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死ネタ
アフロディと風丸は姉妹です。女体化してます。風丸が死にます。ヒロトとは結婚していて同棲もしています
「夢のまた夢」
ある日、僕と一郎太が実家に帰ろうと用意をしていた。僕は鞄に荷物を詰め終わって、一郎太よりも早く出かける準備が終わった。
一郎太」姉ちゃん終わったの、なら俺の手伝ってよ
と、風丸が僕を呼び寄せた。僕は丁度暇だったので風丸の手助けをした。
「君はもう」
僕達は、旅の準備が終わったので、早速家を出た。駅に着くまでに電車が通る路線を3本通らないと行けない。それまで、僕達は中身のない話していた。1本目の路線に着いた時。電車の柱が閉まった。すると、小さい犬が路線に飛び出してきた。風丸はその犬を追いかけ路線に出た。すると、丁度その時電車が犬と風丸を轢いた。
「夢から覚めて」
照美」はぁ、はぁ……
夢…か。本当に嫌な夢だ。またか。最近毎日のように見ている。風丸が死ぬ夢。毎回毎回、僕は追い詰められて居るような気がしてろくに食事も出来ていない。毎日吐いてばかりなのでヒロト君もとても心配している。ごめんね。ヒロト君。
ヒロト」アフロディ、お前。
その一言で分かる。食事のことだ。流石に3日も断食しているからかとても心配そうな顔でこちらを見る。
ヒロト」…今日は、食えよ?じゃないとお前死んじゃうぞ。
照美」…うん、でも。
ヒロト」食え!
大きな声で怒鳴る。こんなヒロト君は初めてだ。
ヒロト」風丸のこと気にしてんのは分かるけど……お前まで死んだら意味ねぇだろ…
ヒロト君の言う通りだ。いつもは人のことなんて気にしないヒロト君だが今日は違う。
ヒロト」それに、風丸だってそんなこと望んじゃいねぇだろ
照美」!!!
僕はヒロト君のその一言で目が覚めた。僕は、僕は…。一緒に死んだら、一緒にそっちに行ければ風丸に、一郎太への罪が軽くなると思っていたんだ。けど、それは間違いだったんだ。
ヒロト」アフロディ、いいか。お前が死んだら風丸はもっと悲しくなる。それで罪が軽くなるなんて思うな。あれは事故だ。お前が悪いわけじゃない。かと言って他の奴が悪いわけでもない。アフロディ、いや、照美。自分を大切にしろ。
あぁ、僕は。僕は、この言葉が欲しかったんだ。僕は床に崩れ落ちた。そして、自然と涙が溢れていた。きっと、ヒロト君の言葉が僕を救ってくれたんだ。僕は心からヒロト君に感謝した。
ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹