テラーノベル
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嗚呼、素晴らしきニャン生
福良 河村
ふP「これは可愛いお嬢さん」
ふP「真っ白な毛がとても素敵ね」
ふP「こんな月が綺麗な夜は」
ふP「僕と一緒に遊びませんか」
ニャン生は一度きり
ふP「楽しむが勝ちなのです!」
ふP「河村!!遊ぼ!!」
河「ごめんね、これから散歩に行かないと行けないから」
ふP「散歩ねぇ、…」
あなたを縛る首輪は
噛み千切ってあげましょう
河「野良猫のどこがいいんだか、」
ふP「説明しよう!」
野良は最高ニャンニャンニャン♪
ふP「魚くすねて、ハト追いかけて」
昼間は働く人間を
尻目に屋根の上で夢うつつ
あなたも自由にニャンニャンニャン♪
ふP「ね?ほら、知ってる子たくさんいるでしょ?」
素敵な仲間も紹介しましょう
さあ、その窓を開いて
ふP「飛び出すのです!」
河「これは気ままな野良猫さん」
河「闇の中目だけが光ってる」
河「随分口が上手だけど」
河「私はバカな女じゃないわ」
ニャン生は一度きり
河「だからこそ飼われるのよ!」
ふP「ぐぬぬ…」
ブランド首輪の価値が
河「あなたには分かるかしら?」
ふP「飼い猫のどこがいいのか教えてよ!」
河「仕方ないなぁ、」
私は優雅よニャンニャンニャン♪
河「美味しい食事にふかふかベッド」
水はちょっぴり苦手だけど
河「毎日シャワーだって浴びれるの」
ふP「う、羨ましい… 」
河「でしょ?」
それに比べてニャンニャンニャン♪
河「あなたは誰に守ってもらうの?」
ふP「そこら辺の人とか、?」
河「明日車に轢かれるかも」
河「知れないじゃない!」
ふP「そんなの分かんないじゃん!」
河「東京は車が多いんだよー」
ふP「そんな強気なとこも素敵です」
ふP「一層あなたを好きになりました」
河「あら正直ね、でもそんなやり方じゃ」
河「ココロ揺らがないわ」
ふP「追加で教えてやろう、!」
河「なにを?」
僕の夢はニャンニャンニャン♪
ふP「いつかはこの街を飛び出して」
ふP「はるか北の国に旅して」
ふP「オーロラをこの目で見ることです」
そこにあなたがニャンニャンニャン♪
ふP「居てくれたらなんて素敵でしょう」
ふP(だけどそれは叶わないらしい…)
河「僕だって、」
ふP「僕だって、?」
生き方はニャンニャンニャン♪
河「そう簡単には変えられないの」
河「それに私を飼っている」
河「女の子を一人にできないわ」
ふP「あ、ちょうちょ!」
話の途中よニャンニャンニャン♪
ふP「またね!河村!」
河「あらもう行っちゃうの?ねえちょっと!」
河「明日もここに来ていいのよ」
河「待ってるから…(笑)」
コメント
2件
神と言っても過言ではない