示されたのは”39.4”で、これは辛いなとつい顔を歪めた。
「…なんどだったの?」
「んー、聞いたらもっとしんどくなりそーだからやめときな。」
「んー…」
頭が回っていないのか、曖昧な返事が返ってくる。それすらも愛おしいと思ってしまう俺は、ちょっと、いや大分おかしいのかもしれない。
「…うり、ちょっと、いい?」
そういって立ち上がるので、すかさず支える。
「あ、えっと…支えなくて、大丈夫。教室もどってていーよ、」
「え、なんで?」
そう聞くと、分かりやすく目を泳がせる。
よく見るとさっきよりも顔色が悪くなっているし、身体の力も抜けている。
「ほんと、大丈夫だから、」
そういってふらふらと歩き出すので、俺も支えながら着いて言った。
目的地は洗面台だったようで、あー、吐きそうなんだな、と理解する。
「…授業、あるでしょ、?」
えとさんは吐いてるところを見られたくないらしく、俺を帰らそうと説得してくる。
…が、今ここで俺が支えを外すと、彼女は床に崩れ落ちるだろう。
それくらい力が抜けきっているのだ。
「…大丈夫、吐いちゃった方が楽になれるよ、」
彼女の背中を摩る。
「ッあ…やめッ…」
我慢していた分、波が来たようだ。
「うっ…ぉえ…っ」
受け皿に、水っぽい吐瀉物が落ちる。
「…きついね、大丈夫、俺がいるから。」
俺はひたすら、背中を摩った。
吐瀉物が出なくなっても何回かえづいた後、ついにえとさんの身体から力が抜けた。
へたり込んでしまう身体を支え、口を濯がせる。
「お疲れ様、よくがんばったね」
そういって抱き上げる。
「…きたないの、みせちゃった。」
「なに、そんなこと気にしてんの?」
不服そうな彼女をベッドに下ろす。
「気にすんなよ、そんなこと。」
「…ん。」
さっきよりも顔色は良くなっており、少しホッとする。
「…ねぇ、わがままいってもいい?」
袖をくいっと引き、潤んだ瞳でそう聞いてくる。ぶっちゃけ襲いたい。
「ん、なんでもどーぞ。」
「…一緒に寝てほしい」
歯???クソ可愛いかよこの野郎。
「お易い御用」
むしろご褒美です。と言いたい。
ベッドに入り込み、小柄な彼女を抱きしめる。
顔色が良くなったとはいえ、まだまだ高熱だ。
「お気に召した?」
「ん、ありがと、落ち着く…」
すっっげぇ可愛いんですけど…
背中をぽんぽんと叩いてあげると、少しもしないうちに眠ってくれた。疲れが溜まっていたんだろう。
俺も眠くなってたので、彼女を抱きしめ直し、素直に瞼を閉じた。
ちなみに授業をサボったうりりんはしっかり叱られました。
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2000文字がんばってみましたいぇ〜〜い🤟🏻
こういうのあんまり書いたことないんで馬鹿みてえににヘタクソですがお許しください。
あの、深夜テンションで最後ら辺とかもう眠くて頭回ってなかったんでよくわからないです。なんかほんとに申し訳ございません🙇♂️
(この文章も深夜テンションで描いてますFoooooooooooooo!!!!!!)