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向井side
💙「…じっとしてろよ」
しょっぴーは、俺に向かってスマホを構えた。
…ここは無難にピースとかでええんかな?
🧡「かっこよく撮ってや!」
💙「はいはい」
カシャッ
撮った写真に納得がいかないのか、しょっぴーの眉にしわが寄る。
…かわええな、
🧡「どんな感じ?」
💙「……もっかい」
そう言って、しょっぴーはもう一度スマホを構える。
カシャッ
一枚。
カシャッ
二枚。
カシャッ
三枚…
🧡「……んふっ、」
💙「んだよ、こっちは真剣なんだよ、」
🧡「だってしょっぴー、めっちゃ撮るんやもん」
🧡「…どんななったんか、見してよ」
ぶっきらぼうなしょっぴーからスマホを受け取り、写真に目を通す。
まじまじと見ていると、耐えきれなくなったのか、しょっぴーが口を開いた。
💙「お前いつも撮ってばっかだから、」
💙「たまには…ちゃんと撮ってやろうと、思ったんだよ」
まさかの動機に、嬉しくて言葉が出ない。
💙「…でも、俺が下手すぎて、ムカつく」
💙「そんなのしか撮れなくて、ごめん」
確かに、しょっぴーが撮ってくれた俺の写真は普通だった。
正直に言うと、証明写真みたいな画角。
…でも、
🧡「ありがとう」
💙「え、」
🧡「素敵な写真やで、これ」
信じられない、という顔でしょっぴーが俺を見る。
💙「どこが…」
🧡「だって、しょっぴーが撮ってくれたから」
“いつも写真撮ってくれてありがとう”
しょっぴーがそう想いながら、
シャッターを押してくれた写真だから。
🧡「…技術的には普通かもやけど、」
🧡「しょっぴーが俺のこと大好きなん、バレてる」
💙「…うるさ、」
照れつつもしょっぴーがツッコミを入れてくる。
🧡「んで俺も、」
🧡「しょっぴーの真剣さにやられて、笑ってる」
しょっぴーが撮ってくれた俺の顔は、随分と緩んでいたから。
🧡「…俺がしょっぴー大好きなんも、バレてる」
真っ赤っかのしょっぴーに近づいてみる。
🧡「つまり、」
🧡「俺らの両想いが分かる、ええ写真ってこと」
💙「…あっそ」
更に赤くなるしょっぴーが、たまらなく愛おしい。
🧡「しょっぴー、」
💙「な、に…」
“いつも隣におってくれてありがとう”
しょっぴーにそう伝える代わりに、
俺はシャッターを押した。
カシャッ───
コメント
1件
つむじさん、このエピめっちゃ良かったです…! 向井くんがしょっぴーに撮ってもらった写真、技術的には普通って言うけど「しょっぴーが俺のこと大好きなのがバレてる」って返すの、ずるいほど甘いし、しょっぴーの照れ顔が目に浮かびました。 最後に向井くんがシャッター押すところで、またループが始まる感じがたまらん。両想いがエピソード全体に詰まってて、読んでてこっちまで温かくなりました🔥
曾
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